フォールガイ

グランドシネマサンシャインで観ていきました。ここの映画館は平日夜でもある程度お客さんがいます。私が以前よく見ていた109シネマズとは全然違います。この映画もそうだ!ブログ書かなきゃと思い、平日夜に池袋でやっている映画だから観に行きました。

正直全く期待しないで観に行きましたが、面白かったです。アクションあり。コメディあり。ロマンスありで盛り沢山。主人公の職業が元スタントマンというのも観てみたいと思った動機です。スタントマンって過酷そうな仕事だけど、どうなんだろうと興味もありました。

スタントマンなのでアクションは特にてんこ盛りです。コメディはもろ笑わせるというより、三谷幸喜氏的なやつです。それからロマンスは、元カノの映画監督を振り向かせるためと単純です。いやぁスカッとしました。面白い映画でした。

CCC(Cash Conversion Cycle)

キャッシュコンバージョンサイクルをご存じでしょうか?これはキャッシュ化速度とも言われ、会社が商品などの仕入れ等のために投入した現金(キャッシュ)を売上等で回収する際の効率性やスピードを示す財務指標です。資金繰りが悪い会社はCCCの値が悪い場合が多く、そこを意識的に改善することによって資金繰りが劇的に良くなります。その計算式が下記になります。

CCC=棚卸資産回転日数+売上債権回転日数-仕入れ債務回転日数

お気づきでしょうか?この数値は小さいほど効率が良いということになります。どのくらいが数値として適切かは業種によって違います。例えば売掛金や棚卸資産が多い製造業などはどうしても大きい数値になりやすく、逆に現金商売である小売店などは数値が小さくなりやすいです。ですから比較するときは同業種のできれば同規模の会社と比較するのが良いです。

この数値は小さいほど良いのでそれを文章で理解するなら棚卸回転率や売上債権回転率は短く、仕入れ債務回転率は長い方が良いということになります。売掛金や買掛金は相手があることですからこちらの都合を押し付けるのも難しいですが、棚卸資産回転率は会社の努力で何とかなります。是非、お試しあれ。

森林環境税

みなさん森林環境税をご存じですか?これは令和6年度から徴収開始になりました。森林環境税とは日本の国土の7割を占める森林の整備等をするめていくための財源として創設された新たな国税です。国税ですが、個人住民税に一人1,000円が徴収されます。つまり個人住民税が今までより1,000円高くなります。これは所得の多寡にかかわらず一律となります。

まず、市町村が住民税の一部として徴収し、国に納めます。国から全国全ての自治体へ森林環境譲与税として配分されることになります。配分方法は、私有林人工林面積、林業就業者数、人口などを加味して配分されます。森林環境譲与税をどう使うかは自治体が決めることになります。全国には十分な手入れができていない森林や、活用するにも規模が小さすぎる森林、所有者不明森林などがあります。これらの森林の整備を進めていくために森林環境贈与税が使われることになりそうです。

水車小屋のネネ

この小説は500ページ近くもあるので夏休み課題図書にしましたが、夏休みだけでは読み終わらす、やっと読み終えたので感想を書きます。18歳と8歳の姉妹の女の子が二人で生きていくと決め、住み込みで働ける仕事をしながら周りの人たちとの助けも得ながらたくましく生きていく姿が描かれています。

18歳でありながら妹の律を養育しようと頑張るお裁縫が上手な姉の理佐、姉に迷惑をかけないようにわがままも言わない本が好きな妹の律。二人の生活は貧乏でしたが、周りの優しい大人に囲まれすくすくと育っていきます。そして水車小屋のしゃべる鳥(ヨウム)のネネがその姉妹にとっても大事な存在になります。ネネは鳥ですが、しゃべれるし、温かいし賢いので、周りの人は誰もが虜になります。そして仕事を持っています。水車が石臼でそば粉を引くのを管理しているのです。石臼の空引きは石に良くないのでネネはちゃんと見張っていて空になると「からっぽ」と教えます。それを聞いて新たなそば粉をいれて、引き終わったそば粉は蕎麦屋さんに持っていくのです。その仕事を何十年もしています。

少しずつ時は流れ姉妹二人とも大人になり、大人になって自分たちはどんなに周りの大人に助けられてきたのだろうと感謝して今度は助ける側にまわります。人はそうやって助け合って生きていくのだととても暖かい気持ちになります。40年間の歴史を描いているので途中、画家でネネの世話をしているおばあちゃんの杉子さん、理佐の最初の就職先の蕎麦屋の店主守さんなども亡くなっていきます。みんなでお葬式をします。この時、なんとなく最後にネネも亡くなるのかなと思いましたが、ネネは最後まで元気でそして賢い鳥でした。日常の何気ないことを描いた物語ですが、人は誰も一人で生きてはいけないという事を実感でき、助け合いながら生きていくことが充実した人生というのではないだろうか。と感じた本でした。暖かい気持ちに包まれます。最後の最後での律の笑顔が脳裏に焼き付きます。

熱い想い

8月17日に専門職大学院で夏季集中講座を受け持ち、9時10分から18時まで合計90分×5コマを受け持ってきました。だれがそんなハードな講座受けるんだよと内心思っていましたが、選択科目でありながら多くの人が受講してくれてやりがいのある授業となりました。専門職大学院は大学卒業したての若手から何十年も働いてきたベテランが同じ教室で学びます。大学院なんて行っても行かなくても良いものなので行く人はやる気があります。

私も2011年に明治大学の専門職大学院を修了していますが、あの頃こんな風に教授の講義を受けたり、皆で課題をディスカッションしたよな。と何故かとても熱い気持ちになりました。一回り以上年下の方やもう定年になっている方まですべて同期です。年齢がそこまで違うと通常はそんなに仲良くなりませんが、専門職大学院の仲間は違います。今でも年齢差を超えて付き合いがあります。

