イチケイのカラス

以前ドラマでもやっていたイチケイのカラスを観てきました。冤罪を無くすために徹底的に調べ上げる刑事裁判官の入間みちおと、同じく正義感に溢れる合理主義者の元部下、他職経験制度で一時的に弁護士になっている坂間千鶴を中心に物語が展開します。全体的に法とは何か?という事を終始考えさせられるお話でした。

最後に入間みちおが言った「法は完璧じゃないけれど、その法を信じ向き合っていく・・・」の言葉を聞いて、税法も法の一つなので今後とも真摯に向き合っていこうと思いました。確かに税法も完璧ではありません。だからこそ、税理士が国に提言して少しでも良い制度になるようにしていかなければならないと思います。

この映画は、検事や弁護士、裁判官の話ですが、仕事に向き合う上で税理士にも共通することが多々あり、とても勉強になりました。映画の中では新たな登場人物である人権派弁護士の月本信吾も加わりスパイスが効いてさらに面白かったです。テレビ同様入間と坂間の掛け合いも相変わらず面白かったですが、頭でっかちで正義感に溢れる坂間千鶴と正義でありながら実務とのバランスも考えられる月本信吾の掛け合いも良かったです。

外国人患者受入れ医療コーディネーター

厚生労働省では医療機関が外国患者を受け入れる体制の整備を進めるにあたって外国人患者受入れ医療コーディネーターの養成を目的として研修を実施します。開催日は令和5年2月8日~2月10日と、2月15日~2月17日です。プログラムは下記の通りです。無料ですので外国患者が増えてきたと思われる医療法人は参加してみてはいかがでしょうか?なお、受講料は無料となっております。
2023研修プログラム

事前に5時間のe-ラーニングの受講をしなければならないため検討される法人は早めに対処ください。また、誰でも受講できるわけではなく、医療機関に勤務中か今年度に勤務予定であることが条件となります。今後外国人患者も多くなってきます。申し込みは2月3日17時までで、定員は300名です。検討する場合はお早めに・・・詳しくはこちらまで↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202921_00017.html

残業60時間超要注意

2023年4月より中小企業も含めたすべての企業において1カ月60時間を超えた法定時間外労働の割増賃金率が50%に引き上げられます。例えば、時給1200円の人に残業代を支払う場合、今までは1.25倍の1500円でしたが、今後は60時間を超えた部分については1800円支払う必要があります。なお、深夜労働は今までも1.5倍でしたが、60時間超が深夜労働に及んだときは1.75倍になります。

残業が多い企業は今の内から対策に取り組む必要があります。今の内からやれることといえば、まず、60時間超の残業をしている人がどのくらいいるのか。また、3月までの金額と4月以降の金額の把握(差額がどれくらいになるのか)。残業超過者が一部の人に集中している時は、付き合い残業はないか。仕事がその人に集中していないか。などを検討し、3月までに人員体制などを見直す必要があります。

割増賃金率の引き上げは人件費の増加にもなりますので、1年間の時間外労働が同じであったとした場合、年間で人件費がどのくらい増加するのかも試算して経営会議にかけ時間外労働の削減の必要性を企業内で共通認識しなければなりません。もうあまり時間がないので早急に始める必要があります。

CFP更新

CFPの証書とカードが到着しました。CFPは2年ごとの更新です。会費は年2万円で、2年毎に決まった継続教育単位(CFP30単位、AFP15単位)を取得して更新手続きをします。継続教育単位(研修単位)を取得しないと更新できないというのも特徴です。最初の認定が2010年3月のようなのでもう12年CFPをやっていることになります。

ライセンスカードも以前から顔写真付きのクレジットカードサイズの写真のようなカードでした。税理士証書や行政書士証書はパウチ加工なのでそれに比べて、以前からCFPは進んでいるなと思っていました。CFPは国際資格なので進んでいるのかもしれません。FP1級ももっていますが、こちらについてはこのようなライセンスカードや必要講習などはありません。ですから取得したら一生ものなのでしょうが、ライセンスカードやバッチもないので楽ですが実感はありません。

