3度目の殺人

福山雅治氏が演じる勝ちにこだわる弁護士と、証言がコロコロと変わる役所広司氏が演じる犯人の心理合戦が見ものです。弁護士として何度か接見しますが、言う事はまともなような感じですが、忘れてみたり変わってみたり、犯人が何を考えているか分かりません。弁護士も何としても極刑を免れるために作戦を練りますが、犯人からしたら、弁護士は本当の事なんて興味ありませんよね?と心の中をお見通しです。

実はこの犯人30年前に殺人を犯していていたのです。その時極刑を免れる判決をしたのがこの弁護士の父でした。少しずつ真相に近づいていきます。でも、近づくと離れる証言をするのでなかなか真相に近づきません。勝ちにこだわる弁護士が犯人の証言に振り回されることで真相に近づくための行動にでます。それでも何となく証言で一番信ぴょう性の高かったのは広瀬すずの演じた被害者の娘かなとも思いますが、はっきりしないまま映画は終わります。

最初に殺害したのは事実です。と認めていた犯人が途中から殺害そのものをやっていないと証言を変えたことで極刑が確定して終わりです。何かモヤモヤした気分で家に帰る帰途で、ハッとしました!3度目の殺人っていう映画の題名ですね。犯人は司法の力で殺されたの?と思ったら心臓がドキドキしました。

ギフト 僕がきみに残せるもの

アメリカンフットボールのスターであるスティ―ヴ・グリーソン氏は、ある日ALS(筋委縮性側策硬化症)を宣告されます。直後に妻の妊娠が発覚します。生まれてくる子に自分は何が残せるのか?と思い我が子にビデオダイヤリーを撮り始めます。ALSは、筋肉の萎縮と筋力低下をきたしていき人口呼吸器をつけない限り3年から5年で死亡する病気です。完治することのない難病で原因も特定されていません。

はじめノンフィクション映画だと思ってみていました。でも見続けているとちょっと様子が違います。マッチョだった主人公がみるみる痩せていき別人のようになっていきます。しゃべれなくなるのは演技できても風貌がこんなに違ってくるのは??と疑問が湧き、これは本人がビデオ撮影した本物の記録なんだと気が付きます。凄い映画です。というか映画ではありませんね。これは・・・記録です。記録の部分的なものをこうやって一部見せているという感じ・・・

何が凄いかというと、アメリカンフットボールのスターだったという光の部分と、病気が進行してくると(治るものが病気だと定義した場合、これは病気ではありませんね。だから〇〇症というのかもしれませんが)排便も一人でできなくなります。すべての筋肉が萎縮するのですから・・・そういった影の部分もすべて映し出しているのです。父親との葛藤や、息子への愛情、妻の愛情や妻の苦悩まで・・・包み隠さずというのはこういうことなのかもしれません。

生きるということの大切さ。生きるという事の現実をまざまざと突きつけられるそんな映画(記録)でした。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

私は毎年花火を見に行きます。今年は江戸川花火しか見れませんでしたが、それでもここ何年も色々な花火を毎年見ています。花火の音、火薬の匂い、夜風、屋台、すべて夏の風物詩です。その花火の話かと思い観に行きました。

田舎の高校生の話でした。地元の茂下花火まつりで行われる花火大会、花火は丸いのか平べったいのか?という議論から始まります。丸いという人と平らだという人がいて、真横から見ればそれが分かるからという理由で花火当日灯台から見ようということになります。

なずなという同級生の女の子は母の再婚により転校することになり、それが嫌で花火の日家出を企てます。同級生の男の子と駆け落ちを考えます(付き合ってもいないのに)。一度親につかまり計画は失敗します。その時海で拾った不思議な玉を投げると、時間が戻りまた、やり直せます。何度も違うパターンで失敗します。

もしあの時こうしていれば・・・とか、もしあの時その選択をしていたら・・・という事ってありますよね?でも結局はそちらを選択したとしてもうまくいくとは限らないのじゃないかな。。と思いました。いかに失敗した時にその事を受け入れ乗り越えて行くことの方が大事だなぁとつくづく思った映画でした。映画の中に隠れキーワードが隠されており茂下駅、茂下神社など「もしも」と読みます。

22年目の告白ー私が殺人犯ですー

残虐な連続殺人が起こり時効が確定した22年後に犯人が「私が殺人犯です」と本を出版し、メディアにも顔出しで出ます。何故犯人はそんなことをするのか?そんな疑問から始まります。

