アラジン

ご存知ディズニー映画「アラジン」を観ました。そういえばお姫様が主役のシンデレラや白雪姫、眠れる森の美女などはあらすじもある程度知っていますが、アラジンについては、アラジンがランプをこするとジーニーという魔人が出てきて、夢を3つ叶えてくれるというくらいしか知りませんでした。今回映画を観て、この映画の主人公はアラジンだけでなく、アラジンが恋をするジャスミン姫や魔人のジーニーの3人が主役のような映画でした。

特にあまりお姫様としての印象がなかったジャスミン姫ですが、お姫様シリーズで一番好きかも!と思えるタイプでした。(見た目ではなく思考が)どちらかというとお姫様シリーズのお姫様は美貌が売りでその他に際立った何かというものを感じたことがありませんでしたが、このジャスミン姫は自分が王である父の意思を引き継いで王女として国を守っていきたいと強く願っています。女性は女性らしく控えめにという風潮の中、自分というものをしっかり持っていてとても好感が持てました。

私が働く女性だから特にジャスミンに惹かれたのかもしれません。ところで魔人ジーニー役はウィル・スミス氏がやりましたが、はまり役というかこの役に見た目も何もかもピッタリでした。また、アラジンの広い世界でものを見ないと本当のものは見えないという考え方やジャスミン姫の思考に共感して君ならやれる!と応援するところも良かったです。この映画はその時間にこれしかやっていなかったという理由で観ましたが、予想以上に良い映画でした。

高齢者事故防止装置

毎日のように高齢者の運転事故ニュースがテレビに流れています。特にブレーキとアクセルの踏み間違いが相次いでいることから、ある埼玉の企業に問い合わせの電話が1日100件以上くるという異常な事態になっています。その会社はアクセルとブレーキを一体化した「ワンペダル」を製造販売するナルセ機材と、アクセルを強く踏むとブレーキが動く「STOPペダル」のナンキ工業です。

ナルセ機材の従業員は11人、ナンキ工業の従業員は2人です。小さな製造業が活躍する話を聞くとワクワクしてきます。両方とも埼玉の企業というのがまた親近感が湧いてきます。東京都がアクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置を付ける高齢者に対して、費用の9割を補助する方針を打ち出しました。今後も益々この企業に注目が集まりそうですね。

研修だらけ

前回のカテゴリー資格では、税理士の研修制度について、お話しました。行政書士は研修はありますが任意で強制的に何時間受けなくてはならないという制度は今のところありません。1級FPにもありません。CFPも強制研修制度があります。

CFPは2年間で30単位研修しなくては更新できません。AFPなら15単位の研修となります。このように資格は受かってからも日々研修です。自分でやりたい勉強もあったりするので、日々研修だらけです。仕事に差し支えるほどの研修はどうかと思いますが、ある程度の研修は自分の能力の維持及びアップのために必要となります。

まぁこのような仕事の場合仕方ないとは思います。一生勉強ですね。成長は諦めた時点で止まりますから見えない成長は常にバージョンアップ可能と心して取り掛かるしかありません。常に動いている鮪のように・・・

老人ホーム等の食事代は10月以降も8%?

10月に消費税が10%になりますが、軽減税率(8%)の対象として有料老人ホーム等での食事の提供が挙げられています。軽減税率の対象となる施設は、「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」です。対象者はその施設に入居している①60歳以上の者②60歳未満で要介護認定又は要支援認定をうけている者③上記①と②の配偶者(実質婚含む)が軽減税率の対象者となります。

金額基準もあって1食当たり税抜きで640円以下、1日当たり税抜きで1,920円以下という限度額が設定されています。合計して1,920円を引けば良いのではなく、食事単位で課税か非課税かに区分されます。例えば、朝食550円、昼食550円、おやつ300円、夕食640円の施設があったとします。1食当たり640円以下の基準にはなっていますね。でも合計すると2,040円になります。この場合1,920円が8%で120円が10%とはなりません。このような場合は朝食550円、昼食550円、夕食640円の合計1740円のみを8%で設定しおやつの300円は始めから軽減税率の対象とならない旨告知して、おやつ代は330円(税込)にする必要があります。

ちょっと複雑過ぎはしませんか?私は法対策部の部員として税務署にこの実務の煩雑さをどうするか?という問いかけをしましたが、回答は面倒でもやるしかないということでした。現場は相当混乱しそうです。有料老人ホーム等については、もうそろそろ消費税について検討する必要があります。有料老人ホーム等であっても現場で食事を作らない場合は軽減税率の対象外になるということも知っておかなければなりません。詳しくは下記を参考にして下さい。特にP24の問60と問63は有料老人ホームについて書かれています。P.25の問62は病院食についてです。
国税庁軽減税率Q&A

