将来なくなる職業

先日、旅行に行っていた時、宿でテレビを付けたらちょうど、将来なくなる職業という特集をしていて、そこには様々な職業が書かれたパネルが書いてありました。ゲストがそのパネルに書いてある職業を差すと、解説する方法で番組を行っていました。たまたまその時は農業の説明をしていて、全てAIや機械で水やりや採取まで行って人間は1人でコンピューターを操作するだけというような説明をしていました。

そのほかにも税理士・弁護士・医師・美容師までありました。それらは食事の時間になってしまったので見ることはできませんでしたが、おそらくそれなりの理由があるのでしょう。私は医師(医療)を得意とする税理士ですから、もう致命的ですね。日本では49%の職業が30年以内になくなると言われています。過去にもあんなに賑わった炭鉱業や製糸業などもなくなっていますし、靴磨き業やチンドン屋なども見なくなりました。色々言われていますが、そうやって文明の発展と共に職業がなくなってくるのは当然で、仕方がないことなのかと思います。

逆になくなってしまったら違う職業が出来るので人生2度楽しいかもしれません。今から色々な事に興味を持っておくのも大事だと思う今日この頃です。

2025年 謹賀新年

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
当事務所の冬期休暇は12月28日から1月5日までですが、私だけ仕事が終わっていないので12月28日と1月4日、5日は出勤しています。税理士は土日もなく働く人も多いのですが、こんな働き方は私の理想ではなく、たまに税理士でも居る、よく学び、よく働き、よく遊ぶ税理士を目指しています。年明けからこんなことをしていて全くダメダメですが、今年は何とか、よく学び、よく働き、よく遊ぶ税理士になれるよう精進して参ります。
皆様にとっても素敵な1年になりますようお祈り申し上げます。それと今年は忙しくて年賀状を1枚も書けませんでした。大変申し訳ございません。

税理士試験合格発表

税理士試験は毎年1回夏の暑い時期に行われるのですが、合格発表は12月です。ところが今年は何と11月29日が発表だというので驚きました。今年は知り合いも合格して嬉しい限りです。資格って未来が開けてきますよね。私が最後の税理士科目に合格した年の合格発表日は、平成12年12月12日でそれはそれで数字的に忘れられなく良い思い出になりましたが、とうとう11月に合格発表される日が来るとは・・・

税理士試験を受けた時は12月になるともうすぐ合格発表だとそわそわした気分になったものです。暑い時期に試験を受けて寒い時期に合格発表がある国家試験は多いですね。税理士試験は完全記述式試験なので合格発表まで期間が空きますが、マークシート式の試験はこんなに期間が空きませんね。今ではパソコンで受けてその場で分かる試験まで登場しています。試験にも進化があるのですね。早くも年末ですがそろそろ来年の目標を立てる時期かもしれません。

介護福祉士国家試験

介護人員は不足していて、このままでは、2040年に57万人不足すると言われています。そこで介護福祉士の国家資格も全科目合格できなくても一部合格で合格を複数年に分けて合格すれば良い制度になります。介護福祉士の試験は全部で13科目ありますが、これを3つのパートに分けて3年かけて合格すれば資格が与えられるようになります。3つのパートとは①人間の尊厳と自立、介護の基本、社会の理解、人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術、生活支援技術、②こころとからだのしくみ、発達と老化の理解、認知症の理解、障害の理解、医療的ケア、③介護経過、総合問題、この3つとなります。

初めての受験は全て受けて、1年目は総合点で合否を判定します。合格点に達しなかった場合、3パート毎で合否を判定します。合格した科目は翌々年まで有効です。中小企業診断士の試験に似ていますね。これは2026年1月実施分から導入されます。仕事で忙しい人にもチャンスがありますね。医療系で働いているがなかなか勉強する時間がない方にも細切れ受験可能ならチャンスは増えます。興味がある方は是非チャレンジしてください。

2024公開研

毎年行われている全国の税理士が集まって研修をする公開研(公開研究討論会)が10月18日福岡のホテルオークラで行われました。全国から税理士が900人くらい参加します。今回のテーマは「税はいかにあるべきか~格差から税の正義を考える~」「税務コンプライアンスを考える~納税者のためにできること~」「消費税制の未来へ提言~EUのVAT、ニュージーランドのGST、消費税の比較を通じて~」の3テーマでした。1つ目と2つ目についてはどちらかというと倫理的で哲学的な研究テーマでした。

