国際観光旅客税

今月1月7日より国際観光旅客税が課税されています。これは、日本から海外に出国する際に一人1回1,000円の税金を徴収するというものです。実際には航空券に上乗せする形で強制的に徴収されます。日本人が海外に行く場合は行く時に、外国人が日本に来るときには帰る時に課税されることになります。

ただし、非課税になる場合があります。それは出国する時の年齢が2歳に満たない子供や、日本を乗継として利用する場合(24時間以内に出国する場合に限る)の乗継旅客、天候が悪化したため日本に緊急着陸しその後出国した場合には非課税とされています。

また、楽器などの座席スペースを確保するために1人で2席分の航空券を購入した場合は1人分の国際観光旅客税で済むことになっております。国際観光旅客税の創設により初年度は60億円の税収を確保し、平年度は430億円の税収を確保することを目標としています。

アリー/スター誕生

レディー・ガガがナチュラルメークで出演していることでも話題になっている映画です。レディー・ガガ扮するアリーは歌は上手いが鼻が曲がっているというコンプレックスを抱えています。だから自分は一流の歌手になれないと思っていて、昼間はレストランで夜はバーで歌っています。ある日有名なカントリー歌手のジャクソンがその歌を聞きその声に魅了され彼女を自分のコンサートに起用します。そこから彼女がスターへの階段を駆け上がるまでの日々を描いています。

アリーとジャクソンはその後結婚します。ジャクソンはアリーのポップ歌手としての転身を快く思っていなく、アルコール中毒が重症化します。アルコールとドラックに溺れるジャクソンですが、アリーはそんな彼でも変わらず愛しています。ジャクソンに悲劇が訪れて終わります。アリーはジャクソンを救えませんでした。アリーの落ち度は全くないのに救えませんでした。切ない・・・

この映画の中で何度もアリーの歌やジャクソンとアリーのデュエットが流れます。いい曲だなぁと思って聞いていましたが、ある日蟹屋さんでこの映画のサウンドトラックが流れてきてつくずく良い曲ばかりじゃないか!と改めて思いました。やはり歌は心を揺さぶりますね。

戦略の本質

この本面白いです。ビジネススクールでは学べない絶対負けない戦略論と謳っているだけあって、ビジネススクールでは聞いたことのない事が書いてありました。というよりビジネススクールで聞いたことに一歩踏み込んでいると言った方が正確な気がします。マイケルポーター氏の「競争の戦略」。野中郁次郎氏の「失敗の本質」にも触れ、はいはいその辺まではビジネススクールで学びました。と思っていたところで、IDAサイクルというのが出てきます。

これは一般的に有名なPDCAサイクルではなく、自衛隊で実際に重要視しているI(information情報)D(Decision決心)A(Action実行)が重要だと言います。つまり情報は敵、地域に関する情報や自分の部隊の状況や処理されていない情報資料も含んだ幅広いものを示し、その中で指導官として的確な指示(決心)を時間的制限があるなかで実行しなければならない。というものです。確かに未曽有の災害などはいかに情報を得て的確に判断するかが大事ですね。しかも現在は昔と違って時の流れが速い。1年前の最新はあっという間に陳腐化します。

それと日本人特有の「集合的無意識」についても触れていました。日本人は最もハイコンテクスト文化な国民だそうです。これはコンテクスト(文脈)の共有性が高い文化のことで意味を伝えるための努力をせずとも相手の意図を察し合い、なんとなく意思疎通が図られてしまう環境を差します。とりわけ日本は先進国のなかでももっともハイコンテクストの傾向が強いそうです。いわゆる言葉なくとも場を読む能力ですね。対する欧米に多いローコンテクスト文化ではコンテクストに頼ることなく言語によってコミュニケーションを図ろうとします。ですから海外では遠慮や優しさが相手の好意を引き寄せるという日本人的な美徳がまったく通用しないことになります。

