確定申告終わりました

今年は量的には多くないのになぜかとても忙しい確定申告時期でした。行政書士の仕事も何件か重なったというのもありますが、色々なところに罠が仕掛けられてその罠に引っかからないように1つ1つ訂正しながらやったという最も緊張する年でした。多くの難題をクリアしましたが引っかかった罠もあり、まだまだだなと思います。色々やらなきゃいけないことがあり、緊張が続くと便秘になりがちなのも気になります。便秘にはこんにゃくが良いようなので、こんにゃくゼリーをふるさと納税で注文しました。美味しいので何個も食べたいのですが、そうするとすぐ無くなってしまうので3つくらいで我慢しています。

今年は花粉症もいつも以上に凄いことになっていて、とうとう目にまできました。この時期、マスクをしているのでかなり花粉は防いでいますが目は丸出しなので花粉の攻撃に合い、ショボショボです。とうとう眼科に行きました。目に来ると頭まで痛くなるので、これは辛いところです。眼科の先生も花粉症らしく、この時期のゴルフはそりゃー大変ですよ。僕も眼科医で花粉症なので本当に辛いんですよと言っていました。世間ではインフルエンザやはしかも流行っているようですので、皆様もお体ご自愛くださいませ。

資格の更新

国家資格は会員証があるのですが、これが定期的に更新義務が生じます。税理士は10年ごとですが、行政書士は頻繁にあります。会員証のようなものが3枚あって、行政書士証票というのは平成25年発行になっています。有効期限の明記がないのでおそらくこれは行政書士登録を抹消しない限り有効かと思われます。次に東京都行政書士会の会員証ですが、これは6年毎に更新です。私は税理士より行政書士としての歴史の方が短いですがもう2回更新です。それから届出済証明書(ピンクカード)これは行政書士の全員が持っているわけではありませんが、入館手続きをする行政書士は持っています。これに関しては3年毎です。税理士は更新の時に簡易書留郵便で書類がくるので忘れませんが、行政書士は会報にちょっと載っているだけなので忘れる確率が高く、当事務所でも3人の行政書士が所属していますが、誰かしら更新し忘れたりしています。こんなに更新が頻繁にあるとうっかり忘れることもあり困っています。何とかならないでしょうか?

VUCA

東京税理士会豊島支部の年明け最初の研修は、ホンマでっかTVに出演している経済エコノミストの門倉貴史氏でした。「これからの日本経済について」お話してもらいました。テレビではほんわかしているイメージですが、講演では普通の話し方だったのでちょとビックリしました。テレビでは演出なのかもしれません。今の経済状況(円高や金利のお話)やZ世代の特徴、高齢者が将来どのくらいの貯蓄があれば過ごせるのかなどのFPチックな話から始まりました。

そのなかでVUCAのことについてもお話ししていました。経済は昔と違って把握しづらくなっていて、それは今、将来に渡ってVolatility(変動性)Uncertainty(不確実性)Complexity(複雑性)Ambiguity(曖昧性)があるからだとおっしゃっていました。確かに予測が難しくなっていますよね。ここ数年、何かにつけて過去最大とか100年に一度とか前例がないとか、良くも悪くも耳にしています。曖昧な中でも自分の未来を想像し、予測するして計画するのも大事だと思いました。新年にふさわしいセミナーでした。

カレンダープレゼント

来年のカレンダーが出来上がってきました。今回は例年と違い、二十四節気(一年を24等分して立春から始まり、大寒で一年を締めくくります。)と七十二候(24節気をさらに3つの季節に分けて1年を72等分したものが七十二候になります。)の解説付きです。最近季節が乱れていますよね。日本は本来、四季のある美しい国です。本来どんな季節なのか確かめながらカレンダーをめくってみてはいかがでしょうか?

今回もブログ読者の方、抽選で3名に、このカレンダーをプレゼントいたします。ホームページのお問合せのメールに住所(郵便番号も)、氏名、電話番号、ブログの感想を記載の上、ご応募ください。期限は12月22日です。発表は発送をもって代えさせていただきます。どしどしご応募ください。今年も残り1カ月を切りました。コロナとインフルエンザが同時に流行っているようです。体調を崩さずお過ごしください。

AOTCA東京会議

AOTCAとはアジア・オセアニアタックスコンサルタント協会が開催する税務に関する国際会議です。今年は10月31日から11月2日までヒルトン東京お台場で開催されました。私は東京税理士会調査研究部に所属しているので参加してきました。日本だけではなくフィリピン、シンガポール、中国、ベトナム、韓国、モンゴル、ネパール、マレーシア、香港、オーストラリア、インドネシアからも参加しており総勢800人を超える大会議です。2023年のテーマは、①国際取引に係る源泉所得税⓶デジタルタックス③タックスコンプライアンス④環境問題から見た税制の4つのテーマについて各国の代表が発表します。各人に翻訳機も与えられ本格的会議です。

インターネットが普及して国際間取引が以前よりやりやすくなり、境目がなくなりつつあります。例えば恒久的施設を有するか否かで国内取引が国外取引かを判断するという事が税務上行われたりしますが、実際はそのような施設がなかったとしてもインターネットなどにより取引が可能です。つまり、地理的には国の区分ははっきりしているものの(争われている部分もありますが)取引の世界では国の境目がはっきりしない取引が出ています。そうすると日本だけではなく世界的にも税務の面などで協力が必要になってきます。各国の制度はどうなっているのか?課題は何か?など広い意味で見地が深まった良い会議でした。内容は聞いた方が分かりますが、資料もありますので参考までに載せておきます。↓
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税理士登録者割合