3つ目のテーマについては、EUのVAT(日本でいう消費税)やニュージーランドのGST(日本でいう消費税)を紹介し、日本の消費税と比較して論じていました。VATは世界に先駆けて1954年に導入されました。ニュージーランドのGSTは日本と同時期に導入されましたが、単一税率で課税ベースが広く非課税項目が少ない日本よりシンプルです。日本は8%と10%で複数税率ですし、非課税項目も多い、簡易課税はあるものの内容は全然簡易ではなく難解、原則課税はもっと複雑と極めて難解な税金になっています。シンプルが一番ですが、日本人特有の機密さが裏目に出ているような気がします。全体を通じて税金はどうあるべきかを考えさせられました。

国家戦略特区

私は9年前から家事代行サービスを利用しています。8年間は日本人のスタッフが着て、希望する箇所の掃除を3時間してくれて帰りました。それが昨年から、予約時に外国人でも良いでしょうか?と言われるようになりました。それは構わないので構いませんとお答えすると、昨年から外国人の方がいらっしゃいます。1度フィンランド人でしたが、それ以後はフィリピン人です。フィリピンの女性は比較的背が小さくて目がクリっとしていて可愛い方が多いです。また、真面目できちんと仕事をしてくれます。

私が自宅で使っている家事代行サービスはベアーズですが、ベアーズのホームページを見ると、国家戦略特区家事代行サービススタッフについてというページがあります。対応言語は英語・日本語・タガログ語、フィリピン現地で2カ月に及ぶ研修と来日後研修を経て現場に出るようです。掃除スキルだけではなく、日本の生活様式やマナーなども学んでくるようです。恐れ入りました。

旅行などに行くと、どのホテルも外国人のスタッフが多いですよね。日本人だけでは多くの業界で人手不足ですから、ますます外国人労働者が増えますよね。そうして鎖国気味だった日本にもグローバルの流れが流入して変わっていくのですね。多分これからもドンドン増えていくことでしょう。そして日本は国際化しているつもりでも現在においては実際は全くしていないので、今後少しずつ国際化していくでしょう。どんな場面でも変化に対応できるよう受け入れられる自分でいたいと思います。

ITパスポート試験日

今回はITパスポートの試験日当日の話をしたいと思います。試験1週間前に38.7℃の高熱を出し、その後薬で薬疹が出て薬を止めていました。皮膚科でアレルギーの薬を飲み薬疹がなくなるのを待っていた時期でした。風邪薬が飲めないので体調は万全ではありません。皮膚科の先生に日曜日に大事な試験があるのだがアレルギーの薬を飲んで臨んでも大丈夫か伺ったところ、前の日の夜と当日朝はアレルギーの薬を飲まない方が良いということで体中のボツボツも治らないまま試験に臨みました。まぁ、熱さえなければボツボツでも声がおっさんでも試験は受けられます。当日の作戦としては、まず、見たことのないものは飛ばす。長文は飛ばす。そして計算も飛ばすというものです。試験始まって早々5問連続くらい飛ばし焦りました。大丈夫か?私・・・それで飛ばしたものも含め1時間で100問に到達。

うーん。あと1時間で全部できるか?と思いましたが、今度は飛ばしたものを1問1問じっくり読みます。ITパスポートの試験は4択なのですが、下記の中から該当するものをすべて選びなさい。のような問題が多くて苦労しました。これは合っているこれは違っているというのを4つの選択肢もじっくり読まないと間違えてしまいます。おぉやられたぞ!と思いながら慎重に読みます。また、聞いたことのない語句も出てきて面喰います。過去問にも一度も出ていてないぞ。シラバス6.2に対応したYoutubeにもなかったぞ。なんじゃそりゃ。でも問題を読んで答えの4択を見て分かりました。4択のうち3択は知っています。明らかに問題文のものではありません。そこで知らない1択を選びました。これは多分シラバス6.2の新しい語句です。それも選択肢を確認することで解けました。2回転目でも時間がかかりそうな計算問題はさらに飛ばします。2回転目が終わり残り20分。

