アファメーション

先日読んだ本にアファメーションの事が書かれていました。そこを抜き出してブログにあげようと思います。アファメーションは何か目的を達成したい時に効果的です。アファメーションのやり方としては未来の目標に向かって、完了形で言葉にします。その言葉は肯定的でなくてはなりません。例えばタバコを止めたい人がタバコを止めるといってもやめられないそうです。脳は否定的な言葉を理解できず、ダメと言われれば言われるほどその事を考えてしまうようです。シロクマの事を考えるな!と言われるとシロクマの事を考えてしまうのと同じです。そして、なりたい。と書くのではなく、なった。と書きます。〇〇になりたいというのは逆に言えばなっていないということを決定づけています。そうではなく、完了形でなった。とするのです。だからタバコを止めたい人は私はノンスモーカーだと宣言します。ポイントは否定語でないこと。そして完了形です。

税理士試験を控えている人であれば、「2024年8月6日~8日の税理士試験に合格した!応援ありがとう」とより具体的に書きます。ワープロではなく手書きで記載したメモを家など目につくところに貼ります。ワープロで記載するよりも手書きで記載する方が、目的達成率が40%上昇するそうです。家や学校や職場の目につくところに貼っておきます。それだけで脳は現実とその紙に書いてある未来の現実との差を埋めるために無意識のうちに行動に移すそうです。それを朝と夜に見ます。わざわざ見なくても目に付くところに貼っておけば大丈夫です。モチベーションを下げない方法などを考えるより効果的でかつ、簡単です。税理士試験もあと3カ月になりました。税理士試験でなくても目的達成のために効果的です。是非おためしあれ

黄色い家

2024年本屋大賞6位の作品です。600ページ以上の超大作なのでゴールデンウィークの課題図書にしました。前回のブログの感想で、本屋大賞の大賞を受賞した成瀬は天下と取りにいくが陽の作品なら、黄色い家は陰の作品です。600ページ超に及ぶ文体は繊細でジワジワと戻れないところまで行ってしまいます。そう。高校も卒業していない家出少女にまともに働ける場所はありません。でも生活のためにお金を稼がなければならない。幼いときから貧困であった彼女は人よりお金に執着します。

高校の時にアルバイトで貯めたお金を親の恋人に盗まれたり、家出をしてから未成年でありながら飲み屋で働いたお金を親の無心で失ったり、違法な方法で稼いだお金を結局持ち出さずに逃げ出したり、お金に執着する割には手元に残らないという生活をします。しかも心に大きな傷跡を残したまますべてを放棄します。その後住み込みの宿や総菜屋などを転々として、20年前に逃げ出した際にお世話になった女性の新聞記事を見て会いに行くというお話です。

彼女にもう少し知識があったら・・・もしくは周りの大人がもっと社会保障の事など知っていて助けてあげられたら彼女の人生は変わっていたかもと思うと切ない気持ちになりました。なぜ黄色い家なのか小説を読むと分かりますが、風水では黄色は金運を司ると言われているからです。でもその状態は異常でちょっと病的にも感じてしまいます。ただ、まだ人生も半分あります。何としても今後の人生で巻き返しを図ってもらいたいものです。

ゴジラ-1.0

アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した作品です。日本のアカデミー賞でも最優秀作品賞を受賞し、最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞、最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀美術賞、最優秀録音賞、最優秀編集賞、と賞を総なめしています。観ていなかったので遅ばせながら観に行きました。確かにリアルで本当にそこにいるかのようなゴジラでした。ゴジラの作品は数々ありますし、ゴジラも良いゴジラと悪いゴジラがいるような感じがします。この作品のゴジラは人類の敵となるゴジラでした。でも、何だろう放射能の塊であるゴジラは人間が地球上に生み出した負の塊のような気もして、なんだか複雑な気持ちになりました。

また、最後の最後に文字だけの画面の中、ゴジラの足音がこちらに向かいやってくる音声が流れます。それが何ともリアルで近づくたびに音も変わって見えていないだけですぐそこにいるようなそんな演出にもちょっとドキッとさせられました。ゴジラはいなくなったようで実は海底に沈んでまだ息をひそめているだけという余韻も残しながら終わります。終盤になるにつれドンドン盛り上がっていく映画でした。入場特典でステッカーをもらいましたが、そのゴジラのステッカーがとてもかっこよかったです。