保険料が安くなる?

2018年度に適用する標準生命表の改定が行われました。50歳男性の死亡率は「10万人に対して365人」→「10万人に対して285人」へ変更。50歳女性の死亡率は「10万人に対して216人」→「10万人に対して197人」へ変更。男性も女性も死亡率は低下しています。それに伴って生命保険会社は2018年4月2日以降の契約から、定期性保険商品の保険料の改定を発表しています。支払保険料は下がる傾向にあります。

死亡率が下がったということは、終身型の医療保険等については保険料は上がることも予測されます。つまり、死亡型の保険の保険料は下がり、疾病についての終身型医療保険などは寿命が長くなったことにより保険料が上がるかもしれません。これは保険会社が独自で設定するので何とも言えませんが、もっと言うと私の勝手な予測ですが、その辺を考慮して保険に入る時期を検討した方が良いかもしれません。

平昌オリンピック

連日冬のオリンピックで激闘が続いています。金メダル確実だと言われていたのに銀メダルだったり、メダル確実と言われていても入賞さえできなかったり、そう着目されてなくてもメダルを取ったり・・・オリンピックって本当に本番まで分からないということがつくづく分かります。

今回メダルを取った人に共通して言えることは、過去に挫折した経験があること。そして僅かなチャンスやタイミングを掴んだということだと思います。あんなにメダルを取りたいと切望する人々が集まったオリンピックで誰もが強い思いで試合に臨んでいます。その中でもメダルを貰えるのはほんの一握りの人たち。本来はメダルを取れるくらいの人たちも平気で貰えないことがあるというのがオリンピックなのです。

私はどちらかというと熟考する方です。だからすぐには何かに飛びつきません。チャンスだと思ってもすぐには飛びつかないのです。でも、今回のオリンピックの報道を見てあんなに欲しいのにチャンスさえ与えられない人を沢山みました。チャンスはそうそうやってくるものでない。と思った時、とりあえずやってみる。ということも大事なことだと深く思いました。皆様もチャンスを逃さないでください。

落語の奥深さ

そう。昔何回か「落語行ったことある?面白いよ」と言われたことあるのです。ところが、私のイメージの落語は特に綺麗なわけでもないし、ただ話しているだけで面白くないというか・・・そんなイメージでずうっとお断りしてきました。ところが、昨年12月1日の相続診断士のシンポジウムの中で落語のコーナーがあって初めてプロの落語を聞きました。その落語コーナーが一番面白く、あぁ私は落語に対して先入観で面白くないと決めつけてしまったなぁと反省したのです。

今年になって偶然友達に落語を誘われて、12月面白かったから行こうかなと思って行きました。そしたら、また別の友達から落語に誘われて行き、1回目の落語家がうちの近所で落語をやると知りまた別の友達と行ってきました。長い人生で1度も落語を聞いたことがないのにこの1か月で3回も落語を聞いたのです。

落語の面白さは頭の中の世界が広がることですね。しかもプロの噺はどんどん引き込まれるように出来ています。落語には古典落語と上方落語があります。上方落語の方が鳴り物があったりして派手ですが、私は古典落語の方が好きです。古典落語の中には昔からの言い伝えであったり言葉の由来なども隠れていて為にもなります。落語は「落とし噺」が語源です。そう落ち(サゲとも言います)がつきものです。分かりやすい落ちもありますが、分かりにくいも落ちもあり、それがあることによって噺が締まってくるのです。奥が深い落語、皆様もぜひ体験してみてはどうでしょうか。

不動産取得税の非課税

不動産取得税は土地や建物などの不動産を取得した時に1度だけかかる税金です。取得してからしばらく経って、忘れたころにやってくるし、原則として固定資産評価額の4%(軽減される場合もあり)かかるので5千万円の不動産ですと200万円ほどになりますから無視できない税金です。ある日突然何百万もの納付書が都道府県からくるのでびっくりしてしまうこともあるようです。

不動産取得税は要件により軽減されたり免除されたりします。今回は免除(非課税)とされるケースについて、お話します。社会福祉法人や社会医療法人は非課税とされるケースも多いのですが、医療法人であっても、児童福祉施設・老人福祉施設・社会福祉事業の用に供する不動産を取得した場合には非課税となる可能性があります。どのような場合に非課税になるかは参考資料を見てください。

この場合注意しなければならないのは、非課税となるための申請書を提出しなければならない点です。黙っていても非課税になるものではないので、わざわざ申請してやっと非課税になります。損をしないようにしっかりチェックして非課税にして下さい。
参考資料:不動産取得税 非課税法人