税理士証書や行政書士証書はパウチ加工の分だけちょっと大きくてお財布などのカードケースに入れるのは困難です。行政書士はもっと古く今時、行政書士会が指定する請求書領収書控えの3枚複写の定型用紙に手書きで書かないといけないという決まりがあります。今時手書きですよ!国家資格からしてこれではデジタル庁が出来たところで日本はまだまだデジタル化はしないのだろうなぁと感じております。

税金をPayPayで納付できるようになります

税金の納付の仕方は銀行の窓口や税務署の窓口で直接行うか。口座振替手続きを行うのが主流でした。クレジットカード納付も何年か前にできましたが、クレジット手数料がかかるということで浸透はしていません。令和4年12月1日より国税納付がスマホアプリ納付できるようになりました。決済できるスマホアプリは次の6つです。①PayPay ②d払い ③auPAY ④LINEPay ⑤メルペイ ⑥AmazonPay

注意点としては一度の納付の限度額が30万円以下であることです。それと領収書は発行されません。手続きは、国税庁サイトから「スマホアプリ納付の手続」ページに表示されている「国税スマートフォン決済専用サイト」からアクセスして手続きします。e-taxを利用している場合はメッセージボックスに格納される受信通知からアクセスします。スマホアプリ納付手続き(国税庁)

クレジットカード払いと違って決済手数料が不要な点、口座振替手続きと違って事前の手続きが不要な点、などから今後普及するのではないでしょうか?領収書が発行されない点が唯一の問題かもしれません。令和5年4月1日から給与もデジタル払い(〇〇ペイで支払)が出来るようになります。これは急激には進まないと予測されますが、今後どんな世の中になるのでしょうか?デジタル化の波が押し寄せています。

夢をかなえるゾウ

この本はかなり有名なので多くの人が知っているかと思います。でも読んでいなかったのでお正月に自分に活を入れるつもりで読んでみました。普通のサラリーマンの主人公のもとに突然現れたゾウのような神様ガネーシャ。最初の契約が良かった。夢を叶えたいならガネーシャの教えを乞うか?(一日一課題)ただし、課題ができない場合、ガネーシャに自らの希望を取られて夢のないまま一生を終える。取られた希望は他のやる気のあるやつにガネーシャが授けるというものでした。おっ面白そうじゃん。と思いました。

ガネーシャの課題は簡単なものばかりです。靴を磨くとか。募金をする。腹八分目にする。トイレ掃除をする。いいところを見つけて褒める。明日の準備をする。自分の得意なところを人に聞く。などです。無理難題を押し付けるのではなく簡単な課題を毎日こなしているうちに、主人公も課題をこなすことが面白くなってきます。要は行動が如何に大事かということを身をもって体験させています。ガネーシャは大阪弁で話します。性格なども完璧ではない(ヘビースモーカーだったり大食いだったりします)ところも人間性があり(神様ですが)魅力的です。

とても読みやすいし、分かりやすいので400万部売れているのも納得です。これから何かをしたいと思っている方も読むとヒントを貰えるかもしれません。気軽に読めますし、一日一課題、主人公と一緒に自分でもやってみても面白いかもしれません。そんな読み方もあるかと思います。

2023年謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。恒例の初詣に行ってきました。コロナ禍になってからお正月しか着物を着なくなったので、面倒で面倒で仕方なかったですが、何とか着て出かけました。何年か前までは浴衣を含めて年10回くらい着物を着ていたので、洋服感覚で着られていたのですが、着なくなると面倒になります。でも最初の挨拶は日本の正装でということでお参りしました。

ブログも毎月7件を書き続けて12年経ちました。一昔前の出来事になりました。コロナ禍は3年目に突入して未だ無事ですが、色々と備えなければならないなと実感しています。事務所経営も12年前とだいぶ変わってきました。12年前には顧問先には毎月1度訪問していましたが、最近ではWeb会議に移行をしたり、入力も外注システムを利用したり、紙での保存を止めたりでやはり、一昔前とは違います。自分の事業形態だけでも変化を感じます。あと12年後にはどのように変化するのかはまだ分かりませんが、時代に合わせて変化は続けたいと思っています。今年も頑張ります!ブログともども宜しくお願い致します。