プラネタリウム

私が子供の頃はプラネタリウムというと、暗い部屋で椅子に座りその季節の星座等の解説を聞くというものでした。でも最近行った二つのプラネタリウムは大分指向が変わっていて、それぞれ特徴を打ち出していました。1つ目に紹介するのは、「サンシャインプラネタリウム満天」こちらは様々なテーマがありますが、工夫しているのは椅子の部分です。なんと芝シート(芝生でゴロゴロしながら見る感じ)と雲シート(大きなソファーベッドのようなもので寝ながら見る感じ)がありますどちらのシートも人気があり、すぐに売れ切れてしまいます。私もこのシートでは見ることができませんでした。写真ではこちら↓手前が芝シートで奥が雲シートです。それなりに高いですが、シート売りなので小さな子供といけば割安かもしれません。

次に紹介するのは、「さいたま市宇宙劇」ここは公営なので激安です。サンシャインの場合、一般席でも大人1600円小人1000円しますが、こちらは大人620円小人310円と激安です。安いだけに期待しないで行ったのですが、実際に見て感動しました。何と、宇宙劇場から見た大宮駅方面の画像を見せてそこに本日の夜の星空を描きます。今日の夜空というのが斬新で、これは毎日変わるそうです。今日の月はこんな形です。というアナウンスも受けていたのでその日の帰り夜空を見たら全く同じ月が出ていました。あまりにも凄かったので電話で問い合わせをしたところ、毎日毎日その日の夜空を映し出すそうで、これは当劇場が毎日、録音ではなくアナウンス形式で行っているからできるということでした。サンシャインもそうですが、通常は季節ごとにテーマがあって、そのテーマを1か月後に見ても全く同じ内容なのが普通です。それが毎日違うなんて・・・椅子は一般席しかありませんが、おすすめのプラネタリウムです。詳しくはこちら↓
https://www.ucyugekijo.jp/

プラネタリウムも進化しています。暑い日が続いていますが、残暑の過ごし方として、涼しい部屋で星空の観察をしてはどうでしょう。

花火と浴衣

コロナ禍前は毎年のように浴衣を着て花火を見に行きました。それが3年間、生花火さえ見ていないという状況が続きましたが、とうとう今年、浴衣を着て花火を見に行きました。浴衣は池袋丸井の閉店セールで購入したものです。やっと着ることができました。あまり良い写真ではありませんが、これが唯一花火が写っている写真なのでお許しください。映像花火と生花火の大きな違いは、空気感と音です。特に音は内臓まで染み渡る音です。久々の経験に涙が出そうでした。これだよ!花火は!と思いました。これと似た経験ではオーケストラです。生オーケストラも同じような体感を得ることができます。来年も浴衣を着て生花火を見られますように

君たちはどう生きるか

話題の映画「君たちはどう生きるか」を観てきました。なんの情報も入れずに見終わった感想は、これはブログ書くの大変だな。です。時代は戦争(太平洋戦争?)が始まってから3年目から終戦後までを東京から疎開して、母の実家で過ごす少年の話。母(久子)を火事で亡くし、新しい義母の夏子は久子の妹で、その実家の裏にある不思議な建物から地下の不思議な世界に行ってしまう話でした。その不思議な世界がまた不思議で火を操れる不思議な能力を持つ少女(ヒミ)が久子の幼少期の姿であったり、君たちはどう生きるかのポスターにも書いてあるアオサギが飛べなくなると、ただの詐欺男になったり、丸々と太った巨大セキセイインコが人間を食したり、下の世界の住民は物を殺せない定めになっていたり、不思議な世界過ぎて見終わった後も頭が混乱します。ヒミは子供だけど少年の母親で義母夏子は現世から来たから大人のままで、でもヒミの妹で・・・と頭がごちゃごちゃになります。

この映画は不思議な点が多いので見終わった後も色々考えたりします。その分、人によって様々な感想を得ると思います。なぜ、夏子は不思議な世界の産屋で少年が探しに来たにも関わらず、あなたなんて大嫌いと言ったのか?など、なかなか懐かない少年に対しての本心なのか。それともタブーを犯して産屋に入ってしまった少年を遠ざけて守るためなのか・・・映画を観ても結論はでません。不思議な世界では鳥が人間を食します。人間は捕まると妊婦以外は食されてしまいます。人間はこの世では他の動物に襲われることはあっても食されることはほぼありません。でも他の動物は人間に食されているのです。人間が逆の立場だったらどう感じるのか。私たちが今いる世界の常識から外れた世界で暮らすとしたら暮らせるのだろうかと色々余計なことまで考えてしまう映画でした。そこにこの映画の壮大さがあるのかなと思いました。

JMIP推進オンラインセミナー

医療機関向けの情報です。厚生労働省では、外国人患者に医療機関が対応できるように、下記セミナーを開催することになりました。セミナーに自治は2023年9月22日(金)の15時~16時50分までで、オンラインセミナーなので地方からも参加できます。また、無料ですので外国人患者が多くなってきた医療機関、これから外国人患者を受け入れようとしている医療機関は是非ご参加下さい。

