ふるさと納税(マニアック編)

ふるさと納税については多くの国民に周知されてきて、私が行っている顧問先の確定申告でも2014年にはあまりなかったものが昨年2015年には多くの顧問先がふるさと納税を経験されていました。また、平成27年4月の税制改正により「ふるさと納税ワンストップ特例制度」ができたことにより、確定申告をしないサラリーマンやOLにもやりやすくなり、多くの方たちがふるさと納税をしたのだと思います。
ワンストップ特例注意点.pdf

私も顧問先からの問い合わせに対応するため初めて2014年にふるさと納税をしてみました(体験記については2014.4.9のブログ「ふるさと納税体験記1」をご覧ください。)が、今回は返礼品の中であまり宣伝されていないけれど、面白かったものを3つご紹介いたします。

まず、島根県松江市の松江大根島牡丹(写真)です。お正月の飾り用らしいのですが、何しろ立派です。大きな牡丹の花が2つ咲いて年末から年始にかけて咲き続けます。華やかな牡丹に癒されます。写真では大きさが伝われないかもしれませんが、兎に角立派な花が凛と咲きます。





つぎに、熊本県芦北町の5本指ストッキングです。これは5本指ストッキングなのですが、指1本1本にネイルをしたような模様が入っています。履くとネイルをしているかのように見えます。あと、普通のストッキングも入っていますが、これがビックリするほどしっかりしたストッキングで、特にお尻の部分の作りが繊細で立体構造になっています。人生多くのストッキングを履いてきましたが、一番丈夫で高級感のあるストッキングでした。女性にお薦めです。


そして、岐阜県関市の関の逸品爪切り、ハサミセットです。関市は刃物のまちとして有名ですが、流石刃物のまちというだけあって、抜群の切れ味です。この爪切りを使ったら他の爪切りは使えないという位のものです。どうですか?たまにはこんなマニアックな返礼品も良いのではないでしょうか?



パスワードの設定

銀行や様々なサイトではIDとパスワードが必要だったりします。他のものと被らないようにしたりはしているとは思いますが、定期的に変更する必要があるものなどは、どうされていますか?銀行や金融系のサイトではパスワードを定期的に更新するように勧められたりします。確かにその方が安全だけど、パスワードが分からなくなっては身も蓋もない。と思う方も多いと思います。

忘れないように!でも安全にパスワードを変えるにはどうしたら良いか?例えばパスワードに0(ゼロ)とO(英文字のオー)が入っている場合、偶数月と奇数月によって0とOを交互に使ってみる。2(数字)とZ(英文字のゼット)なども応用できます。また、一部大文字にしたり小文字にしたりしてみる。など、ベースをそれほど変えないで一部を変える方法であれば、それほど苦労してパスワードを設定しなおすこともしなくて良いかもしれません。パスワードが12桁の場合、9月なら9番目の文字だけ大文字に、10月なら10番目の文字だけ大文字にというのも忘れにくいかもしれません。

その他に何か今の目標となるキーワードを設定して、達成するたびにまた違う目標のキーワードを設定するというのも面白いですね。パスワードを入力する度に今の自分の目標を再認識できるので一石二鳥です。今はインターネットの時代、パスワードの設定は避けては通れません。こまめに変えて、でも忘れにくい工夫をしてみて下さい。

モチベーション

オリンピックが始まりました。ボチボチ結果が出てきて、日本の主要種目の柔道では、銅メダルが続出しています。みんな金メダルが欲しかったと悔し顔です。必ずしも実力通りにいかないのが戦いで、運も実力のうちと言いますが、その結果に嬉しかったり、悔しかったり、オリンピック真っ最中にイチローが3000本安打を記録してこれは嬉しいの一言ですが・・・

ここまで試合のためにモチベーションを維持するのは大変なこと。体だけでなく、心の管理も大事です。明日からいよいよ税理士試験です。8月9・10・11日毎年火曜日水曜日木曜日です。山の日は関係ないようです。受験生にとって、これが自分のオリンピックだと思います。どうか実力が発揮できますようにお祈りしています。



