思考プロセス

思考プロセスは、根本的な原因を把握し解決するための問題分析手法です。

改善にあたって
①何を変えるか→現状問題構造ツリー:抱えている問題(UDE)を6~10個挙げます

②何に変えるか→対立解消図:UDEを3つ選択しそれぞれの対立図を作る。その後1つの中核対立図にまとめる。そして根本原因が明確な対立解消図を発見する。→未来問題構造ツリー:対立解消図をシュミレーションしてみます。

③どのように変えるか→前提条件ツリー:実行のためのロードマップ→移行ツリー:どのように変えるかを具体的に描くこと

企業に潜む問題はこれらを順序立ててやる方が効果が上がるようです。なぜなら企業の問題は根強く、様々な問題が絡み合っているからです。また、改善にあたって障害になるのは悪しき慣習であったり、方針又は思い込みであったりもします。

これらは、独立して使うこともできます。個人の問題であったり、単純な問題であるような場合は対立解消図が効果的です。数人のメンバーにおいて、考えや方針が違ったりする場合があります。それでも結論はチームを良くしたいだったりする訳です。プロセスの違いに差異がある場合、自分が支持するプロセスを下に書いて、相手の支持するプロセスを上に書いてみます。なぜ??を繰り返し、検討することでお互いの妥協点というかお互い納得する結果が導かれたりします。

私はビジネス・スクールでこの手法を学んでから、自分の中の葛藤をこれで確認したりしています。自分は今とりあえず、下の行動を支持してるけど、こうやりたいという気持ちもあるんだということを上に記載して、頭の中のモヤモヤを打ち消すのにとても役に立っています。

税理士試験を経験して得たこと

税理士試験は真夏の暑い日に年1回行われます。これが駄目だと、また暑い夏に向けて勉強です。税理士試験勉強から得たことは知識はもちろんですが、1番大きいのが精神力です。もっと分かりやすく言うと、負けない気持ちです。

税理士試験の最後の科目に合格した時勤めていた税理士法人では、いきなり某金融系の不動産会社数社の税務担当にさせられ、今までの中小企業とは格段にレベルの高い質問を受け、こんなところの担当を果たしてできるだろうか。と悩んだ時もありました。その時、所長が言ったのです「君は難しい試験を何個もクリアしている。君には能力があるということだ。始めは戸惑うだろうが、分からない時は、その件については持ちかえって書面でご回答しますと言えばいいんだよ。そして調べて回答すれば、そのうち誠意が伝わるよ。」と・・・

私はそれを実行しました。そのうち、調べなくてもその場で回答できるまでになったのです。ですから、その経験は今でも貴重だったと思っています。

世の中には仕事からしか得られない経験というものがあります。その時、負けずに誠実に仕事をこなすという経験をしました。

それ以来ちょっとやそっとでは、負けない気持ちが育ちました。他人にも大らかな気持ちで接することができるようになりました。辛くて大変な経験は時として人の精神を大きく成長させるものだと思います。

プロフェッショナルの条件


ドラッカーが、人はどうやって成果をあげ、貢献し、自己実現していくかを自らの経験を基に書かれています。
その中で印象に残ったものをいくつか紹介します。

「成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつけるうえで必要とされる習慣的な力である。企業や政府機関で働いていようと、病院の理事長や大学の学長であろうと、まったく同じである。私の知るかぎり、知能や勤勉さ、想像力や知識がいかに優れようと、そのような習慣的な力に欠ける人は成果をあげることができなかった」

この習慣的な力というのは、前回のカテゴリー<本>で紹介した7つの習慣の時間管理の第2領域とリンクするすると感じました。

ドラッカーが大学生の時にヴェルディのオペラを聴いて、信じがたい力強さで人生の喜びを歌いあげるオペラに衝撃を覚え、作曲家ヴェルディについて調べました。その時、80歳のヴェルディはすでにワーグナーと肩を並べる身でありながら、なぜ並はずれて難しいオペラをもう一曲取り組んだのかとの問いにヴェルディは「いつも失敗してきた。だから、もう一度挑戦する必要があった」と答えました。その時、ドラッカーは、一生の仕事が何になろうとも、ヴェルディのその言葉を道しるべにしようと決意したという。そのとき、いつまでも諦めずに、目標とビジョンをもって自分の道を歩き続けよう、失敗し続けるに違いなくとも完全を求めていこうと決心したといいます。

