免疫細胞治療



免疫細胞療法をご存じだろうか?私も5年前くらいまで知りませんでしたが、この治療に関連する顧問先もあることから知りました。

がんは有名な病気ですが、そもそも何故がんになるのでしょう。この本によると人間の体は60兆個の細胞からなっていて、常にその細胞が分裂と増殖を繰り返しています。あるとき遺伝子に何らかの異常(タバコや科学物質、自然界に普通に発生する放射能が原因になったりする)が起こり、突然変異が起こり細胞は死なずにとめどもなく分裂を繰り返すこの死なない細胞ががん細胞です。

がん細胞は健康な人でも1日に5000個もできますが、免疫細胞(リンパ球)が攻撃して死滅させています。しかし、免疫細胞が弱くなるとこれを死滅させることができなくなり、がんになってしまうのです。ですから、がんは一種の体の老化とも言われています。日本人は世界一平均寿命が長い国ですから、がんで亡くなる人も多いのです。

がんの三大治療は、外科手術と放射線治療と抗がん剤治療ですが、自分の免疫細胞自体を強くしていく最新医療が免疫細胞療法です。その免疫細胞治療について詳しく書かれているのがこの本です。がん専門医19人が事例などを用い分かりやすく説明しています。医療って常に進歩しているのですね。

種類別医療法人数

平成24年3月31日現在の種類別医療法人数が6月22日に発表になりました。全体では47,825法人で昨年に比べ879法人の微増です。数年前まで全体の98%を占めていた持ち分の定めのある社団医療法人は、平成19年以後設立できなくなったこともあり、88%に低下しています。

それに比し、平成19年3月には424法人だった持ち分の定めのない社団医療法人は平成24年3月では5,189法人と平成19年の約12倍になっています。

特定医療法人は平成19年には407法人ありましたが、平成24年には375法人に減少していますが、これは平成19年の医療法改正であらたに新設された社会医療法人(平成24年3月現在162法人)への移行が進んだものとみられます。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/igyou/igyoukeiei/houzinsuu03.pdf

自己表現

私は人前で話すことが苦手です。1対1なら話せます。1対5までなら何とかいけます。ところがそれ以上になるとどうも苦手なのです。以前の職場で何度もセミナーの講師をやらせてもらったり、大学で非常勤講師をやったり、大学院で皆の前で課題の発表をしたり、それなりに経験は積んでいますが、どうも苦手意識が消えません。

何故少人数だと大丈夫なのに大人数だと駄目なのか。考えてみました。1対1ですと相手がどう感じたか分かっているかなどを表情や仕草などから分かります。それを汲み取ってもう一度、例題などを加えながら説明することが可能です。相手が5人位までなら、細胞をフルに使って感じることができます。ところがこれ以上になると何人か無表情の人というのが存在してきます。心の中で思います「え?分からない?分かってる?つまらない?どうなの?」中にはうんうん頷いている人やにこやかにほほ笑んでいる人もいます。うーん分からないな?という表情をした人がいたらラッキーです。分かりやすくもう一度説明したりします。

何度もセミナーに参加して特に人数が10人以上になると必ず無表情の人が出現するのです。この人の存在が潜在的に気になるのだと思います。分かっているのかいないのか。そこが不安になり苦手意識に結びつきます。

ビジネススクールで自己表現という授業を取りました。皆の前で恥ずかしいこと(緊張させること)をやらせます。そういう場でモジモジしたり、恥ずかしがって行動すると舞台演出家でもある先生はとても怒りました。怒られ慣れていない私は怒られるのが嫌という一心で、心臓がバクバクしながらも精一杯表現しました。先生は良く褒めてくれました。今思うと、先生は私は怒られ慣れていなく誉めることによって伸びるタイプだということを瞬時に感じ取って、そうしたのだと思います。ただ、ビジネススクールで取ったこの授業は皆の前で表現するということを実践で学ばせる場でした。自分の中に持っている思いなどは、相手に表現しなければ伝わりません。この授業で表現の大事さを学びました。