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷は2017年本屋大賞と直木賞をダブル受賞した作品です。これを読まないわけにはいかないでしょ。ということで早速読んでみました。様々な背景を持つピアニスト達がピアノコンクールに臨む姿が描かれています。読み始めはなんとなく退屈な感じがしましたが、読んでいるうちにハマってしまい、夜中の2時まで読んでしまってしまった!早く寝なきゃという日もあった本です。ピアニスト達が奏でるメロディーがなんか頭の中でイメージできてワクワクするような感じ・・・この前、生のオーケストラを聞いた時のような感動が本なのに感じられました。

この本の不思議なところは、主人公がいないこと。というか数人がそれぞれ主人公なところです。通常の小説では誰か1人が主人公でその人の目線で物語が綴られていきますが、この本は数人の主人公がその場面になると主観的に描かれるところです。主人公がコロコロ変わるので初めは感情移入しづらく読みづらかったのですが、読んでいるうちにその人の個性を深く知ることができ、人によってこんなにも感情というのは変わるのだなぁと思えました。そして深みにハマっていく。そんな本でした。

それと天才ピアニストと呼ばれる人達の共通して持っている才能はとにかく耳が良いことみたいです。そういえば、実在する盲目のピアニスト辻井伸行氏も楽譜が見えなくても耳だけで音を覚えるらしいです。そのことを思い出しました。この本は音がページから溢れてくるような本です。

祈りの幕が下りる時

ご存知、東野圭吾氏の新参者シリーズの最終章を映画化したものです。公開されたばかりですが、早速観に行きました。東野圭吾氏の小説はいくつもの事件が複雑に絡み合い1つの接点に結びつけているというのが特徴ですが、今回の「祈りの幕が下りる時」は、これでもか。これでもか。というくらい多くの人が複雑に絡み合ってきます。しかも現在と過去も複雑に絡み合い非常にスケールの大きな話になっています。とても長い歳月も絡んでくるので平気で26年前とか18年前とかいう話が出てきます。どれだけ遡るんだよ!と観ている方も気が遠くなります。

複雑すぎて内容整理しながら観ていないと、途中で誰が誰だか分からなくなります。それも考慮してか、警察庁での関係図などの構図は頭を整理する上でも役立ちます。ただ、その関係性を理解するのが精いっぱいで犯人とかは、真相が近づくギリギリまで分かりません。まぁ、下手に真相は何か?と注視して観るより、真相は明かされるまでほぼ分からないと考えて観た方が気が楽ですね。親子の愛というのも深く感じられた映画でした。

また、日本橋や人形町界隈がロケ地になっているので、その辺が詳しい人は様々なシーンに実際のお店などが出てきて楽しいです。私も日本橋界隈で働いていたことがあるので行ったことある所ばかりで楽しめました。

医療法人の事業承継

世間では中小企業も含め事業承継についての問題が多くなっています。55歳以上の経営者にアンケートをとったところ、95.1%以上の人がこの会社(または医療法人)を誰かに承継したいと考えているのに、実際に決まっているのは44%で半分以上は事業を承継する人さえ決まっていないというのが現状です。特に中小企業においてその傾向が高くこのまま放置しておけば日本の企業はどんどんなくなってしまうということで政府も税制が足枷にならないように、様々な事業承継税制を設けています。

実務で使い勝手が悪い部分はどんどん改正し、かなり使いやすくなりました。医療法人についても昨年10月から改正になった新認定医療法人制度は、まさかここまで政府が譲歩しようとは・・・と専門家の間でも話題になりました。そのくらい太っ腹に政府は日本の企業の事業承継を後押ししています。

でもね。それに敏感に反応する経営者はまだまだ少ないのが現状です。私は専門家として定期的にそのような情報を経営者にお伝えしていますが、経営者の方があまり乗り気じゃないというのも多いです。しかも毎回会うたびに言うと社長や理事長に引退を推奨しているのかとも捉えられかねません。私としてはいつまでも納得するまでやってもらっても構わないのです。ただ、何かあった時のために皆が急に慌てないために準備だけしておいて欲しいのです。情報を小出しにしつつそれに興味ありそうな反応が出たら飛びつく作戦を取っていますが、もうそろそろ違う作戦にした方が良いですかね。

