名探偵コナン100万ドルの五稜星

コナンシリーズは全部ではないものたまに観ています。見ていつも思うのは終わった後に幸せな気分になることです。ですから疲れている時にコナンシリーズを観ると心の栄養になります。今回も心の栄養になりました。タイトルを見たとき五稜星って何て読むんだろう。五稜郭の星?と想像しましたが、読み方は何と「みちしるべ」です。当て字やん!と思いましたが見た内容は五稜郭の星のお話しでした。これをみちしるべと読ませたのも意味がありました。

今回はコナン君はじめ、西の高校生探偵の服部平治君、怪盗キッドの3人が協力しながら危険を回避しようと奮闘します。みんな強くて凄いチームワークでハラハラドキドキしながら楽しめました。いつもは敵か味方か分からない怪盗キッドも今回は完全にコナン達に協力して無事解決しました。最後に怪盗キッドとコナンとの関係性も明らかにされ、面白かったです。ゴールデンウィークにふさわしい映画でした。

成瀬は天下を取りにいく

本屋大賞受賞作品です。本屋大賞はハズレがないので必ず読むようにしています。序盤早々笑ってしまいました。この本面白い!すぐに思いました。読み始めが自宅で良かったです。電車の中では笑いをこらえることが出来なかったと思います。成瀬あかりの中2から高3までの青春時代を描いた小説です。私も悪いこと以外で迷ったときはやる主義ですが、成瀬は群を抜いてそれを実行します。群を抜いているというより突き出ています。とりあえずやってみるということを地で行く少女です。私は成瀬の足元にも及ばないので年下ながら成瀬を師匠と呼ぶことにしました。

成瀬のエピソードは沢山あるのでそれは本を読んで楽しんでもらうとして、成瀬の人生の最終目標は200歳まで生きること。かなりカッとんでると思いましたが理由を聞いてそうか。成瀬はやっぱり凄いなと思いました。なぜ人類は200歳まで生きられないのかというとそれは誰もそれを目指さないから。だれかが目指せば、目指す人が増えればいつかそうなるんじゃないか。と成瀬が悟った時、ハッとしました。最近読んだ本に決めつけることは良くない。既成概念にとらわれることが自分の成長を阻害すると学んだはずだったのに、200歳まで生きると宣言した少女のその一言にふっと鼻で笑う失態をしてしまったことを深く反省しました。そして私もひそかに120歳まで生きるという野望を抱いていますが、成瀬に比べるとやはり小さな人間だなとつくづく実感したのです。80年も負けた。目標がそれだと初めから成瀬に勝つことはできない。完敗だと・・・

この小説の舞台は滋賀県大津市で西武百貨店大津支店が出ています。その店が閉店になって東京大学のオープンキャンパスに来た時にわざわざ西武百貨店池袋本店に来た時には、あかりちゃんようこそ!と心から思ってしまいました。映画、翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~を観たときに東の埼玉、西の滋賀というくらい2つの県は似ていると私(埼玉県出身です)の中で滋賀県は姉妹都市のような立ち位置でしたが、そうか。西武百貨店というつながりも(これは当事務所のある池袋ですが)あるのか。ととても他人とは思えない親近感も感じたのです。非常に面白い小説でした。元気になること間違いなし。おすすめです。

B.LEAGUE

バスケットボール観戦に誘われました。私は小中学校でバスケットボール部でしたのでルールは知っています。でも特に社会人になってからバスケットボールと触れあっていませんでしたが、何でも悪いこと以外は経験したい質(たち)ですから、観戦に行くことにしました。感想はこれは凄い!の一言です。まず、演出が凄いです。炎や照明で光の演出を上手に使っています。スポーツ観戦というより何かのコンサートに来ている感じです。シュートもダンクシュートや3ポイントシュートが決まると炎の演出があります。

試合中にタイムを取ることがあります。なんのスポーツもそうですが、野球やサッカーなど、その時は観客も休憩モードになります。でもB.LEAGEは違います。いきなりチアリーディングの方たちが続々と出てきて光の演出とともに踊りだします。かなりのエンターテイメント性と非日常を味わうことが出来ます。まさにカスタマーファースト。これは癖になりそうです。近かったら暇をみて通うところでした。これがハーフタイムのチアリーディング達の演出です↓

そして、今回SUITE LOUNGEを利用できるという事で、軽食や飲み物、アルコールが無料です。軽食も期待していなかったのですが、サラダのドレッシングが美味しくて全体的におしゃれな食事です。凄いな。と素直に思いました。また、ハーフタイムにはハーゲンダッツのアイスクリームまで用意されていました。期待値が低かったからかもしれませんがこれは顧客満足を超えて顧客感動体験でした。

他科診療の消費税

DPC算定病棟に入院している患者が例えば眼科などの診療を受ける場合、入院している病院では眼科がなかったとします。そのような場合他の病院の診療を受けるのですが、眼科側で保険請求ができません。従ってその場合の費用は、入院している病院で患者に請求して、診療を受けた医療機関と入院している病院との間で合議によって請求します。合議とは話し合いですが、通常は行った診療が保険診療だったと仮定して点数に10円や11円を乗じて算定することが多いようです。この取り扱いについて、厚生労働省が事務連絡として通知しています。厚生労働省 事務連絡こちらの「DPC-26」ページのQ11-9 に下記の文章があります。

