青空と逃げる

表紙の絵につられて今年の夏休み課題図書としてこの本を読みました。「かがみの孤城」の作者の辻村深月氏の作品です。母親の早苗とその子供である小学生5年生の力が東京で起きたある事件がきっかけで、高知の四万十に逃げて、そこから兵庫県姫路市にある家島に渡り、その後大分県の別府温泉に行きやっとそこに住もうと思ったところで再び不都合が起き、今度は目的をもって仙台に行き、北海道の大空町に父親を訪ねに行き、家族が再会するというのが大筋な流れです。

北海道に行くまでほぼ母子家庭のように早苗と力は過ごしました。おっとりとした早苗も力を守らなきゃいけないという母性本能から逞しく強くなっていき、力も早苗が体調を崩した時は子供だから何もできないのではなく、何かをするという逞しさを覚えます。父が不在という状況になって、早苗と力は逞しく生命力がみなぎっていきます。ある事件のことは感想では敢えて書きませんが、3人が最後に再開することによって、また再び3人で東京で暮らすという予兆を残して終わります。

この本の素晴らしいところは様々な地方で本当にそこにいるかのような臨場感が出ている点です。この本に出てくる地方は家島以外は全て行ったことがありますのでイメージしやすく、ちょっとした小旅行をしているかのような本でした。また、地方地方の人との触れ合いなども方言も交えて描かれていてその場にいるような気にさせてくれる本でした。

副業の税務

政府が働き方改革で副業の普及促進に取り組んでいますが、税務署もこれまで以上に副業に注目しているようです。厚生労働省でも以前の就業規則のモデル就業規則には、副業禁止を原則とすることが記載されていましたが、昨年改訂したモデル就業規則からはその文言が削除されています。このことからも副業も徐々に容認されてくるのではないでしょうか?

では、どの範囲を超えたら確定申告が必要でしょうか?それは①給与所得以外の副収入が20万円超の場合。②複数の会社から給与を受け取っていてメインでない会社からの給与収入が20万円超の場合。③同族会社(身内の会社のこと)の役員や親族が、給与以外に貸付金の利子や店舗などの賃貸料、固定資産等の使用料の支払いを受けている場合。

上記①~③に該当すると、年末調整をしていても確定申告が必要になります。ですから逆にいうと20万円以下なら申告しなくても良いという事になります。副業であっても、民泊として自宅の空き室を一時的に貸すことや、自家用車をAnycaなどのサービスに登録して貸し出すカーシェアリングや、インターネット上の広告であるアフィリエイトで得た収益なども20万円を超えると雑所得として確定申告しなければならないため要注意です。

ゆかたで銀ブラ2019

土曜日にゆかたで銀ブラに行ってきました。銀座で暑い夏に行われる浴衣イベントです。浴衣(男性なら甚平でも可)で銀座に行くと浴衣を着ている人だけ様々な特典が得られます。銀座という街の町ぐるみのイベントです。銀座にお店を持つ協賛社たちが福引の景品を提供したり、それらの店で割引やサービスを受けられたりします。

昨年はあまりの暑さにギブアップして浴衣さえ着れませんでしたが、今年は何とか着て友達と一緒に行ってきました。ここの良いところは、街ぐるみで各店舗が協力し合ってこのイベントを盛り上げているという事の他に日本の伝統である着物の文化を浴衣という簡単に着れるもので誰にでも参加しやすくしていることです。

そして参加者も大人が多いので上質な浴衣や素敵な帯に目を奪われることも屡々・・・浴衣好きの私には目の保養にもなります。浴衣って着るまで面倒だと思いますが着てしまえばテンション上がりますよ。是非皆様も浴衣を着てみませんか。

糖質制限ダイエットの効果

糖質制限ダイエットは誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか?そう食事の中の糖質(炭水化物)を制限してダイエットするのです。先日このことについて衝撃的なことがありました。私のパーソナルトレーナーから私はX型だから(よく分からないけど4つの型があるらしいです)糖質をエネルギーに変えられるから、糖質を制限してしまうと逆にガス欠のような状態になり体が餓死に備えて脂肪を蓄えるというのです。

