資格の変革

私は税理士会豊島支部の法対策部に所属しているので、様々な情報が早く入ってきて検討などをする機会に恵まれるのですが、同時に他の部からのアンケートに答える機会などもあります。先日、広報の方から税理士試験受験者が減っている理由は何だと思うか?のようなアンケートが来て、選択の部分に税理士試験が難しすぎるからのような解答がありました。そりゃ税理士資格を5科目とも試験合格するには途方もないエネルギーと根性を要しますが、本質的な部分はそれではないと思います。

ずばり、資格に将来性を感じないから・・・だと思います。士業と呼ばれる仕事は一昔前は花形でしたが、今や人数が多くなり価格下落がおこっています。インターネットによってある程度の情報は得られるし、無料相談を行う事業所も増えました。昔は顧問料などを見ても従業員の一員のような顧問料で社員旅行などにも同行し、忘年会にも同行するという時代でしたが、今はそうではありません。

どんなに難しい試験でも職業が魅力的なら挑戦者は減らないはずです。ただ、電子申告が進む今の時代に税務申告や会計代行を行う仕事では魅力を感じられないのは当然です。AIの能力には勝てないのですから・・・ですからもっと税理士がやるべき仕事を変革していく必要があると思います。会計入力や税務申告だけしている税理士ではダメです。もっと経営そのものに参画していくべきなのです。会社にとってかゆいところに手が届くそんな存在を目指す時が来たと思います。

税理士試験お疲れ様でした!

毎年、真夏の暑い日、税理士試験は行われます。今年はいかがだったでしょうか?終わってから夏を満喫できたでしょうか?税理士業界は冬に忙しく比較的夏は暇なので勤務している受験者も休みやすい頃だと思います。

さて、暇な時期なにをしているかと申しますと、執筆やセミナーなどをしています。セミナーをお引き受けするのは6月から10月と決めているので、今の時期に集中します。8月に1回、9月に2日、10月に2日あるのでこの位のペースが一番良いですね。

一時涼しくなり秋の訪れかと思いましたがまだまだ夏のようです。今年は日本に上陸する台風が多くて大変ですが、なんとか夏を乗り切りましょう。

暑い税理士試験

今月は本来は暇なはずなのに急ぎの仕事が何件か入り、ブログが書けず、読者の皆様にはご心配おかけしました。下旬になってから毎日のようにバタバタと書いています。

税理士の仕事とはそんなものです。急な仕事が突然降ってくることもあります(まぁ仕事があるのは有難いです)さて、税理士試験本番まで今日で1週間前ですね。今年は毎日のように最高気温が過去最高!という報道がされ救急搬送される人も毎日3000人を超え死者も出るというという酷暑が続きました。

辛くても暑くてもあと1週間です。受験生の皆様は、気温の暑さよりも税理士試験にかける熱い情熱で立ち向かっていってください。陰ながら応援しています。

税務関係知識上書き

ご存知、税金は毎年改正があります。何とか付いていっていますが、こんな事いつまで続けられるのだろうか?と不安になることがあります。税理士会でも毎年税制改正のセミナーがあって、昨年から税理士会でも1年間の研修を36時間以上受講するのが義務になり、昨日さっそく税制改正のセミナーに行ってきました。そこに行くとどう考えても私より年上のお兄様、お姉様方が沢山いて、私なんてまだまだだ!と勇気を貰えます。

ところで最近の税制は特徴があって、何しろ面倒くさい!2018年3月11日のブログ「認定支援機関のお仕事」にも書きましたが、何しろ1つの優遇や税額控除をしたりするのにやたら手続きを要するのです。税務署だけではなく、財務省や厚生労働省や県や市役所を巻き込んで申請をしなければなりません。申請をして認められれば税額控除や優遇税制が受けられるというそんな感じの税制が多いです。

以前はそのようなことがあった時は業者の証明を貰い、税理士が別表を1枚追加して記載すれば済む程度でした。ところが事前に沢山の書類を書かせたり公の場所に提出して認定を取ったり、1つの優遇を受けるために相当な労力を使う優遇ばかり・・・なんでや?と疑問に思っていました。税理士いじめとしか思えないのですが、そこには国の財源がない!という事実があります。つまり、労力を使った人だけが認められる優遇に代わってきています。助成金ぽい感じです。おかげで決算業務にやたら時間がかかります。何とかしてください(涙)

税理士業は季節労働者?

