インディペンデンス・ディ:リサージェンス

1996年に公開されたインディペンデンス・ディの続編です。インディペンデンス・ディは私の映画歴史の中で長い間、好きな映画ベスト1に輝き続けた特別な映画です。その後2011年に八日目の蝉がベスト1になるまでの15年もの長い間、私はこの映画が大好きでした。

友人にこの映画を観に行こうよと誘われましたが、この映画は特別な映画だったため、1人で厳粛な気持ちで観に行きました。映画監督も同じだったせいか登場人物もちゃんと大人になって(20年後の設定で)繋がりがあり、続編という感じです。とても少ない可能性の中から少しの希望の光を求めて、命がけで達成しようとする行動力はあの時と同じものでした。皆が熱い気持ちになり何かの目標に向かって行動する。私はこの映画のそういう部分が多分好きだったのです。

1996年当時、私は税理士試験の受験生でした。勉強でくじけそうな気持ちにも何度もなりましたが、この映画を見て、私の夢なんてこの宇宙スケールの大問題に比べたら小さいもので、この映画の中の問題より私の勉強に対する問題の方が遥かに達成しそうな予感がして私にとってこの映画は応援映画だったのかもしれません。

この映画を見て2011年でベスト1に輝いた八日目の蝉を超えてしまったらどうしよう!と多少ドキドキしながら観ましたが、それはありませんでした。それはこれが前作に比べて見劣りするとかそういうことではありません。前作並みに良い映画でした。でも、私自身が変わってしまった。早く言うと年を取ってしまいました。今はそんな映画よりもっと、泥臭いそして人間臭い現実味のある映画が好きです。これが大人になることかな・・・と20年の歴史を感じずにはいれない映画でした。