介護支援取組助成金改正

2016年5月20日のブログで「介護支援取組助成金」のお話をしました。実際に介護休暇を取らなくても制度を作るだけで助成金がもらえるお得な助成金だと紹介しました。やはり、お得過ぎたのか大盤振る舞いと感じられたのか。今回改正になりました。要件は3つだった(2016.5.20カテゴリーFPを参照)のですが、さらに要件が2点追加になりました。
○介護関係制度の設計・見直し
○働き方改革
具体的には添付資料をご覧ください。もともと制度設計に対しての助成金だったのですが、働き方改革では3か月経過後一定水準以上の実績を求めています。ちょっと取りにくくなりました。まぁ、出た当初は太っ腹すぎると思っていたので、この程度の厳しさは普通ですが・・・
なお、この改正は6月24日からになります。それまでに申請した人はラッキーですね。
介護支援取組助成金 改正.pdf
介護支援取組助成金 詳細.pdf

ビットコイン

ビットコインは、仮想通貨とも次世代通貨とも言われています。数か月前までは得体のしれない怪しい通貨というイメージでしたが、先日、三菱東京UFJ銀行が仮想通貨の研究開発をしているということで話題になりました。電子マネーはすっかり、世に定着してきました。Suicaだの。PASMOだの。WAONだの。nanacoだの。何かしら使ったことがあるのではないでしょうか?電子マネーの良いところは、小銭を持ち歩かなくて済むし、お釣りの確認などが必要ないところでしょう。

それでは、電子マネーと仮想通貨の違いは何でしょう?電子マネーは業者(お店)での支払い時に使えます。でも個人間の支払いには使えません。また、電子マネーは原則として国内での取引で使用することができ、海外では使えません。ところが、仮想通貨はインターネットやスマートフォンで個人間でのやり取りができ、かつ、振込手数料(振替手数料)もわずか数円だといいます。

振込手数料って高いですよね?ところがこの手数料がわずか数円だとすると、企業でも将来的には仮想通貨取引になるのではないでしょうか?また、世界の誰かが何かの目的で寄付を募ったとして、それが為替手数料なども振込手数料などもほぼ関係ない仮想通貨で取引されるとしたら、100円相当額でもやってもいいと思いますよね。仮想通貨自体が安全だと確認できた途端、世の中全体が仮想通貨であふれてくるような気がします。

三菱東京UFJ銀行が研究している仮想通貨は1コイン1円らしいですが、将来的には円とかドルとかユーロとかそういうもの自体が無くなって、何かの仮想通貨単位になるかもしれません。最近、近未来を感じる事柄が多くなってきたような気がします。

介護支援取組助成金

今年度に新設された助成金です。この助成金は、仕事と介護の両立に関する取り組みを行った場合に助成金が支給されます。ポイントは従業員が実際に介護休暇を取った時に助成されるのではなく、会社が制度を作ったことに対し、助成されるという点です。実際に介護休暇を取得していなくても助成されるので企業からするとおいしい助成金です。要件は下記3点です。

①社内アンケート実施(従業員の仕事と介護の両立に関する実態把握)
②社内研修の実施・リーフレットの配布(介護に直面する前の従業員への支援)
③相談窓口の設置および周知(介護に直面した従業員への支援)

①~③は厚生労働省の指定する様式があります。リーフレットなどは、ほぼ完成した状態です。助成額は60万円で1企業1回のみの支給となります。経済産業省系の補助金は取るのにハードルが高いですが、厚生労働省系の助成金は要件を満たせば取れるものばかりなので是非、ご活用下さい。

介護支援取組助成金.pdf

相続信託

何件かの顧問先から相談を受けました。銀行から相続信託のパンフレットをもらったが、これはやった方が良いか?という相談でした。パンフレットを読んでみると、相続が発生した場合、遺産分割協議書を作成して、金融商品名義を相続人に名義書き換えするというものでした。遺産分割に際し揉めた場合の弁護士費用は別料金。揉めなかったとしても相続税の申告をする税理士費用は別料金とのことです。報酬を計算したら、資産の額の〇%となっているので、その顧問先で計算したら、500万円位になってしまいました。ちょっとびっくりしました。遺産分割協議書を行政書士に依頼して、金融商品の名義変更も依頼して10金融機関位あったとしてもトータル50万円あればできます。何と10倍!かなりびっくりしました。