毎年今の時期になると思います。税理士は季節労働者なのではないか?と・・・5月って税理士にとってとても忙しい月です。なぜなら世の中3月決算がとても多いからです。どこの会計事務所も法人の決算は3月決算が一番多いのではないでしょうか?私の事務所もそうです。しかも3月決算は大きな病院とか売上規模が大きい企業などもあっててんやわんやです。こんな良い季節の今の時期に気持ちはなんか焦っている感じ・・・でも当事務所では昨日、全部の決算が無事終了しました。ほっとして季節と同様さわやかな気持ちになりました。

なぜ季節労働者ではないかと思うのかというと、大体11月くらいから9月決算・年末調整・法定調書・支払報告書・償却資産税の申告と1月くらいばで細かい仕事でバタバタして、2月3月は本格的な確定申告、4月に溜まってしまった残務を処理しながら5月まで3月決算を行います。6月から10月までは比較的暇なので、その間に事務所内の大掃除をしたり、事業計画を立てたり、セミナー講師などをして過ごします。ですから11月~5月までと6月~10月までは全く違う感じです。

当事務所はクリニックの顧問先も多いので、先日今月は暇で単月度赤字になってしまったという理事長とお話したのですが、そんな時こそ職員研修をやったり内部改革や今後の戦略を練ったりするののチャンスです。あまり忙しいと目先のことをこなすのに精一杯で未来のことを考えられなくなるからです。しかも常に忙しいのも肉体的にも精神的にも辛いですしね。忙しい時も暇な時もないよりある方が良いと思います。じっくりと色々考えられるからです。さぁ夏は何をしましょうかね。

保険金受取人の資格

死亡保険金って受取人を指定しますよね。その受取人が本人より先に亡くなっていた場合は、通常、本人が受取人変更の手続きをします。それをせずに本人が亡くなってしまった場合、だれが受取人になるのでしょうか?通常の保険ですと、受取人の相続人が受取人になるようです。(→プルデンシャル生命及び大同生命確認済)被相続人(本人)の相続人ではなく、受取人の相続人ですよ。ただし受取分は法定相続分ではなく頭数で案分です。

ところが先日、簡易生命保険でこのような事例があった時、簡易生命保険に受取人の相続人が手続きしようとしたら簡易生命保険ではそのような場合は受取人不存在となり、遺族制度というのが規定されていました。ですから簡易生命保険契約やかんぽ生命では約款によって遺族制度を規定し、受取人の優先順序が決まっていました。それによるとこんな感じ→簡易生命保険 遺族制度

これ相続の優先順序とは違いますね。かんぽ生命と簡易生命保険制度の独自の制度です。でもこれは画期的な規定ですね。今は色々な生活形態がありますから、例えば一生独身で親もいないという人も多いです。その場合恋人なども受取人として指定できます。でも受取人である恋人が先に亡くなっていたらその恋人の相続人に保険金がいくというのも妙な話ですね。それらのトラブルを避けるためにかんぽ生命および簡易生命保険では遺族制度というのを作ったのですね。勉強になりました。

士業の憂鬱

最近、税理士を無料で紹介するページが増えていて、当事務所にも無料で登録しませんか?というお知らせをいただいたので何件か登録しました。ところが先日、無料で登録しようとしたあるサイトで登録は無料だが契約書が必要ということで契約書を送ってきたところがあります。それによると当サイトから顧客を得た場合は顧問料の何パーセントかをそのサイト運営会社にバックするというもの。

1社は獲得した報酬の20%を支払うというもの。はいはい。そのくらいはお礼として渡しますよ。ところがもう1社は年間報酬の72%を一括で支払うもの。え?72%。これ年払いです。まだ顧客に貰っていないうちから年間に貰うべき報酬の72%払います。一括で払うのが嫌なら分割もあって2回払いだと、1年目は55%、2年目は20%の合計75%支払います。12回分割払いだと毎月6.39%支払うので年間換算すると76.68%支払うという契約です。

これってサイト会社のために働いているようなものでは?とてもびっくりしました。年間報酬が100万円なら最低でも72万円以上サイト会社に払う感じです。それでも登録している税理士はいるので余程営業に困っているか全く営業できないかなのでしょうか?確かに税理士などの士業は勉強ばかりしてきたので営業に向かない人も沢山います。そこに付込んでかこれは凄いですね。いいようにやられています。誰も相手にしなければこのような運営会社は成り立ちませんが、それでもやる人がいるので成り立つのですよね。運営会社はウハウハですね。士業は最近やられっぱなしです。あっ勿論これはお断りしました。

