リーダーになる人のたった一つの習慣


この本を読み始めた途端、あっこれ小説形式バージョンで読んだことがあると気が付きました。でももう1度読み返してみました。ある有名コンサルタントの元で学んだ3人の人が赤字のカラオケ店3店をそれぞれの店長として1年という期限で黒字化させるという話です。それぞれ特徴のある店舗を各々のやり方で奮闘します。

挑戦者は武田さん=(一流大学を卒業後、外資系コンサルタント会社に勤務しマーケティングに精通している。仕事は緻密で用意周到。失敗の経験のない自信家)
五十嵐さん=(メーカーで企画部に所属。性格は明るく常に前向きで発想力が豊か。もっと自分の好きなように仕事をしたくて独立を考えている)
間宮さん=(総務畑一筋。コツコツと努力を続けるタイプで人と人のつながりを何よりも大切にする。いつか自分でも会社を興せないかと模索している)の3人、
一見、武田さんが一番早く確実に黒字化出来そうな印象を与えますが、そうではありませんでした。五十嵐さん、間宮さんが先に黒字化して2人に助けられながら武田さんが最後に黒字化します。

経営は分析やテクニックよりも、もっと大事なものがあるというのが良くわかる本です。

この本には何個もの格言が出てきます。その中で気になったものを3つ紹介します。

「最も大きな壁とは、自分の感情という壁である」
「悩んでいる時間が長いほど、抜け出たところには、強い信念が待っている」
「どんな仕事であっても、そこから得られる最高の報酬は感動である」