陸王

今テレビでも放映されているご存じ「陸王」です。埼玉県行田市の老舗の4代目足袋屋が、業績先細りの業界で新たな業界に参入しようと画策します。それは、足袋の良い点を生かしたランニングシューズ。名前も陸王です。人間本来の走り方に着目し、フィット感であったり、軽さであったり、足袋の良さを生かして、怪我の少ない走り方を助けるシューズです。

最近のシューズは踵が少し高くなっているものが多く、そうすると着地するときどうしても踵から着地してしまいます。踵から着地すると膝や関節や筋肉に負担になり怪我が多くなるそうです。人間の本来の走り方はミッドフィット着地、つまり踵からではなく足裏全体で着地して走ること。それを助けるシューズの開発です。その辺の記述がテレビより小説の方がより細かく書かれています。

小説が映画やドラマになることって多いですよね。小説→映画(ドラマ)、映画(ドラマ)→小説 という順番で見ることはよくありましたが、今回は同時進行で読んでみたので、小説とドラマの相乗効果が得られて、より楽しむことができました。細かい描写などは小説には敵いませんが、ドラマや映画には視覚からの情報や効果音など五感からの情報をより楽しめます。こうやって同時進行で楽しむというのもより楽しむ方法だと思います。

火花

ご存じ小説で芥川賞を取った「火花」の映画版を観てきました。お笑いコンビスパークスの一人である徳永と、その先輩でありお笑いコンビあほんだらの一人である神谷さんとの話です。自由奔放で観客目線ではなくあくまでも己のやりたい事をやる神谷さんの芸風に憧れ、徳永は神谷さんに弟子にさせて下さい!と申し入れます。そこから神谷さんと徳永の関係は始まります。

自分が面白いと思うことが観客も面白いと思うとは限らないと思い徳永は観客目線で芸風を変えていくとたまにテレビに出れるようになります。神谷さんは相変わらず我が道を行きます。神谷さんは徳永より先輩だからという理由でお金もないのに会うときは全て後輩の分も出します。サラ金に手を出し危ない状態にあることを神谷さんの相方から聞いて、徳永も神谷さんに会うのを控えていきます。

こんな二人もぱっと売れることもなく10年経ちます。徳永も相方の結婚をきっかけに解散して不動産屋に就職します。あるとき2人が再開して初めて出会った熱海に旅行します。地元のお笑い大会に一緒に出るとか出ないとか・・・そこで終わります。

ある意味斬新なお話でした。大体、映画というものは苦労したものは報われるという結末です。でもこの二人は10年経ってももがき続けたものの自分の理想とするものとはかけ離れた生活をしていました。でもね。ここからが違うのです。過去10年そして今は変えられないけどでも、それって無駄だったのか?とか、諦めたという言葉があるけど、それって完全に無になるのではなく、なんとなく芯のような部分は残り続けるのではないか?とそんなことを感じた映画でした。

人口に対する過密状態

厚生労働省が「平成28年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」を発表しました。それによると、人口10万人に対して診療所施設数の多い県ベスト3は、1位和歌山県(人口10万人に対し110.7)、2位島根県(同105.1)、3位長崎県(同101.6)です。施設数の少ない県ベスト3は、1位埼玉県(人口10万人に対し58.0)、2位茨城県(同59.0)、3位千葉県(同60.6)です。過密度が多い県は診療所が多くなったというより、人口が少なくなったので人口割合として多くなったこともあると思われます。

上記は一般診療所の例ですが、歯科診療所になると様子が違ってきます。歯科診療所施設数の多い県ベスト3は、1位東京都(人口10万人に対し78.2)、2位大阪府(同62.9)、3位福岡県(同60.6)で少ない県ベスト3は、1位福井県(人口10万人に対し37.3)、2位滋賀県(同39.5)、3位島根県(同39.6)です。一般診療所と歯科診療所ですと、かなり内訳が変わってきますね。

同族株主の判定等における議決権割合

非上場株式の相続税法上の評価では、その会社の議決権の割合に応じて、同族株主か非同族株主かに区分します。同族株主が取得した株式の価格については原則的評価によって評価しますが、非同族株主の取得した株式の価額は配当還元価額により評価します。配当還元価額は原則的評価方式よりかなり低い価額で評価されます。

注意点としては、自己株式(その会社が自分の会社の株式を取得する場合の株式)は、会社法上、議決権を有しないとされています。例えば、A同族株主グループが議決権の53%を有していて、B非同族グループが47%いる会社(残り全員Bの親族関係)で、発行済み株式の10%をA同族グループから会社が自己株式として取得した場合、そのA同族株主グループは、(53%-10%)÷(100%-10%)≒47.8%となります。B非同族株主グループは、47%÷(100%-10%)≒52.2%となります。そうなると今まで同族グループだったAグループは非同族グループとなりBグループは逆に同族グループとなります。

