太陽は動かない

週末に「太陽は動かない」を観てきました。まだ始まったばかりの映画なので以前に比べるとまだまだですが、まぁまぁ人は居ました。藤原竜也氏と竹内涼真氏が出ています。私は藤原竜也氏の演技には以前から一目置いているので、当然ながら観てきました。藤原竜也氏はかっこいい役も、情けない役も、弱弱しい役も、情熱的な役もこなせるマルチな俳優ですが、今回はかっこいい役でした。始まったばかりなのでネタバレはどうかと思いますのでネタバレしない程度に感想を言おうと思います。

これ日本映画なの?これが感想です。内容はミッションインポッシブルのような、007シリーズのような今まで日本映画ではあまり見なかったハードアクション映画です。とてもハラハラするし、これ演じている方は大変だろうなぁと思いました。また、日本映画独特の何も言わない感情みたいなものも伝わってきて、藤原竜也氏が演じる鷹野が竹内涼真氏が演じる田岡を命がけで救い出すシーンは、4歳の時に救えなかった自分の弟に対し、今度は絶対救ってやると田岡に自分の弟を投影している感じがしました。

竹内涼真氏も強いだけではなく、人間の弱い部分もあからさまに言うところなど、とても弟気質で人間情緒が溢れていて良かったです。竹内涼真氏はすぐ泣くけど人間らしくて強い役がぴったりですね。鷹野は感情を表に出さず黙々と仕事をこなす。でも決して情熱がないわけではなく、むしろ内なるエネルギー負けない力みたいなものは人一倍備わっている人物です。反対に田岡は弟気質で感情を表に出しますし、不平や不満なども隠しませんが、それでも鷹野を信用していて共に戦おうと誓います。この性格の違いがナイスコンビを生み出しているのだと思いました。楽しめる映画でした。