経営幹部候補セミナーのお仕事

もう4年目になりますが、経営幹部候補の方たちに会計・財務のイロハを教える講義を昨日と一昨日にかけてしてきました。1日目8時間、2日目7時間という超ロングセミナーで講師は私一人なので終わるとぐったりするセミナーです。

1日目はまず財務諸表を俯瞰して見れる知識を養います。今回は24人いらっしゃいましたが、違う会社ですが同業者です。ですからこの業界の財務諸表の特徴を他の業界と比較しながら見るという方法を選択しました。1日座学だと私も受講者もつかれるので、ケーススタディやワークも取り入れながら業界ごとの財務諸表の特徴をつかみます。午後からは財務分析の講義をして、その後その業界の大手2社の財務分析をしながら経営方針等を見るグループワークを行い発表してもらいました。

2日目は、減価償却費の概念を少しだけお話し、その後、資金繰りについての座学、そして資金繰り表のワークをやりました。その後資金調達の座学を行い、店舗力分析の方法の座学、最後に店舗力分析のケーススタディを行いそれぞれ発表してもらいました。将来の幹部候補だけありとても熱心に聞いていただき感謝です。このセミナーは受講者だけではなく、私自身も毎回何かしらの発見があります。ありがとうございました。

人件費率の増加にどう対応するか?

毎年毎年、労働基準法の最低賃金の改正で医療法人の人件費率が増加しています。最低賃金の違反をするわけにはいかないですが、人件費率を抑えるためにはどうしたらよいでしょう?どうも残業時間が多い。とか不要な残業を行っている職員がいるという相談は良くあります。

全く残業をさせないという訳にもいきません。そんな場合に対応するためには、職員が残業が必要だと判断したときには、事前に申請・許可を受けるという制度を設けるという手があります。そうすることで不要な残業を排除して、必要な残業のみをさせることができます。

事前申請許可制度にすることで、職員もダラダラ残業することもなくなりますし、限られた労働時間の中で高いパフォーマンスを行う職員についても納得できる給与形態になるはずです。高いパフォーマンスを行う職員については賞与などの査定でインセンティヴを与えることも必要です。

振り込め詐欺は雑損控除できるか?

平成29年の振り込め詐欺被害は378.1億円となっています。銀行でもテレビでも雑誌などでも盛んにPR活動しているにもかかわらず、一向に減る気配がしません。それでは振り込め詐欺は税務上の救済措置(雑損控除)はあるのでしょうか?

雑損控除は「災害」「盗難」「横領」による損失があった場合です。振り込め詐欺は盗難のような横領のような気もしますが、こちらはどちらにも当てはまらなく雑損控除は受けることができません。なぜならば自分の意思で振込送金しているかららしいです。

それに対して、パソコンのウィルス感染によるネットバンキングでの不正送金による損失は「盗難」に該当するので雑損控除の対象となります。詐欺は雑損控除できなく盗難はできるのです。ご注意下さい。

事業承継税制2

先週、FP(ファイナンシャルプランナー)向けに平成30年税制改正セミナーの講師をしてきました。みなさんFPだけあって一般の方より知識があるせいか熱心に聞いてもらえました。平成30年の税制改正の目玉は何といっても「事業承継税制」です。(2018.5.6のブログを参照して下さい)

事業承継税制は太っ腹税制ですが、太っ腹過ぎて注意しなければならないことも沢山あります。まず、他人に株の贈与をしても無税になるのですが、他人は相続人ではありません。でも相続に参画することになります。相続税の申告書上その他人も入ってそれで税額は全額免除(納税猶予)という感じの申告をします。つまり相続人でない他人に株を贈与するというのは、その方が相続財産の全てを知ってしまうという事です。

また、合計3人まで事業承継してもよいということになりましたが、こちらについてはどうでしょうか?兄弟3人いたから丁度良いと考えますか?お父様が生きているときはそれなりに上手くいくと思います。でも亡くなったらいかがでしょうか?亡くなっても上手くいったとして、その次の相続の時上手くいくでしょうか?あまり株を分散させるのは経営上揉める原因となります。その点も考慮して事業承継したいものです。

ミッションインポッシブル~フォールアウト~

今月は検察側の罪人とミッションインポッシブルを観ました。検察側の罪人の感想を書こうと思っていましたが、ミッションインポッシブルがあまりにも凄かったのでこちらを書きます。最初から最後までハラハラしっぱなし。心臓に悪くてこんなの何時間も持たないよという感じです。

もの凄く時間がかかった撮影のものを凄く無理やり2時間に凝縮している感じでお金かかっているな。というのが分かる映画です。費用対効果を考えると他の映画と同じ料金でよいのでしょうか?と投げかけたくなるくらい・・・ロマンス部分の描写ですら時間が勿体ないという感じで僅かな時間で映画の中の時間もどんどん過ぎていきます。

それにしても走る走る。動く動く。トム・クルーズ自体も体どうなっているんだ?と益々バージョンアップするトム・クルーズに脱帽しまくりです。この人自体がサイボーグなのではないか?と思うくらいのエネルギーを放っています。費用対効果という意味では最高の映画です。

税理士試験お疲れ様でした!