成長って、外面ではなく、常に内側に潜んでいるものだと感じました。こういうことが一生成長するということなんじゃないでしょうか・・・

医療法人における出資と基金

出資は持分の定めのある社団に対する株式会社でいうところの資本金と同じ概念になります。医療法人側は出資金となり、出資した側は財産権を有し、その医療法人が儲かれば出資持ち分の時価が増えて、払戻しを行う時、または相続の時は当初出資した価格より高い金額で評価されることになります。逆であれば、出資した金額より低い評価になり、株式会社でいうところの株のような性格です。

基金は持分の定めのないものに拠出されるもので、医療法人側は出資金と同じく純資産の部に基金として表示されますが、拠出した側は時価がどんなに上がっても時価で払い戻すことはできません。利息や配当も付されることはなく、あくまでも拠出した額を限度として払戻しを受けることができますが、他の債務(例えば買掛金等)に劣後しますので、満額返ってくるかどうかの保障もありません。純資産の部に記載され、拠出した側は資産性を有しますが、その性格は劣後債権となります。

資金係数(年金終価係数)


一定の金額を毎月積み立てると、X年後にいくらになるか?を計算するための係数が年金終価係数です。

例えば毎月5万円を金利2%で毎月積立てた場合、

5万円×12=60万円(年ベースにする)
60万円×10.95=6,570,000円

つまり毎月5万円を10年間積み立てた場合(金利2%で)10年後には657万円になるということです。

相棒-劇場版Ⅱ

杉下右京は警視庁特命係係長の警部です。神戸尊は右京の部下で同じく特命係の刑事で警部補です。右京は組織内のしがらみとか上下関係とか利害関係を全く考慮せず、独自の正義の判断で己の進むべき道を突っ走ります。

こんな風に生きたいけど、もの凄いエネルギーが必要だなぁ。。この映画を見た正直な感想です。組織論的に見れば、右京は周りの人の感情や思いを全く汲み取らず、自分の信じる正義のみで突き進むので組織にとって異質であり、危ない存在です。周りの人との調和も取れないので出世もしません。

なぜ、この映画が支持されるのか。そう考えた時、組織の中で調和を取りながら生きていくのは大変な事だけど、自分は正しい道を歩みたいという願望が人々の心にあるからだと思います。右京さんみたいに直球ストレートでガンガンいくのは無理だけど、何とか正しい方向へ進みたいという願望があります。

この映画では警視庁の内部という自らが在籍している組織内で起っているので通常であれば、悩んだりするのでしょうが、右京さんは全く怯みません。正義感の塊のような生き方に共感する人がこの映画を支持しています。実際には組織の調和と正義のバランスを取るのはとても難しい問題です。

この映画のように分かりやすい正義なら良いのですが、現実の世界には何が正しくて何が正義なのかが微妙な事柄が沢山あります。この映画でも小野田官房長官が「何が正義かなんてその人の立場や環境によって違うんだよ。君の正義が正義とは限らない」と言ったその言葉が一番印象に残りました。

相続又は贈与に係る生命保険契約(損害保険契約)に基づく年金に係る税金の還付


明けましておめでとうございます。昨年は独立開業を果たし、顧問先や周りの人に支えられてとても充実した良い年でした。今年も昨年にも増して精進していきますので宜しくお願い申し上げます。

今年初めのブログは税金の還付に関するものです。対象となる方は確定申告で税金を取り戻して下さい。

平成22年7月6日付けの最高裁判決で、生命保険の年金の支給額のうち相続税の課税対象となった部分に対する所得税の課税は無効との判決が出され、平成22年10月20日に国税庁から新たな課税方法が示されました。これは、相続税と所得税の二重課税の排除を目的とした判決であり、二重課税となっていた部分については、税金が還付されることになった判決です。

この判決により過去に所得税を納め過ぎとなっている納税者の方は過去5年間分(平成17年から平成21年)の所得税について、還付申告をすることにより税金が還付されます。

詳しくは国税庁のホームページの判定表http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/topics/data/h22/sozoku_zoyo/pdf/tetsuzuki.pdf で判断し、還付の可能性のある方は顧問税理士または税務署にご相談下さい。

年末調整と確定申告

年末調整はサラリーマンなどの会社等で勤務する人が会社から渡された「給与所得者の扶養控除等申告書」と「給与所得者の保険料控除等申告書」を記載し、控除証明書などを添付することにより確定申告をしないで、年税額を確定する方法です。

