財務系のセミナーやりました

昨日、財務や決算についてのセミナーをやりました。受講者は取締役であったり、マネージャーであったり、ある程度の管理者で年齢も20代後半から50代という幅広い年齢層でした。毎年やっているセミナーですが、最近財務系のセミナーをやるときは必ず、「財務や会計が得意または好きだという方」と「財務や会計が苦手または嫌いだという方」のどちらか?というアンケート(挙手で)をしてから始めることにしています。今回は何とびっくり!全員が苦手というものでした。そういう場合、専門的な用語はできるだけ使わないようにして、日常的な比喩を用いて話すことにしています。

その苦手な方たちでしたが、3時間のセミナーのうち2時間が座学(私の説明)で残り1時間をグループワークにしています。座学の終わりに質問を受け付けたところ。何と5人もの人が質問してくれました。これってあまりないですよ。5人って・・・質問はあっても1~2人です。なんだかとても嬉しく思いました。講師の仕事は質問をしてもらえると嬉しいものなのです。自分の講義に興味を持ってくれたという証明だからです。話してることが全く分からなかったら質問さえしてもらえないのです。

しかも苦手だと言っている割には良い質問ばかりです。今年沢山質問をもらえたので、来年から少しセミナーの内容を変えようかと思います。質問されることによって、受講者の興味のあることや謎に思っていることが分かるからです。私にとって良い経験となりました。ありがとうございました。

新・認定医療法人制度がスタートしました

持分の定めのある社団医療法人が持分の定めのない医療法人に移行する際にみなし贈与(贈与税)が課税されない制度(認定医療法人制度)が10月1日からスタートしました。気になる要件ですが、社員総会の議決があり、移行計画が有効かつ適正であること、そして移行計画期間が3年以内であることの他に以下が追加となりました。

〇法人関係者に利益を供与しないこと(特別な利益供与の禁止)
〇役員報酬について不当に高額にならないように定めていること(定めているだけでなく実施すること)
〇社会保険診療報酬に係る収入が全体の80%以上(一定の予防接種にかかる収入も含みます)

そして移行後これらの条件を6年間満たし続ける事です。特定医療法人や社会医療法人の要件である役員・理事の同族1/3以下というのはないので実行しやすくなったことは確かです。

3度目の殺人

福山雅治氏が演じる勝ちにこだわる弁護士と、証言がコロコロと変わる役所広司氏が演じる犯人の心理合戦が見ものです。弁護士として何度か接見しますが、言う事はまともなような感じですが、忘れてみたり変わってみたり、犯人が何を考えているか分かりません。弁護士も何としても極刑を免れるために作戦を練りますが、犯人からしたら、弁護士は本当の事なんて興味ありませんよね?と心の中をお見通しです。

実はこの犯人30年前に殺人を犯していていたのです。その時極刑を免れる判決をしたのがこの弁護士の父でした。少しずつ真相に近づいていきます。でも、近づくと離れる証言をするのでなかなか真相に近づきません。勝ちにこだわる弁護士が犯人の証言に振り回されることで真相に近づくための行動にでます。それでも何となく証言で一番信ぴょう性の高かったのは広瀬すずの演じた被害者の娘かなとも思いますが、はっきりしないまま映画は終わります。

最初に殺害したのは事実です。と認めていた犯人が途中から殺害そのものをやっていないと証言を変えたことで極刑が確定して終わりです。何かモヤモヤした気分で家に帰る帰途で、ハッとしました!3度目の殺人っていう映画の題名ですね。犯人は司法の力で殺されたの?と思ったら心臓がドキドキしました。

パレードの法則(2:8の法則)

パレードの法則は2:8(にっぱち)の法則などとも呼ばれ、顧客の2割が全体の8割をあげているという法則です。ですからその2割の顧客を大事にし、その顧客満足度を上げる事によって8割の収入は維持しようというものです。私の事業は税理士業とコンサルティング業ですが、税理士業は約半数の顧客で全体の8割を占めていました。でもコンサルティング業の方は上位2割の顧客で全体の8割を占めています。顧問先でも製造業や建設業などではいずれも2:8の法則で売上が成り立っているような気がします。

しかし、医療業や小売業、顧問契約がメインとならない士業などは2:8の法則は成り立っていません。10年以上前までは2:8の法則が成り立つ顧問先が多かったような気がしますが、ここ10年位はそうでないクライアントが増えてきました。それだけ売り上げの種類が多様化し、細分化してきたということでしょうか?私も税理士になって17年経ちます。東京オリンピックの年には20年を迎えることになりますが、10年単位で振り返ってみると仕事内容が顧客も私自身も変わってきているような気がします。

ハーバードでは教えない実践経済学

著者はイェール大学のロースクールを出ています。法学修士やMBAは実務に役立つと教わりましたが、その考えは正しいと確信しました。しかし、どちらも実社会での効果には限界があり、ビジネスの入門資格として取得する価値はあるものの一生涯続く学習の一環としてみればよくても基礎、悪ければ驕りに過ぎないと言っています。

読み進めてみると結局は全てケースバイケースでしかも相手の動きや相手の性質や求めていることなどを早く見極め的確に対応することのような気がしました。第1章は「人の心を読む」というテーマですが、まさにこのことで何となくこれは気付ける力であって習得できるものではないような気がします。私はその気付ける力を人より多く持っているので事業が上手くいくのだと思っています。第2章は「印象づける」第3章は「優位に立つ」ですが、1章が守りだとすると2章・3章はまさに責めの姿勢で、ここの部分は私は弱くもっと頑張らなくてはと思いました。