日本人と米国の奥さん数人に「熊が突進してきたとき、あなたは子供をどのようにして守りますか」と聞いた時、その返答は日米で正反対だったといいます。アメリカ人の奥さんは全員、子供をはねのけて相手に直面し、両手を広げて仁王立ちになる。それに対して日本人の奥さんは全員、子供の身体を自分のほうに向けて胸に抱きしめ、熊には尻を向けうずくまる防御姿勢を取ると答えました。防御姿勢では、襲ってくる相手の姿が目に入らないため攻撃者の攻撃に対してどのように対抗し、こちらから相手を威嚇して撃退するかという方法論の組み立てが成立しません。己の身を犠牲にしてどう子供を守るか、あるいは運よく見逃してくれるのを待つという手段しか取れないのです。それが集団的無意識です。なかなか深いことが書いてある本でした。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

恒例の着物を着ての初詣行ってきました。今年のお正月は極寒だったり暖かかったり、朝と昼間の気温差が激しかったですね。初詣の日は晴れていて風もなく穏やかな日でした。

おみくじを引きました。結果は「吉」でした。願望(思いが強ければかないます。)仕事(判断力が大事です。)恋愛(猜疑心は捨てましょう。)勝負(劣勢でもあきらめないこと。)健康(頭痛には早めに対処して。)旅行(一人旅で感動との出逢い。)うん。全体的にまぁまぁですね。

特に気になったのは旅行運。一人旅ですか。仕事の出張ではほとんど一人旅ですが、プライベートで一人旅したこと実はないのです。今年はチャレンジしてみようと思います。

2018年 映画鑑賞

毎年カテゴリー映画のブログは、私が今年観た映画ベスト3を発表しています。ご参考までに・・・

1位:ボヘミアン・ラプソディ
感想は2018年11月30日のブログに書いています。この映画の題名である「ボヘミアン・ラプソティ」とはQUEENが1975年に発表した曲名です。演奏時間は通常の曲では3分くらいですがこの曲は6分もあり、内部で議論となりましたが、シングルカットされた曲です。素晴らしい和音のコーラスから始まって、しっとりとした告白のような音調になり、そして曲調が突然オペラ調に変わり、しめにはロック調になり最後にしっぽりと終わります。曲を聞いているだけでも何かの演劇を観ているかのような変化の仕方です。1曲の中でこんなに沢山の曲調を入れた曲は他にどこにもないのではないでしょうか?正に想定外の曲です。映画の題名にもなるのも納得です。

2位:レディプレイヤー1
2018年4月30日のブログに書いています。約30年後の未来はこんな風になっているのではないか?と思わせる映画です。

3位:カメラを止めるな
今年は万引き家族、ミッションインポッシブルと良い映画もありましたが、やはり3位はカメラを止めるなです。2位の映画とは天と地くらい製作費が違いますが、製作費が低くても世界に注目される映画は工夫によって作れるのだと知らしめた映画です。

今年の私の映画のキーワードは想定外でした。毎年多くの映画を観ますが、今年は想定外の映画が多かったような気がします。来年も沢山の映画を観たいと思います。今年もお世話になりました。ということで、いつもブログを読んでいただいている読者の方に日頃の感謝を込めて抽選で3名の方に当事務所オリジナル卓上カレンダーをプレゼントします。住所・氏名を明記の上、このブログのメールまでご応募ください。


すべてのページに金箔加工がしてあり、顧問先からも好評です。締め切り日は1月8日です。発表は発送をもって代えさせていただきます。良いお年を・・・

おまじない

8つの短編小説から構成されています。その中で特に印象が残ったのが「孫係」主人公すみれは12歳の女の子。父親も母親も素直に感情を表現する素敵な人でした。ところが、すみれはどこか冷めているというか、正直運動会ってなんだよと思っているし、ピアノの発表会もプロになるわけじゃないのにと思っている。同級生も嫌いじゃないけど結構な頻度でガキっぽいと感じているし、放課後までいちゃいちゃしたがるのはしんどく思っている。観察力があり先生や大人の前だとうまくふるまえる。そんな自分をタチが悪いと思っていてすごく嫌いになります。汚いずるい人間だと・・・