このように自己株式の取得がある場合、同族・非同族の判定等も変わってくることがあるので要注意です。

実践・法定相続情報証明制度

相続人の依頼を受け、法定相続情報制度を実践しました。今回は相続税の申告の依頼も受けたので必要書類は全て相続税の必要書類で賄えます。(必要書類:被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本、被相続人の住民票(除籍)、相続人全員の戸籍謄本、相続人全員の住民票の写し、申出人のマイナンバーカードのコピー、委任状、行政書士の資格証明書のコピー)

法定相続情報一覧図を作成します。法定相続情報一覧図の保管及び交付の申出書を作成します。これらのフォーマットは法務局のホームページにあります。どの法務局に提出するかは、①被相続人の本籍地、②被相続人の最後の住所地、③申出人(相続人代表者)の住所地、④被相続人名義の不動産の所在地、①~④のいずれかを所轄する法務局に申請します。いずれもインターネットで調べることができます。

郵送でも手続きできますが無くなったりすると怖いのでせめてレターパックなどで行うのが良いかと思います。返信用封筒(切手付き)も同封する必要があります。注意事項としては、申出人(相続人代表者)の証明書類ですが、マイナンバーカードのコピーを使うときは番号の部分は見えないようにします。また、運転免許証のコピーなどを使うときは原本証明します。常用漢字以外の特殊文字(Wordで出ないような文字)については事前に法務局で相談しましょう。通常使われる字(wordで使われる字)で発行することが多いようです。大体10日くらいで出来上がり希望枚数の法定相続情報一覧図が返送されてきました。

結局すぐやる人がすべてを手に入れる

行動力がいかに大事かを説いた本です。何かを実行しようとしても思っているだけで実行しないといつまでもモヤモヤすることってありますよね。私も本格的に独立するとき、今までの場所の居心地の良さに本当に完全独立して良いのだろうか?こんなに居心地の良い空間を捨ててまで完全独立すべきだろうか?と悩みましたが、結局行動するまで、つまり、完全独立するまでモヤモヤは続きました。不安は沢山ありましたが、今ではあの不安な気持ちは何だったのだろうと思うくらい完全独立して良かったと思っています。

この本にもこんなことが書いてありました。「考えるだけで行動しないと不安が生じます。」「行動し、自分と環境を変えていくと、すでに不安となっていた状況が変わります。新しい自分と環境においては、新しい課題が現れるので、元の不安は解消されます。新しい課題に対して、行動をしていけば、不安に陥って悩むこともありません。不安の解消には、行動することが一番なのです。」全くその通りだと思いました。大学院で行動力は重要だと教わりましたが、この本を読んでそのことは確信へと変わりました。何かに悩んでいる方はとりあえず、考えすぎず行動することをお勧めします。

ゴッホ展

上野の美術館で行われているゴッホ展に行ってきました。ゴッホは浮世絵や風景画などの影響を受けたようで、それらの絵画と共にゴッホの絵画も展示してありました。本物は油絵の絵の具の重ね塗りで浮いている部分なども良く分かり、絵画は実は平面ではなくとても立体的なのだと分かりました。日本の風景画などの技法もゴッホの絵に多く取り入れられ、ゴッホは日本の浮世絵や風景画にとても興味を持っていたのだと分かり日本人としてとても親近感が湧きました。

今回の絵画展はゴッホと日本画の共通点や影響点を見出す展覧会でしたが、最近このようなテーマ別展覧会が流行っています。例えば、「怖い絵展」や水族館でやっている「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどくてん)」などです。今まではどちらかと言えば怖いものや毒の物など人間が本能として避けたいものは積極的に展覧会などでは行われていませんでした。それが最近ではこのような展覧会や今回のゴッホ展のように日本画とゴッホの共通点などの今までになかった概念の視点からの展覧会が行われています。やはり、今までと違うというのは、情報が氾濫した現代においてとても印象付けるのに効果的ですし気になりますよね。新たなマーケティング手法ですね。

相続診断士試験

相続診断士の試験を受けました。まず、パソコンで試験の申し込みをしますと1週間後に1冊の教材とその解説DVDが2枚送られてきます。会場に行くと身分証明書以外の物は全てロッカーに入れるように指示されます。筆記用具も持ち込めません。そこで両面ホワイトボードA4版くらいとそれに書き込めるペンを渡されます。何か書きたかったらこれに書くように指示され試験会場に入ります。試験会場はパソコンブースが区切ってあって私は8番のブースを指定され、試験官がパソコンのスタートボタンをぽちっと押して始まります。

