マインドフルネスを身につける

コロナ禍になってから身体だけでなく、心も元気がない人が増えているような気がします。過去の忘れたい記憶を何度も何度も思いだしてしまったり、まだ来ない未来の事を心配したり考えすぎたり、今ではなく、過去や未来に心を捕らわれてしまっているのです。過去は今の結果なのにそこに集中してしまっては時間が勿体ないです。

時間を表す考え方に「クロノス」と「カイロス」というものがあって、クロノスは時計の動きそのままの通常使っている時間の事で言わば量の問題になります。カイロスは今だ!と感じるタイミングのようなもので時間の質の問題を表します。このカイロスを感じる事が大事です。過去は変えられないしそもそも今の結果です。未来は想像の中にあるだけのもの。過去と未来と今を比べれば圧倒的に今が大事なのです。

カイロスの状態を作るには、まず目を閉じてゆっくりを息を吸います。深く吸い込んだら今度はゆっくりと吐き出します。そのときに、いま心にあるものを空気と一緒に吐き出す感じで吐きます。そして目を開けた瞬間「カイロス」を感じる。練習が必要ですが、仕事場から自宅に帰った瞬間、仕事場から遊びに出かけた瞬間、場面や気分を変えたい時にカイロスを感じることができればもっと人生有意義になる気がします。

エッセンシャル思考

本屋で偶然目にしました。何故かここ1年くらい、忙しい。儲かっている忙しさではありません。むしろコロナ禍で収入はダウンしています。それなのに毎日毎日何故かやる事がいっぱいで、特に昨年の11月くらいから今年の3月くらいまでは激務で、でもお金にならないという不毛な期間を送っていました。スタッフも同じで週末に働いたり夜中にテレワークしたり、私は管理者としてこれではいけないと思いながらも目の前の忙しさに悩殺されて何もできませんでした。4月になって仕事も落ち着き、何故こんなことになってしまったのかを色々分析し、自分なりに結論を決めてアクションをしたところです。そんな時この本に出合いました。

一気に迷いが消えました。この本を読んで気が付きました。私は元々この本で言うエッセンシャル思考の持ち主でした。ところがスタッフを持って、スタッフの仕事が無くなるのが不安だったことから、いつの間にかこの本でいう非エッセンシャル思考になっていました。その結果、来た仕事は全て受ける。やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。疲れるばかりですべてが中途半端になる。本当にやるべき事ができなくなる。成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。このようなパラドックスに陥っている人にうってつけの本です。

そもそも開業とは仕事の選択ややり方を自分の意思で決められるということに最大の魅力があります。それが受け身になって来るもの拒まずで自分は選択しない。そうして、やる事がいっぱいで心も体もむしばまれていく。この本では本当に大事なものに集中し見極める技術を習得して選ぶ力を取り戻しなさいと言っています。私はMBAに行った経験から何としても乗り越えるという事ばかりに集中して本質的に大事なものを見失いかけていました。乗り越えるばかりではなく手放す勇気も時には必要ということです。この本を読み終えた時、頭の中にあったモヤモヤがすーっと消えていくのを感じました。そんなモヤモヤを持った人におすすめの本です。

都道府県別10万人当たり看護師数

厚生労働省から都道府県別の人口10万人当たりの看護師数が発表されました。詳しくはこちら↓
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450027&tstat=000001031469&cycle=7&tclass1=000001161547&tclass2=000001161548&tclass3=000001161550&tclass4val=0

これによると、一番多いのが人口10万人当たり1623人の高知県です。2位が1476人の鹿児島県、3位が1403人の佐賀県です。比較的南の方が充足しているようです。逆に少ないのが人口10万人当たり736人の埼玉県、同じく2位が770人の千葉県、3位が791人の神奈川県です。関東近郊は人口が多いからか看護師が不足しているようです。一番多い高知県と一番少ない埼玉県では2.2倍もの差が生まれています。コロナ禍で医療がひっ迫する中これは問題ですね。

勤務税理士の給与

2022年3月末に「令和3年賃金構造基本統計調査」が発表されました。その結果で労働者としての税理士・公認会計士の給与も知ったのですが、男性平均年収は631万円、女性平均年収は432万円でした。えービックリです。勤務している方なので若い方が多いとは思いますが、それにしても低すぎませんか?特に女性・・・そもそも同じ国家試験で性差による優遇も何もない(試験は受験番号を書くので採点者は、受験者が男性か女性かも分かりません)国家資格で200万円近くも年収が違うってどうなのでしょう?唖然としました。

私が税理士になって初めて勤務した事務所はボスが元々公認会計士で、公認会計士ならば税理士資格も免除で取れるのに敢えて国家資格を受験して税理士資格を取得した強者の先生だったのですが、試験合格というのに価値を見出す先生で、大学院免除合格者は採用しない。試験合格者でも地方税合格ではなく国税合格者は優遇するという先生でした。私は全部国税国家資格合格者なので税理士なり立てでしたが、年収600万円スタートでした。その先生は男女の格差はなく、内容の格差で給与を決めていました。今となっては感謝です。ですからこの発表に驚きです。

