あけましておめでとうございます


今年もよろしくお願い申し上げます。年末年始はどのように過ごしましたか?私は毎年恒例の着物で初詣をしました。本堂が見えるところは混み過ぎていて写真を撮れる感じでなかったので、鐘突堂の近くにて・・・

おみくじも引きました。大吉でしたが、書かれていることは
“心をかたくもって一時の不運にあわてさわぎ思いまようてはいけません 本業をよくまもって静かにときの来るのをまちなさい開運うたがいありません”
という内容でした。今年は積極的に行動せず地道に本業をこなすのが良いようです。昨年は忙しすぎていつもバタバタしていました(馬のように常に走っていました)が、今年は本業に腰を据えて遊びも控えて(羊のようにのんびりと確実に)1年過ごそうと思います。

本年もブログを書き続けますので読んでいただけると嬉しいです。
よろしくお願い申し上げます。

性差による資格業の意識

年賀状を書く季節になりました。作成中にプリンターが壊れてしまい、宛名を途中から手書きしていて昨年の年賀状を引っ張り出して宛名を書いています。そこで気が付いたのですが、ある開業税理士の男性から昨年の年賀状に「売上はあがりましたか?」というコメントが書かれていました。一昨年は「顧問先は増えましたか?」というコメントでした。私は売上を増やすことや顧問先を増やすことに事業の趣を置いていなく、いかに顧客にサービスの提供をして息の長い信頼関係を築くかに趣を置いています。だから、毎年の友人のコメントには違和感を覚えるのです。おそらく友人は売上UP顧問先数UPに趣を置いているのだと思います。

最近、日経新聞に一橋大学の準教授の「男女の行動の違い」というコラムが載っています。それによると、ある計算問題を解いてもらう実験で報酬金額は高いが何人かの中で1番になった時だけ高い報酬が貰え、合っていても2番以降だったら報酬はゼロになるトーナメント報酬制と、報酬は低いが合っていれば確実に報酬が貰える制度では、トーナメント報酬制を選ぶのは男性ばかりだという結果だったようです。実験の結果一番高い正答率を答えたのは女性でしたが、その女性でさえもトーナメント報酬制は選ばなかったのです。

トーナメント報酬制はリスクがあり、自分の順位を推測してもらうなどして自信過剰の度合いも合わせて実験した結果、男性がリスクを取りがちで女性はリスク回避型が多いということが分かりました。これは男性が自信過剰で楽天的だから、女性は自己評価が低いことが報酬水準の性差に結びついていると言っています。

でもこれは性差というより、環境要因、つまり、フランスの作家ボーボワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と有名なフレーズを例にあげ、小さい頃から危険を伴う遊びに挑戦する男の子は褒められ、女の子には家庭的なおもちゃが与えられるといったジェンダーの刷り込みも影響しているのではないかと言っています。

そういえば、私にも3歳年下の弟がいますが、受験期が重なっていたため、弟は男の子だからそちらの受験を優先したいので出来れば就職してほしいと親に言われたことを思い出しました。女性だけの姉妹の場合そういったことはないようですが、兄弟・姉妹に男の子が居ると多くの場合、親の期待は女の子ではなく、男の子になるというのを経験した人も多いと思います。

そうはいっても、お前はリスクがある開業をしているじゃないか。と言われそうです。確かに母親に「女の子は誰と結婚するかによって人生が決まるから貧乏な人と結婚したら一生苦労する」と言われましたが、私は心の中で「それなら自分で稼げばいいじゃないか。男性に頼らずに・・・」と思っていました。その反面教師から開業したのかもしれません。(苦笑)

資格業というもの

資格業は年々厳しくなっていると言われています。今から50年前の税理士の1社当たりの顧問料は女子経理従業員の給与相当額だったと言われています。今は、大きな顧問先でない限りそんな顧問料はもらえませんね。また、弁護士や公認会計士などの花形資格でも今ではノキ弁、イソ弁、浪人会計士という名前まで有名になってしまうほど、誰でも資格さえ取れれば後は明るい未来が待っていますというものでもありません。行政書士などは国家資格でありながら、資格を取っても独立することさえ困難とまで言われています。資格業の未来は明るくないと言われます。そんな中、一人で2~3000万円稼ぐ行政書士2人の話を聞きました。

1人目はバスの運行計画書を作成して役所に提出するのを専門に扱っている行政書士です。バスは道路交通法に則って計画しなければならず法令が変更される度に提出しなくてはならないため、法律も熟知していなくてはできません。各バス会社と契約していますが、提出時期が重なるのが玉に傷だと言っていましたが、何かに特化して専門的にやれば行政書士でも充分稼ぐことができます。

もう一人はどこの国かは忘れましたが英語でも、中国語でも、イタリア語やドイツ語でもない、あまり聞いたことのない言語を扱う国の帰化申請や法令手続を専門に扱う行政書士です。その方はその言語を3年かかって習得し、ほぼ国内のその国の法令手続はその方がやっているようです。マイナーな国の国内居住者はほぼコミュニティが出来ていて、1件やればあとは芋吊式だと言います。やはり外国人の方もその国の言語を話せる方の方が安心できますしね。