この映画を観ようと思っている人は決してネタバレなんか調べないで観に行けば、とても面白い(面白いという言い方に語弊があるなら、奥の深い)映画になっています。えっ!とビックリします。そういう事か・・・と納得できます。これ以上言ってしまうとネタバレに近い感じになってしまいますので、いうのは止めます。

ということで今日は俳優藤原竜也さんについて書こうと思います。この俳優さんの凄いところは、カッコ良い役も情けない役も極悪人も完璧にこなすという点です。イケメン俳優はイケメン役しか演じられないという方は多いですよね。でも藤原竜也さんは完璧なまでに様々な役をこなせます。

同じく松山ケンイチさんも様々な役が演じられますよね。女性で言うと宮崎あおいさんでしょうか。本当にプロだなぁと思います。なんだか映画の感想とかけ離れてしまいましたが、この映画は事前調査なしで是非観て下さい。奥が深く、実は愛情に溢れた映画です。

家族はつらいよ2

「家族はつらいよ」(2016年4月8日のブログで感想を書いています)の続編です。家族はつらいよシリーズは日本税理士会連合会が応援しているので観に行きました。長女(中嶋朋子さん)が税理士の役をやっています。

今度は70歳を超えたお父さんの車の傷が絶えなくなり、大きな事故を起こす前に何とか免許を返上させようと家族が一団となって画策するお話です。子供夫妻は何とか運転免許を返上させようと画策しますが、お父さんは聞きません。車を奪う事は俺に死ねと言っているようなものだ!を憤りを隠しません。

ここからはネタバレなので気を付けて下さい。子供夫妻達は頑固親父だと怒り、お父さんはうるさい子供達だと怒っています。この家族は崩壊していると・・・ある時、お父さんの同級生の旧友が家に泊まって朝になるとそのまま亡くなっていました。大阪に兄がいましたが20年前に縁を切ったので知らないと言い、別れた妻の子供も香港にいるとは分かっているが連絡がつかない。そこでお葬式は国が簡素に葬儀屋と亡くなった人だけで行われるという事実を知ります。

そんな寂しいお葬式は旧友としては可哀そうだということで父は家族に誰か私と一緒に参加してくれないか?と尋ねます。皆それぞれ予定がありましたが、結局都合を付けて参加します。なんだかんだ言っても家族っていいなぁ・・・そんな気持ちになる映画です。相変わらず、大笑いし、それでもって、ほろりとするそんな映画でした。

美女と野獣

最近、続けてディズニー映画「モアナと伝説の海」と「美女と野獣」を観ました。映像の綺麗さと観終わった後に幸せな気持ちになるという点で二作品は共通しています。今日は美女と野獣の感想を書きたいと思います。美女と野獣といえば誰もが知っている物語。ディズニー映画のアニメ版を観た人も多いのではないでしょうか?

今回の実写版「美女と野獣」ですが、兎に角ベル役のエマ・ワトソンがベル役にぴったり!アニメ版のベルより魅力的に描かれています。また、魔法によって変身させられていたお城で働く食器や家具達が元の人間に戻った時に家具や食器なのに、あぁこの人だからこの家具や食器になったのね。と納得できる変身ぶりでした。歌も美しく、強いて言えば王子様が人間に戻った時より野獣の時の方が素敵に見えたのは私だけでしょうか。

夢を売るディズニーらしい映画でした。エマ・ワトソンがベル役にぴったりだったのは、実生活でもエマ・ワトソンは本が好きだからだったのかもしれません。彼女はハリーポッターシリーズでハーマイオニー役の子役として一世風靡しましたが、綺麗に美しく大人になりました。彼女の成長も楽しめる映画でした。

チア☆ダン

福井県の高校のチアリーダー部が全米チアダンス選手権で優勝するまでの経緯を映画にした実話です。半分以上未経験者である高校生がたった3年で全国大会で優勝し、渡米して全米の大会で優勝するなんて俄かに信じられない話ですが実話なのです。私はノンフィクション映画が好きですが、実話だからこそ感動するお話でした。主役の広瀬すずもとても可愛らしく、軽い気持ちで入部したチアリーダー部でしたが、次第に真剣になり家でも練習し全米制覇をします。