詳しくはこちら→https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000202921_00027.html
申し込みはこちら→オンラインセミナー申し込みは前日までとなります。

ザリガニの鳴くところ

本屋大賞受賞作品です。アメリカの作家が書いた作品の日本語訳の本を読みました。日本人が書いていない本というのは独自の世界観があり、これもそういった本でした。(ザリガニが暮らすような)湿地で暮らす少女の一生を書いています。父親から家族の皆が暴行を受け、母が蒸発し、兄弟も次々と家を出ます。最後に主人公のカイアだけが残りますが、父もいつの間にか家を出てしまいます。幼い子供が生きていくために、沼地で貝を取り、売って何とか生きていきます。少女の逞しさを感じずにはいられない本でした。少女も年頃になり、恋をしたり、恋愛トラブルが起こったりします。学校にも行かないので字も読めませんでしたが、兄の友人であったテイトに読み書きを習い、計算も習います。元々研究家だった素質もあり、湿地の植物や生き物の本を出版します。人との関係を避けてきた生き方をしてきた少女がどう生きたか?ページをめくる度成長を感じます。

町の男性の遺体があがり、事故なのか事件なのか警察も動きます。その過程でカイアも疑われます。腕の立つ人権派弁護士がカイアの弁護人になると言ってくれ、何とか無罪を勝ち取ります。弁護士の弁護の様子が細かく記述されていますが、弁護士がカイヤに偏見をもった陪審員に対して、湿地の娘に対しての偏見を捨てて審判してほしいという呼びかけはとても心を打たれます。時は過ぎテイトとカイヤは共に過ごしてカイヤは年を取り小舟の中で眠るように亡くなります。その後テイトが遺品を整理していてあることに気が付きます。それがとても衝撃的で最後の最後でビックリしてしまう。そんな本でした。湿地の情景の描写も夏にぴったりの本でした。

今年の税理士試験

今年の税理士試験は本日から3日間全国各地で行われています。日程は下記の通り
令和5年8月8日(火)
 午前9時から同11時まで 簿記論
 午後0時30分から同2時30分まで 財務諸表論
 午後3時30分から同5時30分まで 消費税法又は酒税法
令和5年8月9日(水)
 午前9時から同11時まで 法人税法
 正午から午後2時まで 相続税法
 午後3時から同5時まで 所得税法
令和5年8月10日(木)
 午前9時から同11時まで 国税徴収法
 正午から午後2時まで 固定資産税
 午後3時から同5時まで 住民税又は事業税

税理士試験は年1回この暑い夏にしか行われないので大変ですが、暑さに負けず日頃の実力を発揮していただきたいと思います。私が受験を始めた頃、東京会場ではクーラーがなく、朦朧とした状態で試験をして何度か落ちました。以後クーラーが効いている関西まで移動して受験していました(その後合格連発)今は昔より暑いので流石にクーラーは付けているようです。この1年の集大成を本試験で活かせますようにお祈りしております。

インボイス制度注意点その5

インボイス制度については底なし沼のように問題点が出てきて、もう実務家としてどうしたら良いものかと悩むようにまでなっています。実務にはインボイス交付を受ける事が困難な取引があります。次のような場合には、インボイス交付ではなく、帳簿の保存で良いとされています。それは下記の取引です。
①税込価額3万円未満の公共交通機関(船舶、バス、鉄道)による旅客の運送
②税込価額3万円未満の自動販売機又は自動サービス機による商品の販売等
③郵便切手を対価とする郵便サービス(ポストに投函されたもの)
④簡易インボイスの必要事項が記載された入場券等が、その使用の際に回収されてしまう取引
⑤古物営業、質屋営業又は宅地建物取引業を営む事業者が、適格請求書発行事業者でない者から、古物、質物又は建物を棚卸資産として取得する取引
⑥事業者が、適格請求書発行事業者でない者から、再生資源又は再生部品を棚卸資産として購入する取引
⑦従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費、宿泊費、日当等及び通勤手当

帳簿の記載方法ですが、例えば①に該当する時は「3万円未満の鉄道料金」、②に該当する場合には「〇〇市 自販機」、「××銀行△△支店ATM」などと記載します。④に該当する場合には、「入場券等」などと記載します。⑤の取引のうち古物台帳などについては相手方の氏名及び住所を記載します。⑥の取引を事業者から購入する場合、その事業者名を記載します。書いて説明しているだけでクラクラきます。こちらは全ての事業者が対象となります。

そてとは別に基準期間(2年前)における課税売上高が1億円以下又は特例期間(前期6カ月)における課税売上高が5,000万円以下である事業者が、令和5年10月1日から令和11年9月30日までの間に行った課税仕入れについて、その課税仕入れが税込み1万円に満たなかった場合は、一定事項を記載した帳簿の保存のみで仕入税額控除が認められることになります。これは「少額特例」といいますが、小規模事業者だけに認められた制度です。3万円未満切符は全員対象で、1万円未満領収書は小規模事業者のみです。ご注意ください。