所得税の予定納税

今年の確定申告書を提出した人で、予定納税基準額(分離課税・譲渡・一時・雑所得分を除いた納付すべき税額)が15万円以上となる場合には、その金額の1/3(特別農業所得者は1/2)を第1期(7月)と第2期(11月)に分けて納税しなくてはなりません。これが予定納税制度です。

これは翌年の3月の確定申告時期に一度に納税額の支払いが発生すると負担が重くなることなどを考慮して所得税の前払いとして前期の1/3ずつを2回に渡って先払いする制度です。

前年と所得が同等の場合7月と11月と翌年3月に大体1/3ずつ支払うことになりますが、廃業した場合など、明らかに所得が減少すると分かるときは、「予定納税額の減額申請」をすることにより、予定納税額を減らすことができます。

詳しい申請手続きは下記を参照して下さい。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/02.htm

MBA(仕事との両立)

働きながら学べる専門職大学院(MBA)が増えたことは嬉しいことです。ただ、実際にやってみると仕事と勉強との両立は大変で時間がいくらあっても足りないという時期があります。私は税理士試験もCFPも仕事をしながら取得していましたから多分他の人より時間管理ができる方だと思います。それでもどうやって、両立したのかをお話したいと思います。

私は大学院1年目は勤務税理士として税理士法人に勤務していました。2年生になる時に独立したので、勤務税理士と独立税理士との立場の違いはありますが、働きながら大学院を修了したわけです。

授業を取っている曜日は残業ができません。従って職場には始めから「大学院に行ってMBAを取得する」ということを宣言しました。これは職場によって違うと思いますが、宣言することによって、早く帰ることを理解してもらえ、かつ、応援してもらえるので一石二鳥でした。自分に逃げ場を作らないためにも有効です。これはできればやった方がいいと思います。

仕事の内容にもよると思いますが、私の仕事は月末にクライアントとお会いすることが多く、お約束するときも遠めのクライアントで授業に間に合いそうもない場合には、授業がない日に予定をいれてもらったりして、できるだけ授業は行くようにしました。どうしても日付を変更できない時は、前の週に学友にICレコーダーを渡しておき録音してもらいました。

1年で一番大変だったのは5月でした。授業での中間試験(提出物)と3月決算が重なり、時間がいくらあっても足りず大変でした。電車での移動時間や隙間時間を利用して課題を仕上げたのを覚えています。1月も年末調整や償却資産税の仕事と期末課題の提出が重なり大変だったのを記憶しています。ただ忙しい確定申告時期は大学院も休みだったので有難かったです。

結論から言うと「成せばなる」です。時間がなくても自分で時間を作り出し、何とかできるものです。そういう時間管理の方法も体験を通じて大学院で学んだような気がします。

アンチエイジングサイエンスの最前線

先日、表記のシンポジウムに参加しました。若く見える人は遺伝子レベルから若いことが多いそうです。それでは若さを保つと何が良いのでしょう。病気をしません。老衰で死ねます。つまり医療費がかかりません。医療費がかからないということは、個人財産の喪失も少なくなるということですから、カテゴリーFPに載せることにしました。

東大の名誉教授がDNAレベルでの若さについて語り、ウィスコンシン大学の教授がどうすれば遺伝子レベルでの若さを保てるのかを語り、日本医科大学の大学院教授が遺伝子で重要なのはミトコンドリアだということを語っていました。前半はこの3人の講演で後半はディスカッションでした。

香りはストレスを低減する効果がある。とか、マウスは集団で行動する生き物ですが、それをバラバラにして孤独にすると同じカロリー摂取量でも脂肪率が上がり太るそうです。その他にもいろいろ言っていましたが、大きなキーワードは3つです。

1つ目はカロリー制限
マウスの実験で明白な結果が出たカロリー制限。1匹のマウスには好きなだけものを食べさせ、他のマウスにはカロリー制限を与えて飼育します。この実験は明白でカロリー制限を行ったマウスは確実に長生きし、病気も少なく亡くなった後の解剖でも病気は発見されず、いわゆる老衰だったそうです。これを人間に換算すると約10年違うそうです。同じように、アカゲザルでもカロリー制限の実験をしていましたが、これは成人してから行いましたが、カロリー制限開始時にはあまり分かりませんでしたが、何年も経つと、サルでさえ見た目にも違いを感じました。(カロリー制限を行ったサルは毛並みもいいし体型も若々しい)現在もその実験は続いているようでした。栄養失調を伴わないカロリー制限とはどの位までのことをいうのかというところが気になりましたが、平均摂取カロリーの40%程度まで摂取カロリーを減らしても栄養失調にはならないようです。

