この映画は1990年にシュワルツェネッガー主演で一度作られた作品をコリンファレル主演で作り直したリメイク版です。映画の題名は有名なので知っている方も多いのではないでしょうか。私自身は当時映画館で観ていませんので、題名とシュワルツェネッガー主演の映画ということしか知りませんでした。ですから、今回は初めてみるようなものです。
この映画の中では、過去の記憶を書き換えることができます。現在の生活に不満を持つ人々が「大富豪」になったり、「諜報員」になったりすることを体験できる会社がリコール社です。主人公が仕事ができるのに出身が悪いため、出身が良い自分より仕事ができない人が昇格したことでムシャクシャして、リコール社を訪れたことから話がスタートします。彼は諜報員になる体験をしたいと申し入れます。体験をしようとした瞬間警察部隊が現れ中断されますが、その時に逃げようとしたためにとった行動が警察官を10人殺してしまったり、半端ない俊敏さであったり・・・実は彼は現在では工員として働いていますが、本当は優秀な諜報員で、過去の記憶を強制的に書き換えられていたという事実に少しずつ気が付きます。
それは、見知らぬ女性(いつも同じ人)と逃亡し自分がつかまる夢を毎日のように見ることであったり、手の傷、過去に訓練した記憶はないのにやたら俊敏な動き、ピアノが弾けないはずなのにピアノが目の前にあったら無意識に弾いてしまったこと。そう、無意識潜在的なものが本当の自分に少しずつ気付いていくという話です。
どれが本当でどれが書き換えられた記憶なのか自分の中で、自分は一体何者か?という不安にさえなまれながらも、過去の記憶はあてにできないけど、今の自分は自分なのだと決意してから、迷いがなく行動します。
人は今というのは過去の積み重ねだから、過去の記憶が全くなくなったらそれはとても不安になると思います。でも、過去に拘り過ぎでも現代を思い切り生きられないような気がします。現在どう生きるかは、自分が今何をどう選択するかにあります。今が大事なんだと気付かされた映画でした。


ピンクの浴衣は大人が着ると甘過ぎてしまうきらいがあるので黒い重厚な帯で締めてみました。深緑の浴衣は逆に地味過ぎてしまうきらいがあるので、ピンクの帯で柔らかさを出しました。深緑の浴衣は深川八幡祭りに行った時のものです。深川なので深緑です。