相続の金融機関の名義変更は1件3万~5万あれば充分できますし、自分でやることも大して大変なことではありません。難しい専門的知識もいりません。ただ手間がかかるだけです。銀行がやることとは思えません。お気を付けあそばせ・・・

役員変更登記の期限切れ注意

平成18年に商法改正が行われ、取締役・監査役ともに任期が10年に延長することが可能となりました。以前は取締役2年監査役4年だったため、殆ど役員変更のない中小企業などは負担が軽減されました。ところが、次の登記が10年後なので忘れてしまいます。平成18年の改正時に行ったのであれば、もうそろそろ10年です。

役員等の変更がなかったとしても、10年ごとに重任の登記をしなければいけません。もし、任期を忘れて選任決議を行わなかったり、登記を忘れてしまった場合は、100万円以下の過料が科せられます。実際には遅延した期間に応じて数万円から10万円程度を請求されるようですが・・・

そして、最後の登記から12年経過しますと、自動的に解散登記されてしまいます。知り合いの顧問先が勝手に解散されてしまい、復活させるのが大変だったと言っていました。役員変更登記の時期と定款の内容を一度確認してみてください。

社会保険加入者の拡大(平成28年10月~)

社会保険(健康保険・厚生年金)に加入している事業者で働く70歳未満の人は、社会保険の被保険者になりますが、パートタイマーなどで労働時間と労働日数が正社員の4分の3未満の人は加入しなくても良いことになっています。ですから、労働時間や労働日数を調整しながら(配偶者の扶養の範囲内で)働く労働者が多くいます。

それが今年10月1日から改正になります。以下の4要件に該当する場合には、社会保険加入者となります。
①1週間の労働時間20時間以上
②給与月額88,000以上
③勤務期間が1年以上見込まれること
④学生でないこと
なお、この制度は501人以上の企業の従業員が対象となります。これにより新たに25万人が社会保険の対象になると言われています。500人以下の企業については今回は見送られましたが、平成31年9月30日までに検討されるので以後対象となる可能性はあります。

上記の改正に伴い、標準報酬月額表の下限が98,000円から88,000円に変更になります。また、中小企業は対象にならないから関係ないと思われがちですが、例えば、妻が大手スーパーなどで社会保険の対象になった場合、扶養から外れたりするのですが、家族手当等の適用からも外れる可能性がありますので注意が必要です。

おそらく③と④はすぐに判定できますが、①と②は2つの要件を両方満たすと適用になりますので、この改正は10月からですが、企業としてはもっと早めの対策が必要になります。従業員と話し合い、どうしても社会保険に加入したくないならば、その分①と②のどちらかを満たさなくするような対策をしなければなりません。人の追加採用も考えなければいけないかもしれません。4月から給与改定を行う企業も多いので早めの対策をお勧めします。

PCによるブルーライトをカットする方法

ブルーライトは人間が見ることができる光の中で最も波長が短く強いエネルギーを持っていて、角膜や水晶体で吸収されず網膜まで到達することから目や体に悪影響(目の疲れ、睡眠障害、精神障害など)を与えると言われています。少し前にブルーライトカット眼鏡が流行りましたが、眼鏡をかけずにPCの設定でブルーライトをカットする方法があります。

インテルグラフィックスコントロールパネルが入っているパソコンでのみ有効になります。ちなみに私のパソコンには付いていました(知らなかったけど)
1.デスクトップの空いているところで右クリック
2.「グラフィックプロパティ」を選択
3.「ディスプレイ」を選択
4.色調整で「青色」を選択
5.明るさ(明度)を「-20」に修正
6.「摘要」を押す。
これで完了です。摘要直後は何となく画面が変わったような気がしますが、すぐに慣れました。是非お試しあれ。


遅ばせながら、3連休に初詣行きました。今年も気を引き締めて頑張ります。今年は仕事に関係のある資格をいくつか取得したいと思っています。プライベートでは着物を着る機会があればできるだけ着たいのとお寺や神社めぐりやつまみ細工などの日本文化に触れたいと思っています。