以前ドラマでもやっていたイチケイのカラスを観てきました。冤罪を無くすために徹底的に調べ上げる刑事裁判官の入間みちおと、同じく正義感に溢れる合理主義者の元部下、他職経験制度で一時的に弁護士になっている坂間千鶴を中心に物語が展開します。全体的に法とは何か?という事を終始考えさせられるお話でした。
最後に入間みちおが言った「法は完璧じゃないけれど、その法を信じ向き合っていく・・・」の言葉を聞いて、税法も法の一つなので今後とも真摯に向き合っていこうと思いました。確かに税法も完璧ではありません。だからこそ、税理士が国に提言して少しでも良い制度になるようにしていかなければならないと思います。
この映画は、検事や弁護士、裁判官の話ですが、仕事に向き合う上で税理士にも共通することが多々あり、とても勉強になりました。映画の中では新たな登場人物である人権派弁護士の月本信吾も加わりスパイスが効いてさらに面白かったです。テレビ同様入間と坂間の掛け合いも相変わらず面白かったですが、頭でっかちで正義感に溢れる坂間千鶴と正義でありながら実務とのバランスも考えられる月本信吾の掛け合いも良かったです。