『問 11-9 DPC算定病棟に入院中の患者に対し他医療機関での診療が必要
となり、当該入院中の患者が他医療機関を受診した場合(当該入院医療機
関にて診療を行うことができない専門的な診療が必要となった場合等の
やむを得ない場合に限る。)の他医療機関において実施された診療に係る
費用は、入院医療機関において請求し、この場合の医療機関間での診療報
酬の分配は、相互の合議に委ねるものとされているが、当該分配により他
医療機関が得た収入には消費税は課税されるか。
(答)健康保険法等の規定に基づく療養の給付等は、消費税が非課税となる(消
費税法第6条)
質問のケースの場合、他医療機関が行う診療にあっては、社会保険診療で
あるから、当該療養の給付に係る診療報酬は入院医療機関との合議で受け
取ったものについても非課税となる。(当該合議により得る収入については、
診療報酬に照らして妥当であればよく、必ずしも他医療機関が行った診療
に係る診療報酬と同額である必要はない。』

えーこれ非課税なの?自費診療(消費税課税)じゃないの?保険証を忘れて自費診療になった場合は保険診療だったと仮定して診療点数に10円(もしくは10円×1.1)をかけた金額を自費として患者に請求します。でも医療機関同士の場合、ましてこのケースでは保険が使えないなら非課税でいいの?えー本当?厚生労働省が勝手に決めたんじゃなくてちゃんと財務省の承諾とっているの?患者と医療機関なら課税で医療機関同士なら非課税になるの?税務上は保険が使えれば非課税、保険が使えなければ課税だけれど、医療機関同士だと保険が使えなくても非課税なの?しかも説明の()書きに、合議により得る収入は・・・必ずしも他医療機関が行った診療に係る診療報酬と同額である必要はないって書いてあります。それでも非課税??

この取引は保険が使えない=消費税課税取引でしょ。非課税にしたいなら合理的理由(例えば合議であれば何でも良いのではなく、ちゃんと保険請求と一致した金額にするなど)が必要だと思うし、消費税法上も社会保険診療等は非課税とされていますが、社会保険診療報酬等でなくても社会保険請求したいけど入院中だからできないので社会保険診療報酬とみなす規定を作り金額も合意といった適当なものもOKとすべきではないと思います。それが法律だからです。なんじゃこれ!と思った通知でした。

3月決算始まりました

3月決算は多分ほとんどの税理士が顧問先で一番多い決算月だと思います。そして3月決算から様式等が変わることが多いです、今3月決算をやっていて覚悟をしたものの、やはりかなり面倒になってきています。面倒その1:科目内訳書に相手先の適格請求書の登録番号(なければ法人番号)を記載した欄が出来たこと。今回からですからその分かなりの手間になります。面倒その2:消費税の申告書にも同様の記載が必要です。これも面倒ですが、還付なら仕方ないかと思います。面倒その3:消費税原則課税の申告が免税事業者からの仕入れがあるためチェックが大変です。

電子申告が進み通常は楽になるのではないですか?面倒になってどうするのよ。これが税理士の本音です。読者の中には自分で申告している人もいるかと思います。今回の申告からインボイスも入ったことからかなり面倒なので余裕をもって早めに取り掛かった方が良さそうですよ。以上つぶやきでした。

ほっと一息


こちら自宅の近くの神田川沿いの桜です。先日アド街ック天国でやってしまったので混んでいるかと思い夕方16時に行きましたが混んでいました。昼間はもっと混んでいたのだろうと思いながら散歩しました。桜にはまだつぼみのあるものもありましたが、既に花筏をつくっていたので、この写真は満開の桜と花筏の両方が写った写真になります。

いやぁ最近この時期に満開になるのはとても懐かしい気がします。私が小学生の頃は入学式あたりに満開になっていましたが、ここ10年くらいは卒業式でも散ってしまうことも多かったですよね。確定申告が終わって3月決算の繁忙期直前の暖かい休日を満喫しました。老若男女花見をしながら散歩していました。一部宴会もしていましたが・・・こんな幸せな日常が続きますように

債務償還年数

コロナ禍から中小企業の借入金率が増えたような気がします。当事務所の顧問先様もコロナ前よりコロナ後の方が銀行借り入れをした企業が多くなっています。よく聞かれるのは「うちの会社はどのくらいまで借りられる?」という事です。以前は個人が住宅ローンを組む時にどのくらいなら借りられるかと聞かれたものですが、最近は会社ベースで聞かれることが多くなりました。そのような時、一般的に言われるのが債務償還年数です。これは企業がキャッシュフローで現在の借入金を何年で返済することが出来るかを見る指数として有効です。

具体的には有利子負債を[経常利益-法人税等+減価償却費]で割ります。そうすると何年で借入金を返せるかが算定できます。有利子負債というのは簡単に言えば銀行からの借入金です。利息を払わない社長からの借入金は含まれません。経常利益は特別利益や特別損失を考慮しないところの利益です。別の言い方をすると売上高から売上原価と販売費および一般管理費を引いて営業外利益を足して営業外損失を引いたものです。その金額から法人税等の税金を引いて減価償却費を足します。これで出た金額を銀行借入金から割るというわけです。

最終的に出た数値の単位は年になります。この数値は少ない方が良くて(まだ借入金を借りられる余力があるということ)10年以内が望ましいと言われています。決算書をみれば算定することが出来ますので皆さんの会社の債務償還年数も何年か調べてみて下さい。この算式で良く聞かれるのが経常利益から税金を引くのは分かります。でもなんで減価償却費を足すのですか?という質問です。減価償却費を足すのは減価償却費は現金支出が伴わない費用だからです。何年で返せるかというのは会社がキャッシュフローで何年で返せるかを考えるので減価償却費のような現金支出を伴わない費用は経常利益を求めた時点で引かれてしまっているので、足してあげてキャッシュフローベースにするのです。