税理士・司法試験・公認会計士合格者推移



税理士業界は今最も忙しい時期でいわゆる繁忙期を迎えています。12月の年末調整から始まり、1月の法定調書・償却資産税の申告、そして2月から3月は確定申告で忙しいのです。4月にちょっと一息ついて5月は最も忙しい3月決算申告です。最も忙しいを3月と5月の2回使ってしまいましたが、それは事務所によって違います。3月が一番忙しい事務所もあれば5月の方が忙しい事務所もあります。私の事務所は5月の方が忙しいです。

こんな季節労働者のような税理士業務ですが、以前繁忙期に習い事をすすめられた時に 今は繁忙期なので6月になったらと断ったら「お仕事はイベントコンパニオンかなにかですか?」と言われたことがあります(笑)

そんな税理士業界ですが、ここ数年の主な国家資格の合格推移は上記のようになっています。税理士試験は私が合格した年もそうでしたが、1000人ちょっとで安定しています。ところが司法試験と公認会計士試験は平成18年・19年ころから急増しています。

合格者数が高くなったから受かりやすいと思う人もいますが、その頃から弁護士になっても食べられない(いわゆるイソ弁、ノキ弁)、会計士合格しても監査法人の就職先がないという会計士浪人が増加しました。税理士は今のところそのような事にはなっていません。むしろ、国家資格5科目合格者は今でも引っ張りだこです。

特に仕事をしながら税理士の資格取得を目指されている方は、今の時期仕事との両立が厳しくなっている時だと思いますが、この忙しさは6月まで続くわけではありません。もうひとふんばりです。