平昌オリンピック

連日冬のオリンピックで激闘が続いています。金メダル確実だと言われていたのに銀メダルだったり、メダル確実と言われていても入賞さえできなかったり、そう着目されてなくてもメダルを取ったり・・・オリンピックって本当に本番まで分からないということがつくづく分かります。

今回メダルを取った人に共通して言えることは、過去に挫折した経験があること。そして僅かなチャンスやタイミングを掴んだということだと思います。あんなにメダルを取りたいと切望する人々が集まったオリンピックで誰もが強い思いで試合に臨んでいます。その中でもメダルを貰えるのはほんの一握りの人たち。本来はメダルを取れるくらいの人たちも平気で貰えないことがあるというのがオリンピックなのです。

私はどちらかというと熟考する方です。だからすぐには何かに飛びつきません。チャンスだと思ってもすぐには飛びつかないのです。でも、今回のオリンピックの報道を見てあんなに欲しいのにチャンスさえ与えられない人を沢山みました。チャンスはそうそうやってくるものでない。と思った時、とりあえずやってみる。ということも大事なことだと深く思いました。皆様もチャンスを逃さないでください。

東京フィルハーモニー交響楽団

先週の金曜日の事。通勤中の地下鉄の通路で「都民芸術」と書いてある1枚のポスターを見かけました。近寄ってみてみると、オーケストラ・オペラ・バレエ・演劇・舞踊・能楽・寄席などの芸術文化を都内各地において開催しているとの事でした。その中でちょうどその日、しかも池袋の東京芸術劇場でオーケストラが19時より開催されるという情報が載っていました。今日ここでこれを見たのも何かの縁ということで早速、観に行きました。

東京フィルハーモニー交響楽団は1911年創立で日本でも最も長い歴史をもつオーケストラです。当日会場でチェットを購入する際ちょっと迷っていると、受付のお兄さんがそのクラスならこの席がおすすめですよと、1階ではなく上階の隅の席を薦められました。そういえば、以前読んだ本「羊と鋼の森」でもピアノの発表会で主人公が真ん中の前の方の席を選んだ時、先輩調教師が隅のほうが音の反響がよく分かると言っていたのを思い出し、お勧めの席を選びました。お兄さんお勧めだけあり良い席でした。右隅に座ったので確かに右耳からの音響が凄かったです。映画などはできるだけ真正面から見るようにしていますが、オーケストラのようなものは上からや横からというのも楽しめます。

さて、音楽の方ですが、休憩挟んで約1時間ずつ第1部と第2部に分かれます。以前、生オケを見たとき(2013年4月26日のブログ参照)も相当感動しましたが、やはり生オケはいいですね。1月の会計事務所の業務は、法定調書や支払報告書・償却資産税などそんなに難しい業務ではないのですが、細かい業務が続きます。そんな脳に栄養剤が注ぎ込まれる感じ。よい気分転換になりました。

特に良かったのは最後の演目の「ボレロ」です。繊細なメロディーから始まって同じようなメロディーが延々と続くのですが、その時々の楽器の組み合わせにより全く違うフレーズに代わります。日本の四季を見ているよう・・・同じメロディとは思えないくらい様々な顔が見え隠れします。あんな繊細なメロディーから始まったのに最後にはダイナミックなエンディング。圧巻でした。

相続診断士

相続診断士試験が受かったので、先日、相続診断士のシンポジウムに参加しました。12月1日は笑顔相続の日らしく、相続診断士として活躍している方の話のほか、落語も聞きました。私の中ではその落語が一番面白かったです。

ご存じ相続税は基礎控除が少なくなったとはいえ、実際相続税がかかるのは国民の8%くらいです。ところが相続は100%やってきます。相続がきっかけで仲の良かった兄弟に亀裂が入ることだって十分あるのです。実は相続資産5000万円以下の方による紛争の割合は74%だそうです。相続税がかからないくらいが一番トラブルが多いのです。相続税がかかると分かっていればある程度何かしらの準備もしている場合もありますが、もともと大した資産がない人の方が実は争いが多いのです。

相続税がかかれば税理士、揉めれば弁護士、でも揉めないように事前に何とかしておくのが相続診断士らしいです。実際親と子供だけでこのことを話すのはちょっと気まずいですよね。でも第3者である相続診断士に中に入ってもらう事で明るい相続、つまり笑顔相続を目指すのが相続診断士のようです。