パートさんの住民税節税対策

昨年から配偶者控除が改正になってテレビなどでは給与収入150万円までは配偶者控除が受けられる(しかし配偶者の給与による)のでパートさんももっと働こう!キャンペーンのような風潮になっていました。最近、住んでいる市区町村から住民税の納付書が届き、あれ?なんでなんで?と戸惑っている方も多いと思います。住民税は給与収入が100万円を超えるとかかるのです(市町村によっては93万円を超えるとかかるところもあるようです)東京都は100万円以下ならかかりません。

一言に住民税と言っても細かくは均等割5,000円と所得割(課税所得の10%)に分かれます。均等割は給与収入100万円以上(市町村によっては給与収入93万円以上)でもれなく5,000円支払う事になります。所得割は(所得金額-所得控除額)×10%-税額控除=納税額の算式になります。ではパートさんで120万円給与で働いた方の例をお話しします。夫の扶養になっていて子供たちも夫の扶養です。まず、所得金額は給与収入120万円から給与所得控除額の65万円を控除します。55万円→これが所得金額です。ここから所得控除額33万円(基礎控除額)を控除すると22万円、これに10%を乗じると22,000円、特に税額控除(ふるさと納税など)はしていないので22,000円が所得割の納税額になります。

所得割を払いたくなかったら、どうすればよいでしょうか?一番手堅いのはiDeCoに加入するのです。iDeCoは全額社会保険料控除額として所得控除できます。iDeCoは月5,000円から払えるので、例えば月18,000円支払うと年間で216,000円払う事になります。これを上記の算式に当てはめると、(55万円-33万円-216,000円)×10%=400円になります。22,000円の納税が400円まで節税できます。主婦はただでさえ将来の年金額が最低額しかもらえません。ですから税制優遇されるiDeCoに入って将来の年金額を増やして住民税の節税もすれば一石二鳥ですよね。

法人所有の空き家を民泊として貸す注意点

オリンピック開催時の宿が不足すると叫ばれている中、民泊の法律が緩くなりましたが、それに比例して独自のマンションではマンションの規約により、不特定多数の人が出入りする民泊は禁止するというところが多くなっています。なんだ。海外出張が多いからその時期だけでも民泊で貸し出したかったというマンション所有者はがっかりしていると思います。

そんな中、従業員宿舎の空き家を民泊として貸し出そうとしてその社長が個人で民泊仲介アプリに登録して、個人口座に料金を振り込んでもらい、おこずかい稼ぎをしていました。もちろん法人所有の空き家ですから税務調査で売上除外となり仮想隠蔽行為となり重加算税を取られます。

税務署は民泊仲介サイトのアカウント情報から取引履歴を確認し漏れなく売上除外金額を把握します。お気をつけあそばせ。そういえばオリンピック開催時は大型客船が港に停泊してホテル替わりになったりするようです。5月は1年の内一番忙しいので、オリンピックのチケットを1枚も申し込めませんでした(涙)何とかならないのでしょうか。。

ロンリネス

この本は女性雑誌「VERY」に3年間連載されていた作品をまとめた小説です。この雑誌のターゲットである30代から40代にかけての女性が主人公になっています。結婚・出産・育児・復職・恋愛など、主人公有紗の目線で小説が展開されます。雑誌に毎月連載されていただけあり、女性目線が細かく描かれていて、女性なら主人公と一緒に悩んだりしてしまうのではないか?と感じる小説です。

あまりにもリアルなので作者の実体験なのか?と思うほどです。特に夫に対する感情がリアルで、家のことを何もしない気が利かない夫に対するイライラなどは多くの女性が抱えている感情と一致するのではないでしょうか?女性は男性よりも結婚という事態に生活が大きく変化します。それに出産・育児が加われば尚更です。この小説はVERYの多くの読者を惹き付けたことでしょう。しかも夫婦にはどうしようもない問題というものが存在します。

例えば有紗には子供がいるのですが、もう一人欲しいという有紗に対し、夫の俊平は1人で充分と取り合いません。理由は経済的に1人で手一杯との事です。それなら一人の子供にお金をかけようと私学に入れたいと言っても取り合ってくれない。理由はそんな余裕はない。という事。この場合、どちらが正解なのでしょうか?どちらが正解かは何とも言えませんよね。夫婦は元々他人ですから様々な考えの相違があって、どちらが合っているとか合っていないとかそのような問題ではなく、どちらかが受け入れる。又は二人で歩み寄るしか解決は無いんだな~他人と暮らすのは大変だ!とつくづく感じた本でした。