スタンフォードの自分を変える教室



はじめに「誘惑や依存症に苦しんだり、物事を先延ばしにしたり、やる気が出なかったりして、困った経験のある方々(つまり、すべての人)に本書を捧げます。」とあります。そう、この本は自分の目標達成のためにやるべきことを何故途中で挫折してしまうのか。ということをあらゆる側面から検証しています。みんななりたい自分ややりたいことがあって、そのためには何をしたらよいかを考え実行しかけるも長続きせず挫折する。人間であれば誰しも体験することだと思います。

この本は「意志力」についてスタンフォード大学の超人気講義を日本語訳し本にしました。様々な角度から意志力について研究しており、そう言われるとそうだよな。と納得することばかりです。

ひとつ例にあげると、人は良いことをするとその逆の悪いこともしたくなるそうです。だから、ダイエットをしようと決意した人が数日間それを実行して、たまたま久しぶりに会う友達にケーキバイキングに誘われ、まぁ、今日だけはいままで頑張ったご褒美と山ほど食べてしまうのはごく当たり前の衝動だそうです。そう言えば、私も受験勉強中、勉強漬けになると、その反動で普通の人以上にアクティヴに遊んだような気がします。

自制心は筋肉に似ていて、怠けようと思えばいくらでも怠けることができ、鍛えることもできるそうです。様々な角度から考察しているので飽きずに読むことができます。

この本によると、出世も勉強も寿命も「意志力」が決めるそうですよ。10年後今より輝きたい方、是非読んでみて下さい。