自分が学んでいたころとリンクしながら授業を進めました。今年の4月から出来た専門職大学院なのでまだ1年生しかいませんが、この人たちも2年間で揺るぎない仲間ができると思います。専門職大学院は自身にとって専門外の広い知識が学べるのが最大の魅力ですが、自分の職業に関係ない人たちと友達になれるのも宝ですね。あと2回ありますが、頑張ります。

経営情報等の報告

昨年8月決算の医療法人から経営情報の報告が義務化されています。過去何回もブログにも記載しましたが、経理が多くいる医療法人では自分のところで苦労しながら作成して提出しているようです。当事務所では小さなクリニックの顧問先も多いのですが、当事務所が会計入力も請け負っているようなところですと、当事務所に併設されている行政書士事務所で決算届の提出も請け負っています関係で経営情報の報告書も作成しています。

こちらはG-MISという医療機関等情報支援システムにも対応していますので、紙ではなくシステムで提出しようと思っていました。行政書士事務所が代行する場合、行政書士事務所としてG-MISを登録するのではなく、それぞれの医療機関ごとに設定しなくてはならない点、そして、決算届と経営情報の報告はG-MISで提出できますが、毎年行う純資産の登記(2年に1度の役員重任登記)に係る登記事項変更登記完了届についてはG-MISに対応していなく、結局紙で押印して提出しなくてはならないという何とも二度手間な手続きに当事務所でもG-MISではなく全て紙提出にすることにしました。

登記事項変更登記完了届は押印が必要だからということですが、それならPDFで電子提出できれば(できればG-MISと一緒に提出できれば)やる気になるのですが、中途半端な電子化で逆にやる気を失せてしまいました。何度も言っていますが、お役所側だけの利便性ではなく、やる方の利便性も考慮して制度改革をしてもらいたいと思っています。当事務所でも当所はの決算届と経営情報等の報告もG-MISシステムでやる気満々でした。そうすれば郵送料が削減できるからです。でも結局、登記事項変更登記完了届を郵送しなければならないなら、削減できないので、全部郵送した方が良いと判断しました。

ITパスポート試験日

今回はITパスポートの試験日当日の話をしたいと思います。試験1週間前に38.7℃の高熱を出し、その後薬で薬疹が出て薬を止めていました。皮膚科でアレルギーの薬を飲み薬疹がなくなるのを待っていた時期でした。風邪薬が飲めないので体調は万全ではありません。皮膚科の先生に日曜日に大事な試験があるのだがアレルギーの薬を飲んで臨んでも大丈夫か伺ったところ、前の日の夜と当日朝はアレルギーの薬を飲まない方が良いということで体中のボツボツも治らないまま試験に臨みました。まぁ、熱さえなければボツボツでも声がおっさんでも試験は受けられます。当日の作戦としては、まず、見たことのないものは飛ばす。長文は飛ばす。そして計算も飛ばすというものです。試験始まって早々5問連続くらい飛ばし焦りました。大丈夫か?私・・・それで飛ばしたものも含め1時間で100問に到達。

うーん。あと1時間で全部できるか?と思いましたが、今度は飛ばしたものを1問1問じっくり読みます。ITパスポートの試験は4択なのですが、下記の中から該当するものをすべて選びなさい。のような問題が多くて苦労しました。これは合っているこれは違っているというのを4つの選択肢もじっくり読まないと間違えてしまいます。おぉやられたぞ!と思いながら慎重に読みます。また、聞いたことのない語句も出てきて面喰います。過去問にも一度も出ていてないぞ。シラバス6.2に対応したYoutubeにもなかったぞ。なんじゃそりゃ。でも問題を読んで答えの4択を見て分かりました。4択のうち3択は知っています。明らかに問題文のものではありません。そこで知らない1択を選びました。これは多分シラバス6.2の新しい語句です。それも選択肢を確認することで解けました。2回転目でも時間がかかりそうな計算問題はさらに飛ばします。2回転目が終わり残り20分。

あとは計算問題とアルゴリズム問題だけです。私は財務の問題は得意です。4月に受けたときは財務の計算問題はすべて合っていたと思います。ところが今回は一筋縄ではいきません。なぜか複雑に謎解きのような問題になっています。しかも電卓がないので計算ももどかしい。前回楽に解けたから難しくしているのか?と思いました。アルゴリズムはもともと苦手でしたが、問題文をよく読んで1つの問題は2択の掛け合わせのような回答だったので2択から1つ選び、さらにもう1つ2択から選んでその掛け合わせを答えにしました。もう一つのアルゴリズムは完全4択だったので消去法で選択しました。結局合っていたのが合っていなかったのかは合格した今も分かりません。

試験を受けた感想はまず、知らない問題が多くて最初に精神的ダメージを浴びせられます。4月からシラバス6.2に対応した試験問題になっているので見たことがない問題が出ても不思議ではありません。それで落ちたかと思わせておいて、でもじっくり読むと選択肢のうち3つは知っているはずです。それが答えじゃないと確信できるなら解答できます。これはシラバス6.2の新しい試験範囲だと理解できれば怖くありません。こうやって私は試験を乗り切りました。過去問をやっていても思ったのはシラバス6になってから急に試験が難しくなったような気がします。特にシラバス6.2が出た過去問はないので知らない語句が沢山出てきて精神的ダメージを食らわせてきます。でも、その時、これは先方の作戦だと思い、冷静に選択肢を見ると何と1つ以外の語句は知っているじゃないか!しかも問題文のものでは明らかに違うと分かり道が開けてきます。ITパスポートを受ける方は参考にして下さい。