はじめは楽しければよいという気持ちでチアリーダー部に入部しますが、指導する先生が言った「何かを成し遂げたものしか見れない光景」を目にしたい!という気持ちが強まり全米制覇します。凄いとしか言いようがなく、主役をやった広瀬すずも相当練習したと思います。人が頑張っている姿というのは観るものも元気にし、良いエネルギーを吸収できます。

この映画は2009年に全米選手権で優勝するお話ですが、その後も2013年から5年連続で優勝しています。映画では4年連続優勝と出ますが、2017年3月6日に行われた全米大会で見事優勝したそうです。あまり、ニュースでも報道されていませんが、このような嬉しい報道こそもっとメディアにやって欲しいと思います。最近スポーツなどでは世界レベルで多くの日本人が活躍しています。もっともっと国民として喜んで良いと思うのは私だけでしょうか。元気や勇気がもらえる映画でした。

SING/シング

軽い気持ちで観に行った映画「SING」です。主人公のコアラのバスターが幼い頃劇場で見た歌のショーに感動し、いつか自分もこんな劇場の経営者になりたいと思っていました。父の協力もあり、劇場を持つものの経営は芳しくない。そこで素人相手の歌のコンテストを開催するというアイディアを思いつきます。賞金を2桁間違えたということもあり、応募者が殺到。予選を行って本選に備えます。その後コンテストの前に劇場が崩壊するなどの災難がありますが、瓦礫の下でコンテストは行われます。

とても良かったです。ちょっとした歌フェスを見に行った気分。映画料金でこれを観れるってとても得した気分になりました。何しろSINGだけあって歌がどれも素晴らしく、聞いただけで目頭が熱くなり歌というのはそれだけ人々の心に響くのだなぁと改めて感じました。

それとバスターが父からうけついた「恐怖に負けて夢をあきらめるな」という言葉が特に印象的でした。何か新しいことを始めるとき、不安や恐怖に負けそうになることもあります。でも、それで負けていては何も始まりません。恐怖を乗り越えて夢を掴んでくださいというエールのようにも感じた映画でした。

ザ・コンサルタント

会計士が主人公だったので、ちょっと興味があり観に行きました。ただ、昼は会計士、夜は殺し屋とあり得ないサブタイトルがついていたので、会計士として食べていけるのに殺し屋はしないでしょう。とちょっと眉唾でしたが・・・実際に観ると、会計士として働いているけど、積極的に殺し屋業をやっているわけではなく、自己防衛の一環でやっているという感じだったので安心しました。

主人公は自閉症で、ある部分に天才的な才能を発揮するのですが、それが会計士としての才能として開花されています。手の込んだ粉飾や会計操作もたぐいまれな才能で発見します。でもその才能から命を狙われます。会社の内部で働いていた女性がはじめに発見し、会計監査を頼んできたのです。彼女が発見したのは氷山の一角でものすごい金額が粉飾されていました。

会計士と彼女はそれを公にしたくない連中から命を狙われます。会計士は自己防衛のため幼い時から父から格闘技や射撃の訓練を受けており、自分だけなら十分に守れますが彼女も守ります。やはり、男は強くなくちゃね。と観ているうちに彼が魅力的に移り変わっていくそんな映画でした。

ブラック・ファイル

今月は忙しく「バイオハザード:ザ・ファイナル」と「ブラック・ファイル野心の代償」しか観れませんでした。どちらも怖い映画でしたが、じわじわとくるのはブラック・ファイルでしょうか。何日か悪夢を見ました。バイオハザードもゾンビなど怖いものも出てきますが、あまりにも現実離れしていて夢には出てきませんでした。私の好きな俳優(外国人編)はナタリー・ポートマンとミラ・ジョボビッチです。ですからバイオハザードが観たいというより、ミラ・ジョボビッチが観たかったのです。バイオハザードにローラに似た女優が出てるなぁと思って見ていましたが、字幕を見てびっくり!ローラでした。

ブラックファイルは怖いですよ。例えば、殺人事件があった場合、状況証拠が揃っていて、その人が犯人だと推定される場合、出てくる証拠・出てくる証拠が全て1人の人と合致する場合、ほぼ、その人が犯人だと決めつけられてしまいます。本当はそうでなくても・・・しかも、怪しい人や危険な人が沢山出てきて、一体だれが犯人なのか。そういう時は、映画の場合大抵いい人が犯人だったりするので、裏をかいてあの人かな。とも思いましたが、それも裏切られます。最後の最後まで犯人は分かりません。これから見る人もきっと裏切られると思います。勇気のある人はどうぞ。