サラリーマンなどで主たる給与以外の給与がある場合は、確定申告をすることにより、税金が還付される場合があります。メインの給与ではなく、サブの給与の源泉徴収票を見て下さい。右の真ん中よりやや上に源泉徴収税額という欄があります。その欄に金額の記載がある場合は、税金が還付される可能性があります。また、年の中途で辞めてその後就職していない人も、勤務先から源泉徴収票を取り寄せて、源泉徴収税額の記載があれば、税金の還付を受けることができます。

還付される金額は、まず、源泉徴収票の支払金額(2箇所以上ある場合は足した金額)を国税庁のホームページ http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/pdf/000.pdf

を参考に7ページを見て自分の給与所得控除額を計算し、先ほどの支払金額から給与所得控除額を引いて給与所得を求めます。そこから源泉徴収票に記載してある所得控除の額の合計額を引いて、課税所得金額を求めます。課税所得金額に先ほどのHPの7ページの税額表により税金を計算します。

計算した税額と源泉徴収表の源泉徴収税額(2箇所以上ある場合は足した金額)を比較し、源泉徴収税額-計算した税額=還付される金額 となります。

国税庁のホームページにアクセスすればそのくらいの確定申告でしたら、簡単に作成することができます。是非お試し下さい。

ノルウェイの森

主人公のワタナベ君を中心に話が展開されます。ワタナベ君とキズキ君と直子は高校生の時、一緒に遊んでいました。ワタナベ君の親友であり、直子の恋人であるキズキ君の自殺を期にワタナベ君と直子の人生の歯車が変化していきます。

1人の死が周りの人達の今後の人生に大きく影響していく。

私の知り合いの理事長がこんなことを言っていました「私はガンで死にたい。何故ならガンは知ってから実際に死ぬまでにある程度の時間がある。その間に自分と周りの人に心の準備をさせることができるから・・・」話を聞いたとき、感銘を受けたものですが、この映画を見てつくづくそう思いました。自分の死が周りの人にどう影響を与えるのかも考えて死なないと・・・

特に自殺で亡くなった場合、周りに大きな影響を与えます。この映画がそうでした。時として他の生命を死に導かせたり、迷わせたり・・・

直子は死を選び、ワタナベ君は苦しみぬいて生を選びました。まさに「強く生きる」というのをテーマにした映画でした。

7つの習慣




7つの習慣は次の7つから構成されています。
第1の習慣 主体性を発揮する
第2の習慣 目的を持って始める
第3の習慣 重要事項を優先する
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 理解してから理解される
第6の習慣 相乗効果を発揮する
第7の習慣 刀を研ぐ

特に印象に残ったのは、第3の習慣の中の時間管理です。これは全ての活動の時間を「緊急性と重要性」のマトリックスで4つの領域に分けて結果がどうなるかというのが書かれています。緊急であり重要な領域を第一領域とし、緊急でないが重要である領域を第二領域とします。緊急であるが重要でない領域を第三領域とし、緊急でなく重要でない領域を第四領域としています。

第一領域は締め切りのある仕事や切羽詰った問題でこれらに多くの時間を費やされると、緊急な問題対応に追われ、ストレスが溜まり、燃え尽き現象が起こります。

第二領域は健康維持や勉強・自己啓発、品質の改善でこれに時間を費やすと、生活のバランスがとれ、健康になり、危機が少なくなり、ビジョンを持つようになります。

第三領域は多くの電話、無意味な接待や付き合い、雑事でこれに多くの時間を費やすと、短期的な視野になったり、八方美人に見られたり、周りに振り回されたりします。

第四領域は暇つぶしや多くのテレビやだらだら電話などで、これに多くの時間を費やすと、無責任な生き方になり、他人や組織に依存しきった状態になります。

「もし、常日頃から行っていれば、あなたの私生活の質、仕事の業績、または結果を著しく向上させる活動がそれぞれひとつずつあるとするなら、それは何だろうか」この本では、こうしたインパクトを持つ活動は全て第二領域の活動であると言っています。

第二領域の活動は重要ではあるが、緊急でないため、後回しにされることが多く、なかなか手がつけられないといっています。ピーター・ドラッカーは「大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している」ということで、自分の能力を向上させる第二領域の活動に集中すること、その時間を多く確保することが重要です。第二領域の活動を行うための時間は第三領域と第四領域からしか取れません。第一領域は緊急かつ重要なので無視できないからです。第一領域や第三領域は向こうから私達に働きかけてくるが、第二領域は自ら進んで働きかけなければ作れないので、第四領域を意識して減らし、第三領域に「ノー」という勇気が必要だと言っています。人は元々の能力より、いかに過ごすかが重要であると気付かされた本でした。