財務諸表の見方Ⅰ

財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)は経営者にとっては切っても切れない存在になります。財務諸表がなくては正確なところの利益や売上などざっくりとした感覚でしか分からなくなってしまいます。設備投資をしたい時も、キャッシュで買えるのか。それとも借入が必要かなども財務諸表が判断の基礎となります。

財務諸表は英語と同じで苦手意識を持つ人も多く居ます。でも自分が経営者だとしたら、顧問税理士等を使いできるだけ早いうちに見る力を養って下さい。うちには良く分かる財務部長がいるから自分は何も分からなくても大丈夫など言わず、必ず習得してほしいのです。ただ、細かいところはいいです。経営者は財務諸表を俯瞰して見ることが出来れば合格で、いつもとちょっと違うところや変な数字が出た時などはそれは担当者に聞いて調べれば良いのです。

業界ごとに財務諸表は特徴があり、例えば病院などは人件費率が50%以上あったり、スーパーなどは売上は大きいけれど利益率は2%程度だったりします。それぞれ目標とする同業者の財務諸表などと比較して自分の組織と比べてみると、その特徴が分かったりします。財務諸表は習うより慣れよ!少しずつ読めるようになってきます。是非、お試しあれ