えええええええ。だから、糖質は制限せずにむしろパーソナルトレーニングを行う日とその翌日はいつもより多く糖質を取ってくださいと言われたのです。そんなことあるんだ!かなりびっくりしました。でもよくよく調べてみたら確かに糖質制限ダイエットは標準体重より多い場合はとても効果的で手っ取り早いですが、私のようにBMIが元々低い場合は、糖質を取らないと筋肉も付かないらしいです。

そこで調子に乗って糖質制限を解除してパンやパスタなども食べました。(何か月これらを食べていなかっただろうと思いながら・・・)みるみる体重が増えました。一時5キロ痩せていた体重が2キロアップ。BMIも19になりました。でもね。見た目が全然違うのです。体重は増えたのに太って見えない。そう筋力が1.5キロアップしたのです。筋力アップのためにはたんぱく質だけではなく実は糖質も必要なんだと知りました。

天気の子

この映画を観て最初に思ったのは、「君の名は」に似てる!という感想です。まだ、始まったばかりで観ている人も少なそうですからあらすじを言うのは止めるとして、共通点を言うと、①絵の描写がリアルで繊細(まぁ作者が同じですから当たり前と言えば当たり前です)雨のシーンが多いのですが、雨が地面に打ち付けるシーンなどは絵とは思えないリアルさです。②見覚えのある場所が沢山出てくる。お台場、田端、代々木、新宿、池袋など、私の縄張りがバンバン出てきます。翔んで埼玉の時も池袋は重要な場所(埼玉県民の植民地として)でしたが、今回の天気の子でも真夏に雪が降るという重要なシーンを池袋が担っています。

③数年における物語であることという点でも君の名はと同じです。主人公の2人は最初は同じくらいの身長でしたが、終わりには男の子の方が大きくなっていました。④自然を基礎とした壮大なテーマであるという点も同じです。君の名はは彗星でしたが、今度は天気です。⑤古くからのしきたりみたいなものが出てくる。君の名はでも組紐や神へのお供えの儀式のようなシーンがありましたが、この映画でも願いを強く念じながら鳥居をくぐるというシーンが出てきます。

⑥現実と非現実が内在している。共通点が多いからこそ、君の名はよりインパクトが少ない気もしなくはありませんが、予告で観た「天気の子」はつまらなそうな映画でしたが実際観たら、君の名は並みのジーンとするシーンもありました。東京をよく走っている高額アルバイトのキャンペンカーなども出てきてそこまでする?というリアルな東京が描かれていました。それでいて、1人の少女によって天気が左右されるという非現実的なものも内在している不思議な映画です。

つぶやき

今年は昨日まで涼しかったですが、今日から突然蒸し暑くなりましたね。夏の資格取得の勉強をしている方も昨日までは勉強しやすい夏だったのではないでしょうか?令和最初の税理士試験は、8月6・7・8日に実行されるようです。あと2週間ありませんね。

私の友達や後輩や知り合いにもまだまだ税理士試験を受ける人は何人かいます。彼女ら彼らが当日実力が発揮できますようお祈りしています。試験が終われば本格的な夏です。ゴールはもう少し!ファイト!

特定医療法人と認定医療法人の温度差

今、認定医療法人の申請をしているのですが、どうも気になって仕方ないのは、厚生労働省の甘さです。何だか甘々なんだよなぁという感じです。特定医療法人も認定医療法人も「特別な利益供与」という判断があるのですが、特定医療法人はそりゃあそりゃあ厳しかったのに、認定医療法人は甘々でこれで本当に大丈夫?という感じなのです。

特定医療法人の管轄は財務省ですから税務や特別な利益供与という部分では詳しく、私は特定医療法人の申請もしていたものですから、どうも財務省に鍛えられてしまっていて、判断が財務省ベースですが、厚生労働省は税務に詳しくないからか、認定医療法人を増やしたいからか、どうも判定が甘々で拍子抜けしてしまいます。

特定医療法人は通常の医療法人より法人税率が低いですから、それを認めるというのは、国税が足りなくなるわけですから、余程公共的な医療法人でないと認可しません。でも、厚生労働省の目的は持分なし医療法人を増やす事ですし、税務にも疎いですからその辺が甘くなるのでしょうか?本来、特定も認定も特別な利益供与という判断は同じはずです。でもその温度差を感じてしまう今日この頃です。

