都民芸術フェスティバル2019

今年も1月15日から3月31日まで都民芸術フェスティバルが開催されます。詳しくはこちらまで↓
https://tomin-fes.com/

昨年もこのオーケストラを観に行きました。オーケストラは東京芸術劇場で行われるので当事務所から徒歩5分。とても便利です。その他にもバレエであったり、能楽、日本舞踊、寄席まであります。どれもこれも通常観覧するよりだいぶお得な感じの価格設定なので、右脳が疲れている皆様にお勧めします。

私も繁忙期に入りそろそろ右脳の栄養を欲する状態になってきましたので、何かしら観に行きたいと思っております。

消費税率改定に伴う診療報酬改定

医療法人の消費税損税問題はこのブログでも何回か話題にしましたが、毎年の税制改正でも厚生労働省から改正要望を出しているもののなかなか改正されないというのが実情です。現に今年10月の消費税率10%改正時にも医療法人の消費税損税問題は無視され、診療報酬改定で何とかしてくれという回答でした。

厚生労働省の中医会の消費税分科会で1月9日に行われた会合で消費税改定に伴う診療報酬改定の方針が承認されました。内容は初診・再診料は5.5%の増額改定です。消費税が5%から8%に改定されたときに充分な診療報酬改定が行われなかったため、今回の診療報酬改定は前回(5%→8%)と今回(8%→10%)を考慮して上乗せ率が増額されます。

ですからこの5.5%の上乗せ率は現行の点数への上乗せではなく、2014年改正前の点数への上乗せ率となります。入院基本料・特定入院料の上乗せ率は以下の通りとなる方向です。
分類Ⅰ 急性期一般入院料&特定入院料 4.8%
分類Ⅱ 地域一般入院料&特定入院料 4.0%
分類Ⅲ 精神病棟入院基本料(10対1・13対1)&特定入院料 2.6%
分類Ⅳ 精神病棟入院基本料(15対1以下)&特定入院料 2.2%
詳しくは下記資料をご覧ください。
消費税改正診療報酬

認知症の備え

今や65歳以上の人の5人に1人が認知症になると言われています。経営者が認知症になると、意思能力がなしと判断され、契約書に判が押せなくなります。たとえ押せたとしても意思能力がない者の契約になり契約無効となってしまう可能性があります。認知症になると法律行為が行えなくなるため自己資産の処分ができないばかりか、自社の議決権の行使もできなくなり事業承継に関する法律行為もできなくなります。

認知症を発症した場合でも家庭裁判所を通じて法定後見人を付けるなどの対策も取れますが、労力が必要以上にかかり、また、後見人は本人の財産を守る立場にあるため硬直的にならざるを得ないというのが現状です。ですから発症前に対策を講じることが重要です。

認知症にかかる前であれば「任意後見」を使う道もあります。任意後見は法定後見ほど制約が厳しくないからです。それとは別に「民事信託」を使う方法もあります。これは信頼できる誰かに財産を託す方法で信託先や信託内容は自由に選ぶことができます。いずれにせよ、備えあれば憂いなしですね。

国際観光旅客税

今月1月7日より国際観光旅客税が課税されています。これは、日本から海外に出国する際に一人1回1,000円の税金を徴収するというものです。実際には航空券に上乗せする形で強制的に徴収されます。日本人が海外に行く場合は行く時に、外国人が日本に来るときには帰る時に課税されることになります。

ただし、非課税になる場合があります。それは出国する時の年齢が2歳に満たない子供や、日本を乗継として利用する場合(24時間以内に出国する場合に限る)の乗継旅客、天候が悪化したため日本に緊急着陸しその後出国した場合には非課税とされています。

また、楽器などの座席スペースを確保するために1人で2席分の航空券を購入した場合は1人分の国際観光旅客税で済むことになっております。国際観光旅客税の創設により初年度は60億円の税収を確保し、平年度は430億円の税収を確保することを目標としています。

アリー/スター誕生

レディー・ガガがナチュラルメークで出演していることでも話題になっている映画です。レディー・ガガ扮するアリーは歌は上手いが鼻が曲がっているというコンプレックスを抱えています。だから自分は一流の歌手になれないと思っていて、昼間はレストランで夜はバーで歌っています。ある日有名なカントリー歌手のジャクソンがその歌を聞きその声に魅了され彼女を自分のコンサートに起用します。そこから彼女がスターへの階段を駆け上がるまでの日々を描いています。