税理士になるには国家試験に合格するほか様々なパターンがあることを以前紹介しました。税理士は2023年3月にとうとう8万人を超えましたが、そのうちの34,874人(43.22%)が試験合格者(私はこれです)です。次に多いのが大学院などを卒業して税法などの修士論文を提出して税理士資格を得る試験免除者が32,071人(39.74%)、公認会計士が税理士登録するパターンが11,046人(13.69%)、税務署等に23年以上勤務するともらえる特別試験合格者が1,981人(2.46%)、弁護士が税理士登録するパターンが718人(0.89%)となっています。

試験合格者は5科目試験に合格してなるのですが、中には試験を受けながら大学院を卒業して税法免除(3科目)の資格を得てから残りの会計科目2科目を受かるパターンもあり、会計科目(2科目)合格後、税法免除(3科目)になって、税理士になった場合は試験免除者にカウントされますが、逆に先に税法免除(3科目)を受けてから会計科目(2科目)に合格すると、試験合格者にカウントされるので、上記試験合格者がすべて5科目合格者とは限らないのですが、税理士が国家資格である以上、試験合格者が大多数を占めてほしいと思います。

東京税理士会

会号に面白いデータが乗っていたのでご紹介いたします。東京税理士会についてのデータです。税理士は全国に約8万人いて全員事務所所在地の税理士会に所属しています。全国で税理士会は15個あります。その中でも東京税理士会には24,000人の税理士が所属していています。これは全国の税理士の約30%が東京税理士会に所属しているということになります。これだけでもびっくりです。

東京税理士会には48個の支部があります。私が所属する支部は豊島支部ですが、会員数が多いのは上から⓵麹町支部⓶神田支部⓷渋谷支部⓸芝支部⓹豊島支部となっています。ですから私はマンモス税理士会のマンモス支部に所属しているということになります。詳しくはこちら↓
東京税理士会

ちなみに豊島支部も女性税理士の割合は18%で税理士はまだまだ男性社会ということになります。たまにはこんな風に自分の資格を第三者的に見てみると今後の税理士業務の在り方のヒントがもらえるような気がします。

今年の税理士試験

今年の税理士試験は本日から3日間全国各地で行われています。日程は下記の通り
令和5年8月8日(火)
 午前9時から同11時まで 簿記論
 午後0時30分から同2時30分まで 財務諸表論
 午後3時30分から同5時30分まで 消費税法又は酒税法
令和5年8月9日(水)
 午前9時から同11時まで 法人税法
 正午から午後2時まで 相続税法
 午後3時から同5時まで 所得税法
令和5年8月10日(木)
 午前9時から同11時まで 国税徴収法
 正午から午後2時まで 固定資産税
 午後3時から同5時まで 住民税又は事業税

税理士試験は年1回この暑い夏にしか行われないので大変ですが、暑さに負けず日頃の実力を発揮していただきたいと思います。私が受験を始めた頃、東京会場ではクーラーがなく、朦朧とした状態で試験をして何度か落ちました。以後クーラーが効いている関西まで移動して受験していました(その後合格連発)今は昔より暑いので流石にクーラーは付けているようです。この1年の集大成を本試験で活かせますようにお祈りしております。

公証人費用

最近、行税書士として公証人と関わることが多いのですが、ちょっと疑問に思ったことがあります。今年3月に離婚分割協議書の作成を行いまして、作成後に依頼人に公証役場に行った貰うのですが、その時の公証役場の費用がバラバラなのです。3月に行った離婚分割協議書は39,900円でした。今回7月に行った離婚分割協議書は27,250円でした。3月に行った離婚分割協議書より今月行った離婚分割協議書の方がボリュームもあり、複雑でした。それなのに費用は今回の方が1万円以上も安かったのです。公証役場の費用はよく分からないので調べたところ下記の通りでした。
http://kobe-koushou-center.jp/rikon.html
これを見るとボリュームとか複雑さではなく、内容の金額によるところが大きいようですね。

それから6月に行った任意後見人契約書の作成の時も、公証役場の費用は41,270円でしたが、昨年行った任意後見人契約書は25,650円でした。こちらは6月に行ったものは任意契約と後見契約の両方が入りボリュームが多いからという後見人の説明でした。確かに昨年行った任意後見契約は将来型後見制度で後見契約のみでした。こちらも調べたところ下記の通りでした。
http://kobe-koushou-center.jp/ninikouken.html
こちらはボリュームが関係しそうです。なかなか公証人費用の算定は契約によって違く難しいですね。

委嘱書

東京税理士会から委嘱書が届きました。所属は調査研究部です。この部は日本の税制のあり方を研究する部で税制改正の要望なども考えています。現在、世の中では産業の革命を感じている方も多いと思います。コロナ禍になってそれが急速に浸透しつつあります。政府もデジタル庁が発足され、税務にもデジタル化の流れが着ています。電子申告はもうほとんどの税理士が行っている申告の仕方で、今年の10月からはインボイス制度も始まります。来年の1月からは電子帳簿保存法が始まります。急速に発展する中では問題点も多く発生します。それを専門家として提言していけたらと思います。

調査研究部は2期目(1期で2年の任期になります)です。部員は23名位いますが、様々な支部から構成されています。少しでも良い税制になるように他の部員と協力しながら提言していけたらと思っています。2年間頑張ります!