仮想通貨の税務

仮想通貨から生じる所得は原則として雑所得になるというのは、以前お話したと思います。例えば760,000円で4BTCを購入したとします。その後2BTCを430,000円で現金に換えた場合の雑所得は、430,000円(収入)-(760,000×2/4購入価格)=50,000円(所得金額)となり雑所得が5万円出たという事になります。

では、残りの2BTCを35XRP(1XRP=12,000円)に変換した場合はどうなるのでしょうか?仮想通貨の種類を換えただけですから所得はかからないと思うかもしれません。ところがこの場合、2BTCを売って35XRPを購入したと考えます。ですから雑所得の金額は、12,000円×35(収入金額)-(760,000円×2/4購入価格)=40,000円(所得金額)となり雑所得が4万円出たという事になります。

つまり、仮想通貨同士の交換を行うとその度に雑所得が生じるという恐ろしい税務です。また税務申告の時に購入価額や売却価額が不明の場合は、仮想通貨交換業者が年間取引報告書を発行してくれますので、手元に無い場合は再発行を依頼します。いつの間にか現金は手にしていないけど知らない間に膨大な雑所得が発生してしまうかもしれません。ご注意あれ!

本と鍵の季節

堀川次郎は高校2年生。高校では図書委員をしています。その友達の松倉詩門も同じく図書委員の高校2年生。この二人が様々な謎というか問題を解決していきます。金田一少年のような古畑任三郎のようなあるちょっとした気付きや疑問点で謎が分かります。読んでいるうちにどんどん引き込まれる本です。何が良いのかというと2人のチームワークというか気付きの観点が違うという点です。金田一少年も古畑任三郎も1人で何かを解決しますが、この物語の2人はちょっと気付きの論点が違います。上手い具合にお互いの気付きが重なり合って謎を解決しているという点がとても面白かったです。

主人公の堀川次郎君は相手を信じ相手の話から気付きを導くタイプ。どちらかというと性善説タイプです。それに比しクールでイケメンな松倉詩門君は相手を疑うことから始めます。どちらかというと性悪説タイプです。お互いのタイプが違いながらもお互い無い部分を補うためそこには友情だけでなく信頼関係も生じ最後には自分の秘密まで知られてしまうという奥の深いお話でした。

本を読んでいるとこれは物語ではなく、本当に実在する人物なのではないか?と思ってしまうほど内なる個性が、そして内なる感性の違いの細かさが表現されています。同一人物が書いたと思えないほど、2人ともあり得る人物像なのです。2人とも鋭いので言葉が無くても通じ合えたり必要以上の話をしないのですが、徐々に友情も芽生えてきます。読めば読むほど味が出る。そんな本でした。

自動車の未来

冬は忙しく6月から10月は比較的暇なので、この時期にセミナー講師の仕事をしたり、自分をバージョンアップするためにセミナーを受講したりしています。先日受講したセミナーでこんな話をしていました。自動車については2025年にレベル4(ハンドルがない完全自動運転になる)を目指していて今から10年後には全体の30%が自動運転自動車が走っているそうです。

その前にレベル3(ハンドルはあるけど自動運転をする。とりあえず運転席に座っていないといけないので飲酒はダメ)があり、もう実施は目前だそうです。2045年には6人乗りドローンが開発されてきて、その頃には運転免許という制度そのものがなくなるそうです。自動車も自動運転するので例えば自宅と勤務先両方に駐車場を借りる必要がなくなり、駐車場の数が著しく減るので不動産価格は下落するそうです。

ドローン6人乗りなどにわかに信じられませんが、きっとそうなるのでしょうね。以前は多くの人が持っていたポケベルやガラケーも今ではなくなりつつありますし、技術革新とはそういうものなのかもしれません。ドラえもんで見た空を飛ぶ乗り物も生きている間に実現する日も来るのかもしれません。6人乗りのドローンができればきっと宅配便というのもドローンが運んできて勝手に宅配ボックスに入れる日がくるかもしれません。電線に引っかかるとまずいので日本のすべての電線は地下にもぐるのですかね。生きている間にそんな日が来るのかと想像した一日でした。