行政書士の扱う業種は多岐に渡ります。この2人に言えることは業務を広げず1つの分野に対し、圧倒的に他者を引き離す豊富な知識量を持つことです。それには努力がつきものです。ここまでやられたら、周りの行政書士は畏れ入りました。と頭を下げるしかないと思います。資格業を行う者はある程度の覚悟が必要なんだとつくづく実感しました。

HEROから学ぶこと

ドラマHEROが9月で終わりました。久利生検事は中卒で多少ぐれていた時、警察沙汰になりその時担当してくれた検事に救われたことから検事になりました。最終回で久利生検事に事務官が聞きます。「検事になって良かったですか?」久利生検事は答えます。「うん。どんなことがあっても、ブレずにいられるから・・・」

検事と税理士は仕事は違いますが、法律に携わる仕事という面で共通しています。法律が基準となっていつも正しい方にブレずに仕事をしているんですね。私も頑張ろうと思いました。

法律(税法)はよく難しいといわれますが、法律の前に常識が必ず存在します。だから法律(税法)では決まっていなくても、それってどうなの?と常識的に考えておかしいと思うことは後付けで法律(税法)が決まっていくという歴史があります。

ただ、形式的に法律(税法)が決まっていたとしても、それが常識的に考えておかしいと思うことは、私たち税理士は声をあげておかしいと言っていかないといけないのだと思います。それが私たち税理士の存在意義であり、税務のプロとしての使命なのです。常識という基準の基に税法があるということをブレずに判断していきたいと思います。

息抜き

カテゴリー資格では、資格に関する事柄を書いていますが、たまには違った目線で書きたいと思います。

私の業務は年間を通じて11月から5月が忙しく、6月から10月は比較的暇なのですが、今、何故か忙しいです。相続税の申告業務、新規の顧問先の初決算、税務調査、セミナーも7月1本、8月2本、9月1本、10月3本抱え資料は作らないといけないし、本の改訂版の原稿の締め切りも10月だし・・・とバタバタしています。いつもなら、まったり過ごすこの時期に週末も仕事をしなくてはいけない感じです。

みなさんは忙しいときの息抜きはどうされていますか?人それぞれだと思いますが、私は専ら温泉です。温泉でまったりしてマッサージ(整体)をすると極楽です。仕事で気が張っている状態と体の全ての力が抜けている状態のメリハリが私にとってはリラックスに繋がります。

それと、たまにお香を焚いたりアロマを焚いたりしますが、ラベンダー、ジャスミン、ネロリ、イランイラン、クラリセージなどのアロマはリラックス効果もあります。アロマポットなどがない場合はカップにお湯をいれアロマオイルを2~3滴垂らすだけでも違います。是非おためしあれ。

何だかすっかり秋の雰囲気になってきましたがスポーツや紅葉も楽しむつもりですが仕事も頑張ります。みなさんも自分なりの息抜きをして下さいね。

税理士登録者数

今日から3日間、税理士試験です。毎年真夏の暑い時期に火曜日・水曜日・木曜日の3日間試験が行われます。26年3月末日現在の税理士登録数は74501人でそのうち女性税理士は10312人です。女性がやっと10%を超えてきました。

平成25年度の新規登録者は2906人。そのうち試験合格者が876人、国税OBや大学院免除者が1468人、公認会計士による免除が510人、その他免除52人と国家試験でありながら試験合格者は全体の30%の登録率です。

試験を受けている側にすると苦労して何年も暑い真夏に受験して合格することに意味があるのかと思う人もいると思いますが、その苦労は決して無駄にはなりません。税理士になってから確実に実力の差として表れてくるし何しろ国家試験5科目合格者の就職率は引く手あまたです。

今の苦労は確実に後の宝となります。精神的にも負けずに乗り越えて下さい。

HERO

ドラマHEROが始まりました。このドラマは2001年にやっていたドラマなのですが、今までに見たテレビで最も好きなドラマです。当時私は税理士試験に合格したばかりで、税理士になった途端難しい案件を投げられ四苦八苦しならが仕事をしていました。試験は受かったものの、実務の難しさを実感し落ち込んでいる時に、このドラマを見て仕事に向き合うことの大事さ。プロってここまでやるんだ!と誠実にしっかり仕事をしていれば、いつか目の前が拓けてくる。と信じ、このドラマに励まされ仕事をしたものです。

このドラマはすぐに続編がでるだろうな。と思っていたのですが、短編や映画は出たものの続編はでませんでした。あれから13年。ようやく続編が出たところです。

主人公のキムタクは20代後半でしたが、40代になっても相変わらずの気怠い服装で仕事をしています。でも、相変わらず緻密でまっすぐな仕事をしていました。この仕事に対する姿勢を見て、私もまわりや利害関係に振り回されず、緻密でまっすぐな仕事をしようと当時思ったのです。

今の私はどうでしょうか。キムタクと同じように年をとったわけですが、仕事にもすっかり慣れ税務調査なども何十回とこなし、税理士になりたての頃の税務調査は緊張の連続でしたが、今は税務署がどんな方向から来ようが動じない図太い神経にまで成長しました。