毎年、真夏の暑い日、税理士試験は行われます。今年はいかがだったでしょうか?終わってから夏を満喫できたでしょうか?税理士業界は冬に忙しく比較的夏は暇なので勤務している受験者も休みやすい頃だと思います。

さて、暇な時期なにをしているかと申しますと、執筆やセミナーなどをしています。セミナーをお引き受けするのは6月から10月と決めているので、今の時期に集中します。8月に1回、9月に2日、10月に2日あるのでこの位のペースが一番良いですね。

一時涼しくなり秋の訪れかと思いましたがまだまだ夏のようです。今年は日本に上陸する台風が多くて大変ですが、なんとか夏を乗り切りましょう。

相続セミナー講師養成講座

朝から夕方まで1日かけて相続セミナー講師養成講座に行ってきました。もともと税理士のため一般の方や相続診断士やFPに比べ相続の事は知っています。ですから、あまり期待しないで行ってきました。ところがこのセミナーは相続の基礎的な知識を学ぶのではなく、どのようにセミナーを進めるとよいのか?という事が主眼となっていました。

会場には10人ほどの人が受講していましたが、そのうちセミナーなどを10回以上やったことがあるのは私ともう一人のみであとは皆セミナーを数回か未経験者ばかりでした。1日拘束されてためになるのか?と思っていましたが意外や意外・・・ためになりました。

服装や立ち振る舞いから、間の取り方、目線(アイコンタクト)の取り方などセミナーは内容以上にどう振舞うかなどが重要との事でした。皆の前で模擬セミナーなども行い自分の癖なども発見できました。他人が私のセミナーを見てどう感じるのか。など普段聞けないことなども聞けて、とても楽しかったです。

関係事業者との取引報告制度

平成30年4月決算の医療法人から適用になる「関係事業者との取引」ですが、こちらは事業年度終了の日から3ヶ月以内に都道府県に事業報告書等とともに提出することになりました。その医療法人と一定の取引を行う一定の者について報告することになります。

この一定の取引とは、①事業収益又は事業費用の額が、それぞれ事業収益又は事業費用の総額の10%以上かつ1,000万円以上の取引
②事業外収益又は事業外費用の額が、それぞれ事業外収益又は事業外費用の総額の10%以上かつ1,000万円以上の取引
③特別利益又は特別損失の額が1,000万円以上の取引
④資産又は負債の総額が、会計年度末の総資産の1%以上、かつ、残高が1,000万円超の取引
⑤資金貸借、有形固定資産及び有価証券の売買その他の取引の総額が1,000万円以上、かつ、会計年度末の総資産の1%以上の取引
⑥事業の譲受又は譲渡の場合、資産又は負債の総額のいずれか大きい額が1,000万円以上、かつ、会計年度末の総資産の1%以上の取引 となります。ですからまず、1,000万円以上になるような取引でそれがそれぞれの割合(1%とか10%とか)になるかで判断するのが良いと思います。

この一定の者については、①医療法人の役員又はその近親者(配偶者又は二親等内の親族)
②①が代表者である法人
③①が株主総会・取締役会等の議決権の過半数を占めている法人
④他の法人の役員が医療法人の社員総会等の議決権の過半数を占めている場合の他の法人
⑤③の法人の役員が他の法人の株主総会等の議決権の過半数を占めている場合の他の法人 となります。いろいろ書かれていますが、つまり身内(またはそれに近い存在)が行っている法人・個人となります。

MS法人などと年間1,000万円以上の取引をしている場合などは要注意です。

星の子

本屋さんで何気なく手にした本です。夏の夜に読みたくなる表紙でした。主人公の女の子は幼い時、体が弱くて両親は家と病院のあいだを駆け回る毎日でした。生後半年経った時、湿疹が全身に出て両親は父の同僚が勧める水を使ってその水を浸したタオルで優しくなでるように洗っていたら徐々に良くなり2カ月で完治したことから、この水「金星のめぐみ」を使うようになります。

この主人公の林ちひろが中学3年生になるまでの日々が綴ってあります。特に重大な事件があるわけでもなく日々の暮らしが綴られています。ちょっと変わったことと言ったら、姉が家を出て行ってしまったこと。そして、両親は毎日緑色のジャージの上下を着ていて、頭にタオルを置いて金星のめぐみを頭のタオルにかけていることくらいです。そのため、周りからは変な目で見られたり、変な宗教に入っているのかと疑われたりします。

確かにこの描写を想像するとかなり変な映像が浮かびますが、両親は真面目で他人に迷惑をかけているわけでもなく、娘を救ってくれた水にただ感謝して使用しているに過ぎません。でも、傍から見たらかなり変な人です(見た目だけで)。両親はただ水の力を信じてるだけで他人に迷惑をかけているわけでもないのに、この異質性が他人から見ると排除的要因になりうるんだなぁ。でも他人と同調することが良いことのわけでもありませんし、そういう意味で今まで気にしなかったというか気にしたことのなかった問題を目の前に突き付けられたような本でした。

カメラを止めるな!

話題の映画「カメラを止めるな!」を観に行きました。冒頭のノンストップ・ワンカット37分を見逃すな。のような情報が入ってしまい。うかうかしていたらどんどん情報が入ってしまうと思い焦って観に行きました。会場は激込み。最初の37分ノンカットのシーンが展開されます。見ていて思ったのは、私が最も嫌いなタイプの映画じゃないか・・・なんだよ。これ・・・正直そう思いました。

でも見逃すなという情報が入っていたのでいやいや仕方なく注意深く観ました。次第にあれ?これは?と何度も笑ってしまい、ホラーだと思っていたのが、いやコメディ?と思いだして、でも最後にはこの裏の裏はどうなってるの?ととてつもないスケールというか緻密な計算された台本に圧倒されて終わるという感じ・・・

全員知らない役者さんというのがまた良くて全然展開が見えません。いや年間30本~50本映画を観ますが、「こんな映画観たことない!」それが感想です。映画撮るのって大変なのですね。最初の30分くそ映画だと思ってしまい申し訳ございません。観終わった後、最初の37分をノンストップ・ワンカットで撮ったの凄いなと逆に思ってしまう映画です。私の感想を読んでも頭の中が??だと思いますので是非会場で見てみて下さい。