その他にも戦略や市場性・仕事術など幅広く1人の起業家として様々な経験を述べています。最後の方には「起業家たちへ」というメッセージのような章もあります。1人の起業家としての様々な思いを書いた本でした。

原稿などの校正に

9月は繁忙期でないのですが、セミナー講師の仕事だったり、原稿の仕事だったり、税務調査だったり、地方出張だったり、何だかバタバタと忙しい1か月でした。原稿などの文章を自分で書いていると誤字脱字など気になりますよね。そんな時、インターネット上で誤字脱字などを見つけてくれる日本語校正サービスがあります。これは無料のサービスなので有難いですね。是非ご活用下さい。
下記からアクセスできます。
日本語校正サポート http://www.kiji-check.com/

若手幹部向け会計財務セミナー

将来の幹部候補向けのセミナー講師の仕事をしました。今年で3年目ですが、受講者からすると1泊2日で様々な地方からいらっしゃいます。1日目11時から19時、2日目9時から16時とかなりハードな講座です。講師も私だけなので私にとってもハードです。私は繁忙期以外の6月~10月はセミナーの講師もお引き受けしますが、その中でもこの講座は長時間という点でハードです。通常のセミナーは2時間前後が多いので・・・

幹部候補はどちらかというと経理財務というより、経営戦略やマーケティングに長けた人が多いので、こちらも分かるようにどう伝えるか。というのが課題です。今年の受講生は経理財務はどちらかというと苦手だという人が多かったのですが、将来の幹部候補だけあってガッツがあり、様々な質問を受けました。10分の休み時間にも色々質問をしにきてくれて、講師として遣り甲斐がありました。

私にとってもとてもためになったセミナーでした。私にとっては当たり前のことが初学者にとっては不思議なことなのです。車を現金で購入してなぜその年に全額経費にならないのか?とか減価償却とはそもそも何なのか?など・・・初学者が何を疑問に思うのかとてもためになり、また、新鮮でした。これからもそのガッツを忘れませんよう将来幹部となる時を楽しみにしております。

広大地評価の見直し

今回は相続税の財産評価のお話です。まず、広大地とは、著しく地積が広大な宅地で開発行為を行うとした場合に公共公益的施設用地の負担が必要と認められる、面積が1,000㎡(三大都市圏では500㎡)以上の宅地をいいます。ただし、大規模工業用地・中高層集合住宅等の敷地用地に適しているものは除かれます。

実務では、マンション敷地用地に適しているか、公共公益的用地の負担が認められる用地かなど、広大地に該当するか否かの判断は不明確であり、税務訴訟や審査請求・損害賠償請求などトラブルが多発しました。そこで、平成30年1月1日以後の相続等からは、現在の広大地は廃止し新たに「地積規模の大きな宅地の評価」として規定されることになりました。旧広大地評価では、最大65%の評価減になりましたが、新広大地評価では、相続税評価額と取引価額(時価)との乖離を是正した制度となります。

改正により従来判断に迷うことが多かった要件が明確化され実務上の評価方法をより明確に行えるようになるのは税理士からするとメリットですが、形状や奥行を考慮した補正率によって形状が良い広大地は相続税評価額が上がる可能性が高まります。ご注意を・・・

ギフト 僕がきみに残せるもの

アメリカンフットボールのスターであるスティ―ヴ・グリーソン氏は、ある日ALS(筋委縮性側策硬化症)を宣告されます。直後に妻の妊娠が発覚します。生まれてくる子に自分は何が残せるのか?と思い我が子にビデオダイヤリーを撮り始めます。ALSは、筋肉の萎縮と筋力低下をきたしていき人口呼吸器をつけない限り3年から5年で死亡する病気です。完治することのない難病で原因も特定されていません。

はじめノンフィクション映画だと思ってみていました。でも見続けているとちょっと様子が違います。マッチョだった主人公がみるみる痩せていき別人のようになっていきます。しゃべれなくなるのは演技できても風貌がこんなに違ってくるのは??と疑問が湧き、これは本人がビデオ撮影した本物の記録なんだと気が付きます。凄い映画です。というか映画ではありませんね。これは・・・記録です。記録の部分的なものをこうやって一部見せているという感じ・・・

何が凄いかというと、アメリカンフットボールのスターだったという光の部分と、病気が進行してくると(治るものが病気だと定義した場合、これは病気ではありませんね。だから〇〇症というのかもしれませんが)排便も一人でできなくなります。すべての筋肉が萎縮するのですから・・・そういった影の部分もすべて映し出しているのです。父親との葛藤や、息子への愛情、妻の愛情や妻の苦悩まで・・・包み隠さずというのはこういうことなのかもしれません。

生きるということの大切さ。生きるという事の現実をまざまざと突きつけられるそんな映画(記録)でした。

士業の温度差

今年の5月29日に始まった「法定相続情報証明制度」ですが、士業によって温度差があります。こちらの制度については2017年5月11日のカテゴリー税務のブログに「法定相続情報証明制度」として、詳しく載せてありますので参考にして下さい。

この制度は、税理士・弁護士・司法書士・土地家屋調査士・社会保険労務士・弁理士・海事代理士・行政書士が行うことができます。新制度についての反応は業界ごとにやや異なり、司法書士や行政書士は新たなビジネスチャンスとして捉えています。ホームページに専用バーナーを設けたり、大々的に告知したりしています。

ところが、他の業界はあまり騒いでいないように感じます。税理士業界でいうなら、そのような制度が出来れば相続人の銀行名義の変更が楽になるね。などという話はするものの積極的にこの業務を請け負ってビジネスチャンスとしよう!という方はあまりいません。私は税理士も行政書士ももっているのでこの2つの業界の温度差を不思議な感覚で見ています。