東京フィルハーモニー交響楽団

先週の金曜日の事。通勤中の地下鉄の通路で「都民芸術」と書いてある1枚のポスターを見かけました。近寄ってみてみると、オーケストラ・オペラ・バレエ・演劇・舞踊・能楽・寄席などの芸術文化を都内各地において開催しているとの事でした。その中でちょうどその日、しかも池袋の東京芸術劇場でオーケストラが19時より開催されるという情報が載っていました。今日ここでこれを見たのも何かの縁ということで早速、観に行きました。

東京フィルハーモニー交響楽団は1911年創立で日本でも最も長い歴史をもつオーケストラです。当日会場でチェットを購入する際ちょっと迷っていると、受付のお兄さんがそのクラスならこの席がおすすめですよと、1階ではなく上階の隅の席を薦められました。そういえば、以前読んだ本「羊と鋼の森」でもピアノの発表会で主人公が真ん中の前の方の席を選んだ時、先輩調教師が隅のほうが音の反響がよく分かると言っていたのを思い出し、お勧めの席を選びました。お兄さんお勧めだけあり良い席でした。右隅に座ったので確かに右耳からの音響が凄かったです。映画などはできるだけ真正面から見るようにしていますが、オーケストラのようなものは上からや横からというのも楽しめます。

さて、音楽の方ですが、休憩挟んで約1時間ずつ第1部と第2部に分かれます。以前、生オケを見たとき(2013年4月26日のブログ参照)も相当感動しましたが、やはり生オケはいいですね。1月の会計事務所の業務は、法定調書や支払報告書・償却資産税などそんなに難しい業務ではないのですが、細かい業務が続きます。そんな脳に栄養剤が注ぎ込まれる感じ。よい気分転換になりました。

特に良かったのは最後の演目の「ボレロ」です。繊細なメロディーから始まって同じようなメロディーが延々と続くのですが、その時々の楽器の組み合わせにより全く違うフレーズに代わります。日本の四季を見ているよう・・・同じメロディとは思えないくらい様々な顔が見え隠れします。あんな繊細なメロディーから始まったのに最後にはダイナミックなエンディング。圧巻でした。

自己株式の売買

カテゴリー税務では最近、中小企業の株式を中心に株の売買等があった場合の様々なケースについてお話してきました。今回はそのA会社の株式をそのA会社が買い取った場合について考えていきます。A会社の株をA会社が買うという行為を自己株式の取得といいます。その場合その取引は売買取引ではなく、資本等取引となり、譲渡益等を把握する必要はありません。(低額譲受による受贈益も認識しません)

売主は株式の譲渡益に対する課税のほかに、みなし配当の課税もあります。この場合にはその配当について源泉所得税を徴収する必要があります。ただし、相続によって取得した株式を相続税の申告期限から3年以内に発行会社に譲渡した場合には、みなし配当課税がありません。これは譲渡所得になります。

A株式会社の発行した株式をA株式会社が買う行為を自己株式の取得といいますが、では誰がその株を売ったのかというとA株式会社の株主ですね。その株主が法人か個人かによって注意点が異なります。個人株主が売った場合はみなし譲渡所得課税(所法59)に留意しなければなりません。この件は前回の税務のブログを見てください。法人株主が売った場合には、低額譲渡による寄付金認定に注意しなければなりません。

いずれの場合もその時価は、売買実例があれば実例価格によって、なければ所得税基本通達59-6または法人税法基本通達9-1-14によって時価を算定します。

軍艦島(端島hashima)

冬休みに、2015年に世界遺産となった軍艦島に行ってきました。軍艦島は島を海から見るとその姿が軍艦に似ていることから軍艦島という名前で知られるようになりましたが、正式名称は端島です。

明治時代に端島での炭鉱が始まりました。明治23年に所有権が三菱財閥に移りその後100年以上にわたり三菱財閥の私有地になり炭鉱産業が発展しました。昭和35年にはこの島に5000人以上の人が住み、人口密度は世界ナンバーワン、大正5年には日本初の鉄筋コンクリート造りの集合住宅が建設されました。この島の中に、神社・小学校などの教育機関・病院・スーパー・パチンコなどの娯楽設備まであり、当時としては日本で一番進んだ町でした。日本全国テレビ普及率が10%の時代にも軍艦島のテレビ普及率はほぼ100%の最先端の島だったのです。政府のエネルギー政策が石炭から石油に代わり昭和49年閉山しました。

現在は廃墟です。バイオハザードの舞台になりそうなほどの・・・この光と影を目の当たりにして私の頭の中には、何故か平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声~」というフレーズが鳴り響きました。産業の変化はもの凄いものですね。皆さんはあと12年後に訪れる第四次産業革命の心の準備できていますか?