アリーとジャクソンはその後結婚します。ジャクソンはアリーのポップ歌手としての転身を快く思っていなく、アルコール中毒が重症化します。アルコールとドラックに溺れるジャクソンですが、アリーはそんな彼でも変わらず愛しています。ジャクソンに悲劇が訪れて終わります。アリーはジャクソンを救えませんでした。アリーの落ち度は全くないのに救えませんでした。切ない・・・

この映画の中で何度もアリーの歌やジャクソンとアリーのデュエットが流れます。いい曲だなぁと思って聞いていましたが、ある日蟹屋さんでこの映画のサウンドトラックが流れてきてつくずく良い曲ばかりじゃないか!と改めて思いました。やはり歌は心を揺さぶりますね。

戦略の本質

この本面白いです。ビジネススクールでは学べない絶対負けない戦略論と謳っているだけあって、ビジネススクールでは聞いたことのない事が書いてありました。というよりビジネススクールで聞いたことに一歩踏み込んでいると言った方が正確な気がします。マイケルポーター氏の「競争の戦略」。野中郁次郎氏の「失敗の本質」にも触れ、はいはいその辺まではビジネススクールで学びました。と思っていたところで、IDAサイクルというのが出てきます。

これは一般的に有名なPDCAサイクルではなく、自衛隊で実際に重要視しているI(information情報)D(Decision決心)A(Action実行)が重要だと言います。つまり情報は敵、地域に関する情報や自分の部隊の状況や処理されていない情報資料も含んだ幅広いものを示し、その中で指導官として的確な指示(決心)を時間的制限があるなかで実行しなければならない。というものです。確かに未曽有の災害などはいかに情報を得て的確に判断するかが大事ですね。しかも現在は昔と違って時の流れが速い。1年前の最新はあっという間に陳腐化します。

それと日本人特有の「集合的無意識」についても触れていました。日本人は最もハイコンテクスト文化な国民だそうです。これはコンテクスト(文脈)の共有性が高い文化のことで意味を伝えるための努力をせずとも相手の意図を察し合い、なんとなく意思疎通が図られてしまう環境を差します。とりわけ日本は先進国のなかでももっともハイコンテクストの傾向が強いそうです。いわゆる言葉なくとも場を読む能力ですね。対する欧米に多いローコンテクスト文化ではコンテクストに頼ることなく言語によってコミュニケーションを図ろうとします。ですから海外では遠慮や優しさが相手の好意を引き寄せるという日本人的な美徳がまったく通用しないことになります。

日本人と米国の奥さん数人に「熊が突進してきたとき、あなたは子供をどのようにして守りますか」と聞いた時、その返答は日米で正反対だったといいます。アメリカ人の奥さんは全員、子供をはねのけて相手に直面し、両手を広げて仁王立ちになる。それに対して日本人の奥さんは全員、子供の身体を自分のほうに向けて胸に抱きしめ、熊には尻を向けうずくまる防御姿勢を取ると答えました。防御姿勢では、襲ってくる相手の姿が目に入らないため攻撃者の攻撃に対してどのように対抗し、こちらから相手を威嚇して撃退するかという方法論の組み立てが成立しません。己の身を犠牲にしてどう子供を守るか、あるいは運よく見逃してくれるのを待つという手段しか取れないのです。それが集団的無意識です。なかなか深いことが書いてある本でした。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

恒例の着物を着ての初詣行ってきました。今年のお正月は極寒だったり暖かかったり、朝と昼間の気温差が激しかったですね。初詣の日は晴れていて風もなく穏やかな日でした。

おみくじを引きました。結果は「吉」でした。願望(思いが強ければかないます。)仕事(判断力が大事です。)恋愛(猜疑心は捨てましょう。)勝負(劣勢でもあきらめないこと。)健康(頭痛には早めに対処して。)旅行(一人旅で感動との出逢い。)うん。全体的にまぁまぁですね。

特に気になったのは旅行運。一人旅ですか。仕事の出張ではほとんど一人旅ですが、プライベートで一人旅したこと実はないのです。今年はチャレンジしてみようと思います。