あとは計算問題とアルゴリズム問題だけです。私は財務の問題は得意です。4月に受けたときは財務の計算問題はすべて合っていたと思います。ところが今回は一筋縄ではいきません。なぜか複雑に謎解きのような問題になっています。しかも電卓がないので計算ももどかしい。前回楽に解けたから難しくしているのか?と思いました。アルゴリズムはもともと苦手でしたが、問題文をよく読んで1つの問題は2択の掛け合わせのような回答だったので2択から1つ選び、さらにもう1つ2択から選んでその掛け合わせを答えにしました。もう一つのアルゴリズムは完全4択だったので消去法で選択しました。結局合っていたのが合っていなかったのかは合格した今も分かりません。

試験を受けた感想はまず、知らない問題が多くて最初に精神的ダメージを浴びせられます。4月からシラバス6.2に対応した試験問題になっているので見たことがない問題が出ても不思議ではありません。それで落ちたかと思わせておいて、でもじっくり読むと選択肢のうち3つは知っているはずです。それが答えじゃないと確信できるなら解答できます。これはシラバス6.2の新しい試験範囲だと理解できれば怖くありません。こうやって私は試験を乗り切りました。過去問をやっていても思ったのはシラバス6になってから急に試験が難しくなったような気がします。特にシラバス6.2が出た過去問はないので知らない語句が沢山出てきて精神的ダメージを食らわせてきます。でも、その時、これは先方の作戦だと思い、冷静に選択肢を見ると何と1つ以外の語句は知っているじゃないか!しかも問題文のものでは明らかに違うと分かり道が開けてきます。ITパスポートを受ける方は参考にして下さい。

ITパスポート勉強方法

4月6日の一夜漬けのような試験に落ちて考えました。まず、受験日を決めよう!熱が冷めないうちが良い。でも何と今から最も忙しい3月決算(5月申告)が始まる。あまり無茶な設定だと受験料も勿体ないので、約2か月後の6月9日に設定しました。一度受けて一夜漬けではダメだと悟ったので、ちゃんと勉強しようと決意して、まず、勉強時間の確保から始めます。5月末までは仕事の繁忙期なので仕事時間は削れない。けれど週末の予定もすでにすべて入ってしまっている。さて、どうしよう。ということで税理士試験の時もやっていた朝起きて1時間勉強を始めることにしました。

私は特に飛行機に乗るとか電車に乗って遠出をするという時でないかぎり目覚まし時計を設定しません。目覚まし時計の設定も念のためというか保険として行うので実質目覚まし時計なしの生活をしています。大体6時ころには目覚めるので6時から1時間勉強します。この1時間は、テキストをひたすら読むというもの。使用テキストは「いちばんやさしいITパスポート絶対合格の教科書令和6年度」と「ITパスポートかんたん合格教科書&必須問題」です。この本は1カ月で2回転づつ読みました。特にいちばんやさしい・・・の方はもともと15個くらいのカテゴリーに分かれているので毎日1つづつやるとちょうど15日で1回転するので1カ月で2回転します。カテゴリー毎にミニテストがついているので、それをやって終わりという感じです。間違えた問題については再と書いておいて合っていた問題には日付とOKと書きました。2回転目になると再と書いたものもできるようになっていて進展を感じます。

勉強にはインプットとアウトプットが大事です。インプットの時間7に対してアウトプット時間が3くらいの割合が良いと思っているので、仕事が終わると今度は事務所で「ITパスポート過去問題集」を解きます。これは過去問もありますが、3つのカテゴリー毎に問題が集中しているページもあり、まずは苦手なテクノロジからやりました。仕事の疲労度によってやる気やエネルギーが日々変わるので、最低1問解き、無理しないということを決めて始めました。勉強の一番高いハードルはやり始めるです。やり始めてしまえば1問といわず2~3問解けるのです。疲労度マックスの時は2~3問、エネルギーあるときは20問くらい解きました。こちらも間違えたら再と記載して解答説明文にマーカーや気づきなどを記載します。こちらも本試験までに2回転しました。