私は筆記試験だと思っていたので戸惑いながら試験問題を読み、下向き矢印をぽちっと押して答えを選択して次へというボタンを押します。パソコン画面では収まり切れない長文穴埋め問題があり戸惑いましたが、いちいち下まで行って回答してまた元の画面に戻ると面倒なので、ホワイトボードを使って穴埋め問題を自分で記載しておき下にスクロールして答えを選択しました。はじめの1~2問はスクロールしながらやりましたが、間違えそうだったので自分で解答をホワイトボードに書いてから選択する方法の方が良いと思います。

電卓も持ち込み不可だったので心配でしたが、それも簡単に暗算でできる程度でしたし、ホワイトボードがあったから問題なくできました。全部で60問の答えを埋めると終了ボタンが出てきます。あと、残り時間が30分あったので見直ししたかったのですが、変なボタンを押してすべての解答がクリアされても困るので、とりあえず終了ボタンを押しました。見直しできるのかな?と期待もありましたが、見直しはできず、残り30分ありながら強制終了でした。

あちゃーと思ったのですが、既に遅しパソコンには合格(94点)と記載されていました。まぁ合格したからいいですかね。70点以上が合格らしいです。とりあえず勉強方法は送られてきたDVDを見ただけです。税理士だから簡単だったのかもしれませんが・・・コンピュータ試験は初めて受けましたが、択一試験の場合には将来はこのような形式が主流になるのかもしれませんね。

羊と鋼の森

ご存じ本屋大賞で大賞を取った作品です。羊と鋼?そして森?謎だらけの題名でしたが、これはピアノの事です。羊の毛からできたフェルトのハンマーで、鋼である弦により音を鳴らすと森の中にいるようなメロディーを奏でることができます。

主人公である少年が高校生の時に体育館にあるピアノの調律をしている場面に出くわし、その森の中にいるような感覚にさせられる音に魅せられて、調律師になりたい。と思います。そこで実際に調律をしていた調律師に弟子入りさせてくれと頼んだところ、調律の専門学校に行くように諭され専門学校に行き、あこがれの調律師がいる会社に入社します。

それぞれ個性のある先輩達に支えられながら調律師として成長していく少年の生き方みたいなものが描かれています。本文の中に彼の覚悟のような文章が書かれています。
僕には才能がない。そう言ってしまうのは、いっそ楽だった。でも、調律師に必要なのは、才能じゃない。少なくとも、今の段階で必要なのは、才能じゃない。そう思う事で自分を励ましてきた。才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら、そのときにあきらめればいいではないか。怖いけど。自分の才能のなさを認めるのは、きっととても怖いけど。

そんな彼に先輩が答えます「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れない執念とか、闘志とか、そういうものと似ている何か。俺はそう思うことにしてるよ」

私から言わせれば少年はとても才能があると思います。何故なら高校の体育館で調律を行っていた調律師は世界的にも有名なピアノの奏者に調律の指名を受けるほどの名手です。その音を何の情報も得ずに聞き分けられていたのですから・・・でも少年の自信のなさ、立派な調律師になりたい。という夢は少年をひたむきに努力する行動へ駆り立てました。きっと将来、有能な調律師になるでしょう。とても読み終わった後に余韻が残る本でした。メロディーの描き方も見事で読んでいるのに頭の中に音とイメージがはっきりわかる素敵な本でした。

認定医療法人 社会保険診療収入等80%要件

特定医療法人も社会医療法人も新認定医療法人も、要件として社会保険診療収入等が全収入の80%以上あること。というのがあります。つまり自費診療がメインにやっている医療法人は上記3法人形態になることはできません。ただ、同じ社会保険診療収入等80%基準であっても、内容が異なります。このことは以前少しブログで触れましたが、もう少し細かく教えて欲しいという要望があったのでお応えします。

まず一番狭い範囲なのは、特定医療法人で、特定医療法人の社会保険診療収入等は社会保険診療(措置法26条2項)と労災保険診療と健康増進事業(健康診査)が入ります。社会医療法人は上記特定医療法人の社会保険診療収入に助産(1件50万円以下として計算)が加わります。さらに、認定医療法人は上記社会医療法人の社会保険診療収入にさらに介護保険法の保険給付(介護系)と予防接種(インフルエンザなど)が加わることになります。

実務をする方としては面倒なので、特定医療法人も社会医療法人も、新認定医療法人制度と同一の社会保険診療収入にしてほしいと思っています。何故なら上記基準ですと、産婦人科は特定医療法人になれません。また、今や医療から介護への移行は国も推奨していることから介護保険を認めないというのも不合理です。そして今年からセルフメディケーション税制が始まったように予防医療は国策としても行われることになったので予防接種も入れる事が当然だと思われるからです。早く改正してほしいと願っています。