カラスの親指

昨日、映画はレディースディだったので、カラスの親指を観てきました。今月は忙しくこれ1本しか見れませんでした。まだ、公開されたばかりなので、あまりお話しするとネタばれしますし、ネタバレすると面白くない映画です。

詐欺師の男2人がひょんなことから自分たちの子供世代の姉妹とその彼氏の合計5人で同居します。男の過去や姉妹の過去がある接点で結びつき、話は流れていきます。

最後の最後で、えっそういうことだったの?と知らされ、カラスの親指という映画の題名の偉大さに気が付くという物語です。じれったい感想ですが、これ以上知ると面白くもなんともない映画になります。

詐欺師の一人である村上ショージが最後の方で語る「詐欺師なんてろくな仕事じゃない。もっと早く気が付くべきだった。人と人は信頼というもので繋がっているのに、それを利用する仕事だなんて人間のすることじゃない」みたいなことを言います。確かにそう。人と人は信頼で繋がっているんです。

中小企業緊急雇用安定助成金

景気の変動や産業構造の変化等経済上の理由によって事業活動の縮小を余儀なくされた中小企業が、雇用保険の一般被保険者を一時的に休業、教育訓練、出向を行って雇用を維持したときに、休業手当等かかった費用の一部が助成される制度です。

支給要件は、
①雇用保険の適用事業主であること
②平成24年10月1日以降は、売上高または生産量など最近3か月間の月平均値が前年同期に比べ10%以上減少していること(5%未満の場合は直近の決算等の計上損益が赤字であることという要件は、9月末日で廃止)
③休業は全1日の休業、被保険者全員一斉にまたは被保険者毎に1時間以上行われるものであること
④出向の場合は、3か月以上1年以内であること等一定要件を満たしていること
⑤例年繰り返される季節的変動や事故・災害によるものでないこと
⑥休業等の実施前に「休業等実施計画届」を提出して支給対象事業主に該当することの確認を受けた後に休業等を実施したこと
⑦必要な書類が整備されていること

受給できる金額は、休業手当相当額の4/5(障害者を雇用および解雇等を行わない事業主には9/10、出向の場合も同じ)
教育訓練をした場合は訓練費として1人1日あたり次の金額が加算されます。事業所内訓練・・・1.5千円、事業所外訓練・・・6千円
出向の場合、出向元事業主の負担額の4/5
※1人1日あたりの上限額は、訓練費を除き、平成25年7月31日までは7,870円です。

最寄のハローワークまたは都道府県労働局に必要書類を提出する必要があります。

教える技術



年代に関わらず多くの人たちが、仕事ができない理由を部下自身に問題があると考えるようです。例えばやる気が足りないとか、根性がないとか・・・できない原因は彼らの性格や精神状態にあると考えがちです。しかし、心を正させるのは難しいので行動に目を向けるのが重要らしいです。

昔から全体の2割の人が売り上げ全体の8割を構成している。つまり、残り8割の人が仕事がいつまでもできないのは教える側の問題だということです。できるだけ抽象的な表現はさけ、行動面に着目して教えることが大切です。教えることは相手から「望ましい行動を引き出すこと」と定義しています。

行動分析学に基づいて行動科学マネジメントの観点から教え方を導いています。行動を具体的に言語化するときにMORSの法則(具体性の法則)が用いられます。
MORSの法則とは、
Measured:計測できる
Observable:観察できる
Reliable:信頼できる
Specific:明確化されている

この4つの条件を満たしていないものは行動ではないということです。計測できるは、カウントできる、あるいは数値化できることで、観察できるは、誰が見てもどんな行動をしているのかわかることで、信頼できるは、どんな人がみてもそれが同じ行動だと認識できることで、明確化されているは、何をどうするか明確になっていることを意味しています。
そろそろ真剣に部下を教育(教える)してみませんか?

社会保険診療報酬の非課税

医療法人の収入の大部分を占める社会保険診療報酬(社会保険や国民健康保険)は、窓口負担分(自己負担分)についても振込分(支払基金等からの振込)についても、事業税は非課税になります。消費税も非課税です。しかし、法人税や所得税は課税となります。