ちなみに全産業の平均給与(男女含めて)の平均年収は433万円らしいので、ほぼ女性勤務税理士と同じですね。難しい国家資格を取ってやっと平均年収とは、流石ジェンダーギャップ指数が先進国で一番低い日本だけあります。ちなみに会計事務所は全国に約28,000件ほどありますが、そのうち63%が従業員1人~4人の小規模事業者です。従業員5人~9人も26.8%なので従業員10人に満たない事務所が全体の9割近くになっています。税理士に限ったことではなく弁護士なども一匹狼的な人が多いです。文系資格業の特徴でしょうか。

榊マリコ

「科捜研の女」最終回が放映されました。科捜研の女は長寿番組ですが、最終回の内容は近代の闇をテーマにしていて内容的にも映画を観ているようでした。AIがSNSなどを通して、大衆心理を利用して第三者を犯罪に導く。AI自体は手を下していない。この場合、大衆心理をコントロールすること自体に罪はないのか?色々考えさせられました。ネットの誹謗中傷は最近では法的責任を追及され、名誉毀損罪、侮辱罪、信用毀損罪、脅迫罪などの犯罪になり得る可能性があり、実際に逮捕者も出てくるようになってきました。それでも不特定多数が誹謗中傷をした場合、核となる心理コントロールをする者を特定することは難しく、直接犯罪依頼をしない限り重い罪に科す事は難しいような気がします。ネット社会の怖い一面を見た気がします。

表題の榊マリコ氏はこのドラマの主人公ですが、ひたむきに仕事をする姿、常にぶれないで精神的にも起伏がありません。私の理想とする女性像です。ひたむきに仕事をする事は真似できますが、精神的にぶれないというのはかなり難しいです。私は女子大で女性のキャリア形成という講義を行なったりすることもありますが、働く女性の目標とする人物が榊マリコ氏ですね。(まぁ私の場合はですけど)最近では働く女性をテーマにしたドラマを目にすることも珍しくなくなりました。男性の仕事の補助ではなく、女性が自分の実力を発揮して仕事ができる国に早くなれれば良いですね。ジェンダーギャップ指数が下位の日本が北欧並みになるのはいつなのでしょうか?

退職所得の受給に関する申告書

2022年4月より「退職所得の受給に関する申告書」の形式が変更になっています。それがこちらです。↓
2022.4退職所得の受給に関する申告書
退職所得の受給に関する申告書は長い間同じ様式でしたが、今年の1月と4月に改正があったので用紙も変わりました。1月に改正があったのは勤続年数が5年以下の従業員の退職金について退職所得控除額を控除しても300万円以上ある場合には、その超える部分には1/2課税ではなく全額課税になります。

そもそも退職所得控除額は20年以下の勤務の場合、1年当たり40万円ですから勤続年数が5年だと40万円×5=200万円までの退職金については税金がかかりません。この控除後の金額が300万円以上あるということは最低でも500万円を超える退職金を5年しか勤務していない人にあげるというものです。ちょっとおかしいですよね。これが公務員の天下りでよく行われていました。給与は安く年金をあまり減らされないようにして、退職金をガボっともらい、また天下る。税金を上手く利用したやり方です。それはちょっと違うだろうということで改正されました。

4月改正は確定拠出年金法の改正が2022年4月から施行されまして、老齢給付金の受給開始時期が70歳から75歳に延長されたのでそれに合わせてこちらも改正されました。確定拠出年金は受取りに関して一時金か年金かいずれかが選択できます。年金として受け取る場合は雑所得ですが、一時金として受け取る場合、退職所得になります。その関係で退職所得の受給に関する申告書も変わりました。前回は民法(18歳以上成人)の改正で税法が変わった点をお話しましたが、今回は確定拠出年金法の改正で税法が変わりました。

ドライブ・マイ・カー

これは観なきゃいけない映画でしょ!という事で観てきました。アカデミー賞国際長編映画賞を受賞しただけあって、3時間の長編映画です。村上春樹氏の小説の映画化なので言葉の1つ1つが繊細でした。でも全体的に言葉がない映像部分が多く、言葉で多くを語らないけど語り出したら繊細で深いという感じでした。物語は淡々と進み主人公もドライバーも寡黙だけれど、物語の節々に計り知れないエネルギーみたいなものも感じて、静と動、陰と陽が混同した物語です。

広島から北海道まで車で行くシーンがありますが、普通に考えたら車じゃ行かないよね。その距離・・・と思います。よほど体調が良くてテンション高くないと正気の沙汰とは思えぬ距離です。しかも主人公とドライバー両方とも寡黙なのにです。恋に盲目な恋人同士で話が尽きないなら分かりますが、そうでないのに、何の迷いもせずどちらも反対せずその距離をドライブします。それらのシーンも声もなくただただ車が道を通過するシーンなどが映像となります。静なのに動なのです。

主人公は理解力のある大人の男性ですが、その行動が良かったのか悪かったのか。相手がもし知っていたら相手にとってその理解ある行動はマイナスに働くのではないかと色々考えさせられます。3時間の割に発する言葉が少ないですが、1つ1つに重みのある言葉です。ボーっと見ていたら理解できないと思います。エネルギーがある時にじっくり観る事をお勧めします。