2つ目はミトコンドリア
ミトコンドリアが細胞レベルでの若さを保つコツで人間は1日に何十万個もの細胞を喪失している。それを修復する力も持っていて、若い時はその力も備わっているため、がんなどになりにくいが、修復する力が弱ってきて癌などになってしまうのだそう。その修復する力はミトコンドリアという細胞のようです。ミトコンドリアを増やすには、ちょっとだけ生活に刺激を与え脳への刺激を増やしHappyに感じるとミトコンドリアが増え若さを保てるのだそう。恋が多い俳優などがいつまでもダンディで素敵なのはそのせい?と思ってしまいました。

3つ目は運動(特に赤筋を増やす)
年を取ると代謝が悪くなり筋肉が減り脂肪が増えるのだそうです。筋肉を保てば脂肪も増えないようで、筋肉も表面に見える白筋(いわゆるムキムキの筋肉)ではなく、もっと奥の筋肉(赤筋)を増やすとミトコンドリアの量が増え細胞レベルで若さが保てるらしいです。急激な激しい運動は活性酸素が増えてしまい逆効果で、かつ、65歳以上になってから急に運動をすると逆に寿命が短くなるそうです。5分程度で汗ばむ程度の軽い運動を長い間続けるのがいいとのことでした。特に背筋と太ももを使うものは良いみたいです。背筋を使うのはゴルフやスノーボードでしょうか?太ももは同じくスノーボードやフラダンスかなぁなどと考えてみました。その部分は筋肉の中でもミトコンドリアが増えやすいらしいです。

どんな人でも体が資本です。体を健康に保つためには、身体を老化させない。老化は努力である程度防げるというものでした。上記の努力は成人した後からやっても効果がでます。ただ、65歳以降に始めるのは逆に負担になるようなので、できるだけ早い時期にやり始めることが大事みたいです。ちょっと最近お腹が・・・と感じた時が良いタイミングなのかもしれません。

GIRL

映画の予告を観て何となく元気が貰えそうだと思って観ました。それぞれ立場が違うけど、仲の良い4人の女性(GIRL)の話です。

29才独身女性由紀子は「女の子はいくつになってもお姫様」という母の言葉を信じ今でも花柄ふりふりワンピース(ガールズファッション)を着こなす女性。30才を目前にこのままの私でいいのかと思いつつもムードのない彼やプロになりきれていない仕事に追われている。30才目前の女性の不安感みたいなものが伝わってきて悩ましい。

34才既婚子供なしキャリアウーマンの聖子は自分より年上の男性部下に仕事で足を引っ張られながらも頑張っている。夫は自分より給料が低いが優しい草食系男子。仕事でも女性管理職になりのっているところだが、子供の存在も気になる。仕事を取るか。子供をつくるか。うちの住宅ローンはどうするのか。なかなか悩ましい。。

34才独身女性の容子は恋するのが面倒になってしまっていたが、同じ会社に入社したひと回り年下の男性に惹かれていく。こんなの有り得ないと心の葛藤がまた悩ましい。

36才シングルマザーの孝子は6才の男の子と二人暮らし。仕事も育児も頑張っている。男親の役割まで全て自分ひとりで抱え込んでいる。シングルマザーを言い訳にしたくないと頑張り続けるが周りの声は、もう少し周りを頼っていいのでは?これもまた悩ましい。

どんな女性でも29才以降になったら、経験するような身近な題材が盛り込まれていて、女性であれば共感する部分も多いのではと思います。自分の人生とどこかしらかぶっているのではないでしょうか。

心に残ったキーワードは、
「男の人生足し算で、女の人生は引き算だ」
「結婚してても、してなくても、子供がいても、いなくても、女の人生半分はブルーで半分はピンク」
「女はつくづく生きにくい。それでも次に生まれ変わっても女(GIRL)でいたい」
妙に納得してしまうキーワードでした。