ただ、ふと思ったのです。私はあの頃のように緻密な仕事をしていないんじゃないかと・・・税理士になりたてのころは条文の細かい部分まで頭に入っています。ただ、細部にまで拘りすぎて全体を見るのが弱かった。今は逆です。全体を見渡せるようになったから重要なことはミスしないけど、細かいところが弱くなったような気がします。13年経ってもキムタクはあんなに緻密なのに・・・ちょっと反省しました。初心に戻り頑張ります。

努力と効果2

前回のこのカテゴリーで、あと1.5キロ痩せたい旨お話ししました。2キロはすぐに痩せましたが、あと1.5キロがなかなか痩せません。いろいろお試しでやってみて、ある時ダイエット系のお店でポスターが貼ってありました。そこにはビフォーアフターで女性の写真が貼ってあって、何とアフターの身長と体重が私の1年前の身長と体重と一緒でした。彼女は15キロ位痩せたようで、ビフォーはぽっちゃり系ですが、アフターは痩せ細って骨っぽくとても魅力的とはいえない不健康そうな、ご飯をまともに食べられないようなそんな印象でした。日本人は痩せていれば痩せているほど良しとする傾向が多少ありますが、これは違うんじゃないか。。と思った次第です。

私はマックスから2キロ痩せて現在BMIが19.03です。この数値は標準ですが、あと1.5キロ痩せたら18.43になり低体重になります。今のままでいいんじゃないか。と思いました。

ただ、体重の割に体脂肪率が高いのでここを何とかしようと・・・体脂肪率も骨格筋率も28%以上あります。骨格筋率もほぼ同じくらいの数値ですが、いつも0.1%から0.2%負けていて、ここ3週間体脂肪率より骨格筋率が多かった日は5日だけです。ですから、目標を変えました。体重の減量ではなく、体脂肪率を少し下げて骨格筋率の方が少し多い状態をキープするという方に・・・先日、体脂肪率が27.9%骨格筋率が28.5%と骨格筋率が大幅に勝利して気分が良いところですが、少し油断するとすぐ逆転を許してしまうので、もう少し離したいです。体脂肪率26%骨格筋率29%位になればいいのですが・・・

言いたかったことは、自分が信じて目標としていたことが時には間違っている場合もあるということ。私が20%体重が増加したという話を友人にしてもそれはマズイね。と言ったのは2~3人で、殆どの人は今の方がいいじゃん。ちょうどよくなったよ。と言うのです。他人事だと思って・・・と感じていましたが、それは本心で言ってくれてたんだと思いました。そういえば、ますます元気で、ちょっと太ってからの方が体力もありますし、風邪もひきません。

自分の事は、自分が一番良く分かっていないと感じました。たまには客観的にみて、(私の場合は激やせした他人のポスターでしたが・・)正しい道に行くことが大事ですね。

努力と効果

資格試験を目指すとき、自分の努力に対して効果が出れば限りなく合格に近づきますよね。努力をしても効果(例えば模擬試験の結果)が出なければ落ち込みます。多分、どうすれば(努力)。良くなるのか(効果)。は人それぞれ・・・私も今までどうやって資格を取ったのかはブログで書きましたが、万人がそのやり方でやるのがベストではないと思います。参考にすぎないのです。

やはり人それぞれ、多分努力しているうちに少しずつ見えてくるものです。そのためにはどんなやり方でもとりあえず、やってみるということが大事です。やっているうちに自分にとってベストなやり方がきっと見つかります。

実は私、昨年の今頃に比べ1年で体重が20%増加しました。。。1年前は激やせだったので、あの頃までは戻らなくてもいいのですが、このままじゃまずいと思い、最近お試しでいろいろやっています。お試しでいろいろやってみているうちに2キロ近く痩せたのですが、あと1.5キロ痩せたいのです。

先日ホットヨガに行ったのですが、もう暑くて暑くてグタグタになり、終わってからも洋服が着れないほど暑くてもう大変でした。これは自分に向いていないと思った瞬間でした。やはり、続けられる努力とそれに見合った効果が大事ですね。

便利グッズ検証

カテゴリー資格の2014.1.11のブログ「受験便利グッズ」で消せるボールペンのお話をしました。これは65度以上の熱を加えると消えて、-20度で復活するというもです。ですから、一度電気ストーブで消した文字を本当に-20度で復活するのか実験してみました。私の家の冷凍庫は-20度もないので、北海道の雪山で実験しました。結果は以下の通り。




実は実験しなくちゃと雪山に持って行ったものの、頂上で紙を出して実験するのをすっかり忘れて暴走して滑っていました。その間この紙はずーっとホルダーケースに入れっぱなし・・・気が付いた時には既に帰宅していて、おそるおそるホルダーケースから紙を出すと、成功していました。ホルダーケースの中でもちゃんと寒さを感じとって復活していました。上が消せるボールペン、下が消せる蛍光ペンで書いたものです。蛍光ペンの方が若干完全復活していないですが、ちゃんと雪山頂上で紙を出していたらちゃんと復活していたと思います。そして、家に帰ってから、その紙にドライヤーを当てたら消えました。侮れませんね。消せるボールペン・・・