人生相談


日経新聞にはありませんが、よく新聞に「人生相談」の欄があって読者が悩みを相談し見識者が回答するというコーナーありますよね。それを題材にしています。ご近所トラブルや職場トラブルの悩みが最初に載っていて、それについての現実の描写が描かれて最後に回答が載っているのですが、適切な回答に感じますが現実に照らし合わせるとこの回答で良かったのか??という不気味さが漂ってきます。
また、何個かの人生相談があり、読み進めていると、これ前回の質問で出てきたあの人じゃないか?というのが出てきて、本人と他人とでは同じ事実がこうも違って感じるんだということを知ります。双方が感じている事実を知ると当事者でもない第3者である見識者の回答が妙に違和感を感じるのです。

それでも読み進めてみると、色んな人が様々な部分で接点があり過去の殺人事件にまで及んできます。あれ?この人ってあの人?あれ?あれ?と過去のページを読み直したくなる衝動に駆られます。どんどん深みに嵌っていくイメージです。こんな風にかかれた小説は初めてでとても新鮮でした。