労働災害収入や自賠責収入は、事業税と法人税は課税ですが、消費税は非課税となります。

従って、医療法人の税務は通常の株式会社より複雑になりますので、日頃の会計入力の時点で収入を科目別に分け税目別に枝番(補助科目)を振るなどしておく必要があります。

期末の医療未収金の計上は期末前2か月の請求分を計上することになりますが、返戻分で再請求するものについても、医療未収金として計上する必要があります。

復興特別所得税額

平成25年1月1日から平成49年12月31日までの25年間、復興特別所得税額(所得税額の2.1%)が課税されます。これは全ての国内源泉所得(居住者は全ての所得)に課税されるので、確定申告をしている事業者だけではなく、給与所得者や定期預金などの利子にも課税されます。12月分の給与を1月10日に支払っている場合についてもあくまでも支払いベースとなりますので、1月10日に支払った給与から通常の源泉所得税に復興特別所得税額も合わせて源泉徴収されます。従って手取り給与が減ることになります。

定期預金などに付く利息についても課税されます。例えば今まで受取利息が1,000円だった場合、15%の所得税150円と5%の地方税50円が控除され、手取りは800円でした。平成25年から受け取る利息から、15.315%(今までの15%と15%×2.1%=0.315%の復興特別所得税額)の153円(1円未満切り捨て)が控除されますので、手取りは797円(1,000円-153円-50円)になります。

個人に支払う報酬料金も対象になってきます。例えば、報酬が10万円だった場合、今までは100,000円+5,000円(消費税)-10,000円(源泉所得税)=95,000円を個人に支払い、10,000円を源泉所得税として納付していましたが、この場合、94,790円を(100,000円+5,000円-10,000円-210円)個人に支払い、10,210円を源泉所得税として納付することになります。

やっかいなのは、報酬を33,333円源泉所得税を3,333円で手取りを30,000円で支払っていた場合、平成25年からは33,333円-3,333円-69円=29,931円となってしまいます。本来は復興特別所得税は所得を受ける人(もらう人)が支払うべきなので、29,931円の支払いとなりますが、手取り契約としていた場合などは契約書の変更が必要になってきます。

資格の連鎖

私は資格マニアではありませんが、いくつかの資格を持っています。何故そのような資格の勉強をしようと思ったのか・・・それは資格の連鎖です。

初めは単純でした。学校などに通わずに自力でしかも安くなにか資格が取れないか・・・そこで簿記2級の資格を最も安いNHK学園という通信教育で勉強し取得しました。わらしべ長者のわらの取得です。

そこから何か・・・かなり大きなステップアップですが、税理士を目指しました。簿記2級は税理士試験の受験資格のような初歩中の初歩の学問ですが、そこから税理士を目指す人も多いと思います。

次にCFPと1級FP・・・税理士試験ほど難しくありませんが、税理士試験がやや学術的・理論的なのに対し、FPは実務的で生活に必要なお金の知識を得られそうでした。また、税理士試験とかぶるところも多々あり、試験が楽そうだったから・・・実際広く浅く沢山の知識を得ることができました。

そしてMBA・・・経営学は実務では経験していましたが、学問では経験したことがありませんでした。自分が独立する際にも、そして顧客のためにもプラスになる知識だと思い取得しました。経営学と一言で言っても、会計面から経営戦略面、マーケティング面など様々な角度から経営というものを学ぶことが出来、とても為になりました。

このように私の資格はすべて連鎖しています。ちょっとずつかぶってて関連しています。その方が試験取得も楽ですし、バージョンアップとしては倍々に大きくなるような気がします。テコの原理ですね。

見やすいプレゼン資料の作り方

表題とはちょっと違うネーミングでしたが、先日見やすいプレゼン資料の作り方のセミナーに行ってきました。統一感が大事で細かくいうと下記の通りとなります。

基本は1ページ1メッセージ。
フォントの大きさは統一した方が良い。強調したいときはフォントを変えるのではなく、太字にしたり色を変える方が美しい。
線はない方が良い。グラフなどを挿入するときも線はできるだけ使わず、たとえば背景の色などで見えやすくするという方法を用いる。
カラーはファーストカラー、セカンドカラー、サードカラーを決めてその順に使う。
背景の色は薄目、くすんだ色を使った方が良い。
フォントは「MS P ゴシック」がおすすめで、ローマ字と数字は「arial」を使い、ローマ字と数字を強調したいときは「arial Black」がおすすめ。これは小さくしても字がつぶれない。ポップ体と明朝体はプレゼン資料としてはNG。
グラフを挿入するときは外枠にグラフ値の説明を置くのではなく、直接グラフにテキストボックスで入れる。
フォントの大きさは基本18pt小さくても12ptまでにする。

目からうろこだったのは、線は全体がうるさくなるのでできるだけ使わない方が良いということ。グラフを挿入するときでさえ、できるだけ線は見えないようにするということ。見にくくなるのでは?と心配をよそに逆に見やすくなるんです。お試しあれ。