ある時、おじいちゃん(母方の)が1カ月間一緒に住むことになりました。口では「おじいちゃまが来てくれて嬉しい」なんて言っておいて実は早く帰ってくれないかなと思っています。とても気を遣い自分の部屋で毎日ぐったりしてしまう有様。そんな自分も嫌いになります。ある日、おじいちゃまが散歩中でお母さんが買い物に出かけて家で1人になった時、「ひとりになりたいなぁ」と2回も独り言を無意識で言ってしまいます。その時ガタッと音がして、「すみれさん、私もです」とおじいちゃんが言います。「娘だし色々気遣ってくれるのは嬉しいんですけど、こうもまっすぐ愛情をぶっつけられたら、すごく疲れるんですよ。私もひとりになりたい。早く長野の家に帰りたいです」と・・・

それから二人は本音で話します。そしておじいちゃんが提案します。「すみれさんは、孫係。わたしは、爺係。この1カ月それぞれ係をきちんとつとめあげませんか?私の娘(すみれの母)のために。すみれさんのお父さんのために。」そのアイデアはすみれにとっても素敵な案で二人は悪い秘密を共有したギャングみたいな関係になりました。それぞれの係をこなし生活ができました。おじいちゃんは悪態をつける唯一の存在です。そして言います。「人はそれを陰口だとか卑怯だと言うかもしれない。性格が悪いとか。でもね。すみれさんがそう振舞うのは友達を傷つけたくないからでしょう?先生の期待に応えたいからでしょう?それは思いやりの心からくるのです。」

「それは誰かを騙しているのとは違う。騙して、それで得をしようとしているのではないのだから。ここが大切です。つまり得をしようと思って係につくのはいけません。あくまで思いやりの範囲でやるんです。その人が間違っていると思ったら、そしてそれを言うことがその人のためになるのだったら言わなければいけないし、相手を傷つける覚悟をもって対峙しなければいけない。でも、その人が間違っていないとき、ただ性格が合わないだけとか、その人の役割的にそうせざるを得ないと分かるときは、その人の望む自分でいる努力をするんです。」この言葉を聞いてすみれは自分は悪い子だという思いが和らぎます。むしろいい子だ。思いやりがあるからそうすることができる。と・・・おじいちゃんの言葉、深いですね。

金融庁是正勧告

金融庁が生命保険各社に「可及的速やかに見直してほしい」と是正勧告をしました。1つは、法人向け定期保険でもう1つは、ドル建て一時払い終身保険です。

法人向け定期保険は節税目的で日本生命がプラチナフェニックスという保険を発売したのですが、それがバカ売れしました。こちらの保険は保険料全額を損金算入できるもので、付加保険料を契約期間の後半に厚めに乗せるといった過度の調整を行うことにより解約返戻金の返戻率が高くなる商品。

もう一つは、ドル建て一時終身保険ですが、こちらの貯蓄性保険は運用コストや実質的な利回りが分かりにくく、パンフレットに載せている積立利率があたかも実質利回りのような誤認をさせる可能性があることを踏まえ改善の必要性を求めました。

保険会社と金融庁または国税庁とは、いつもイタチごっこです。保険会社は売れる商品を開発し、金融庁(または国税庁)は行き過ぎた節税商品を封じ込めます。まぁ経済の原理で仕方ないですかね。これはこれからも変わらないのでしょうね。

税理士会法対策部

私は東京税理士会豊島支部の法対策部に所属しています。毎月会議がありこれからの税制の在り方の検討や議論をしているのですが、先日韓国の税制で消費税のインボイス制度についてのお話を聞く機会に恵まれました。実は税理士会の中でも豊島支部は全国で1番、台湾インボイスそして韓国インボイスに精通しているのです。豊島支部は独自に韓国と台湾にコネクションを持っており毎年豊島支部として台湾や韓国に訪問し研究を重ねています。これだけ台湾や韓国と交流がある支部は他にありません。