試験2週間前になると「ITパスポート過去問道場」というサイトで勉強を始めました。あまり古い試験日は試験内容が易しするので令和6年、令和5年、令和4年の他過去10年くらいのミックス問題を解いたりしました。1週間前には時間を図って2時間で解けるようにしました。この時点で700点から800点くらい取れるようになっていました。それから苦労した3文字単語(ローマ字3文字の用語の意義が山ほど出ます)の暗記はYouTubeの聞くだけITパスポートなどを沢山掲載されているので、それを活用しました。普段オーディブルで小説などを聞いている時間をこの単語の暗記時間にし、朝の支度時や通勤時間に聞きました。小説を聞けないのは残念だけど、6月9日までと我慢してひたすら聞きました。それでも間違う単語は単語帳のようなミニメモに記載して電車の中で見直しました。覚えやすいようにイメージやゴロなども記載して自分だけが分かる単語帳を作成しました。これが私の勉強方法です。忙しくても予定がパンパンでもやろうと思えば隙間時間を活用して勉強することができます。是非おためしあれ。

ITパスポート

6月9日にITパスポート試験を受けて無事合格しました。ITパスポートって何?という方もいると思うので簡単に説明しますと、情報処理の促進に関する法律に基づいて経済産業大臣が実施する情報処理技術者の試験の一区分である国家資格です。情報処理系の国家資格の中では一番初心者レベルのものです。でも国家資格なのでちゃんと勉強しないと受かりません。出題範囲はストラテジ系(企業と法務・経営戦略・システム戦略)とマネジメント系(開発技術・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント)とテクノロジ系(基礎理論・コンピュータシステム・技術要素)の3分野で2時間で100問を解きます。各分類の出題数はストラテジ系35問程度、マネジメント系20問程度、テクノロジ系45問程度なのでやはりテクノロジ系に一番重点が置かれます。

総合評価点は1,000点中600点以上が合格ですが、各科目最低1000点中300点以上取らないといけない足切りがあります。実は大して勉強しないで確定申告明けの4月上旬に受けたのです。ストラテジとマネジメントはMBAの勉強が生きていて5~6割出来たもののテクノロジが445点と半分も取れず、総合点600点にわずか足らず555点で不合格になっています。でも試験を受けてみて分かりました。これは勉強しないと受かりません。そりゃそーだ。曲りなりとも国家試験だぞ。そんな一夜漬けのような勉強で受かるわけないと分かり、勉強して合格しました。完全に舐めていました。反省です。4月5月は会計事務所は繁忙期です。どうやって勉強したのかは次回のブログでお知らせします。

アファメーション

先日読んだ本にアファメーションの事が書かれていました。そこを抜き出してブログにあげようと思います。アファメーションは何か目的を達成したい時に効果的です。アファメーションのやり方としては未来の目標に向かって、完了形で言葉にします。その言葉は肯定的でなくてはなりません。例えばタバコを止めたい人がタバコを止めるといってもやめられないそうです。脳は否定的な言葉を理解できず、ダメと言われれば言われるほどその事を考えてしまうようです。シロクマの事を考えるな!と言われるとシロクマの事を考えてしまうのと同じです。そして、なりたい。と書くのではなく、なった。と書きます。〇〇になりたいというのは逆に言えばなっていないということを決定づけています。そうではなく、完了形でなった。とするのです。だからタバコを止めたい人は私はノンスモーカーだと宣言します。ポイントは否定語でないこと。そして完了形です。

税理士試験を控えている人であれば、「2024年8月6日~8日の税理士試験に合格した!応援ありがとう」とより具体的に書きます。ワープロではなく手書きで記載したメモを家など目につくところに貼ります。ワープロで記載するよりも手書きで記載する方が、目的達成率が40%上昇するそうです。家や学校や職場の目につくところに貼っておきます。それだけで脳は現実とその紙に書いてある未来の現実との差を埋めるために無意識のうちに行動に移すそうです。それを朝と夜に見ます。わざわざ見なくても目に付くところに貼っておけば大丈夫です。モチベーションを下げない方法などを考えるより効果的でかつ、簡単です。税理士試験もあと3カ月になりました。税理士試験でなくても目的達成のために効果的です。是非おためしあれ