たまたま豊島支部に所属していて、そしてたまたま法対策部に所属していたからこそ有意義な話を聞くことができました。日本は韓国のインボイス(消費税)を参考にして日本にインボイス制度を導入しようとしているらしいです。インボイスについては、先日11月6日のブログでも書きましたが、一番の問題は個人に対するものです。台湾は課税漏れを無くすために個人に宝くじを発行させることで申告を促しました。韓国はクレジット会社にマージンを払って情報を入手しかつ、個人はそれを申告することにより税額控除を受けられるというメリットを享受することにより申告漏れを抑止しています。

最近、安倍首相が消費税10%に上げるに際し、クレジットで購入すれば2%還元するということを発表しました。2%上げて2%還元って何の意味があるんだ?と思った人もいたかと思いますが、これって消費税インボイスを始める前段階の準備ですよ。つまりクレジット購入や電子マネーなどを使う事で将来のインボイスに備えた布石を踏んでいるのです。テレビや情報誌で全く流れていない情報ですが、そういう事なのです。あぁ怖っ。

サンリオピューロランド

サンリオピューロランドは1990年にサンリオのキャラクターをメインにしたレジャーランドとして開園しました。初年度は入場者数は183万人でしたが、年々減少し20年後には約半分になりました。2014年に初の女性館長として就任したのが小巻亜矢氏です。小巻氏は様々な改革をして2017年には開業当初の180万人まで回復しました。彼女はどうやってV字回復を成し遂げたのか?

まずターゲットを変えました。子供から大人へです。ミュージカルを今までの子供向けのサンリオキャラクターが登場するものから、イケメン俳優メインの2.5次元ミュージカルなどにしました。パレードもエンターテーメント的な大人向けにしました。施設に書かれているキャラクターの絵も輪郭部分をなくすことによって子供っぽさを無くし、より立体的に大人好みにしました。女性ならではの細かい発想です。

それから従業員の意識を変えました。東大大学院で学んだ心理学を駆使して従業員教育を充実させたのです。ものを褒める練習で観察力を高め、従業員のトイレなども女優ライトなどを設置し働く環境もアップ、従業員のモチベーションがあがることにより顧客満足度もアップしています。

そしてインバウンド対策。中国などでは日本のキティちゃんがブームです。中国人向けの電子決済サービスのアリペイをどこよりも先に導入しました。さらに海外向けのサイトもリニューアルし、スマートフォン専用サイトも充実させました。また、中国語だけではなく英語、韓国語、タイ語にも対応しています。過去5年でインバウンド客が2倍にまでなりました。サンリオピューロランドがこれからどれだけ伸びるのか楽しみですね。

京都 大報恩寺快慶・定慶のみほとけ

東京国立博物館で行われている特別展「京都 大報恩寺快慶・定慶のみほとけ」を見学してきました。基本的に写真撮影不可ですが、こちらの観音菩薩立像だけ写真撮影OKだったので1枚写真撮ってきました。観音像は銅製鍍金でできているものもありますが、ここに展示されているのは、ほとんどが鎌倉彫刻つまり木製でした。

特に凄かったのが鎌倉時代を代表する仏師快慶の高弟、行快の作品の釈迦如来坐像があった部屋で、中心にお釈迦様の像がどんと構えており、その周りにお釈迦様の弟子である十大弟子立像が展示してあります。十体とも快慶の工房で制作されたものです。釈迦像・重大弟子像ともに重要文化財に指定されています。

その他にも六観音菩薩が展示されている部屋があり、写真にアップした聖観音菩薩立像はじめ、千手観音菩薩立像、馬頭観音菩薩立像、十一面観音菩薩立像、准胝観音菩薩立像、如意輪観音菩薩坐像が展示されていました。これらも重要文化財です。こちらの展示物は正面からだけではなく背面もつまり360度見渡せるというメリットがあります。仏像など詳しくはないのですが、なんだか身も心も洗われた気分でした。