医療法人の報告義務が始まります

医療法の改正によってMCDB(経営情報に関するデータベース)が施行され、医療法人に対して病院やクリニックの経営情報の報告が義務化されます。2023年8月決算の医療法人からスタートします。医療法人は今までにも事業報告書等を毎年決算から3カ月以内に都道府県に報告していましたが、それとは別に経営情報も報告することになりました。

こちらについてはG-MIS(医療機関等情報支援システム)もしくは郵送で行います。これからは職種別給与なども報告しなければならないようです。報告に用いる様式は、下記厚生労働省のホームページでダウンロードできます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177753_00005.html
リーフレットもありましたのでPDFしたものをアップしておきます。↓
経営情報報告書

生涯学習

生涯学習が流行っています。社会人になっても何らかの学習をするというものです。先週の夕方、電車の中でゴルフ帰りらしい40代くらいの男性を見ました。洋服はいかにもゴルフをしてきましたという服装で、実際にゴルフのキャディバックを抱えています。その男性は座れなかったのでキャディバックを立てかけて、バックの中から1冊の本を出して、キャディバックの上に広げて本を読み始めました。本には付箋が沢山付いています。本の表紙にFP3級と書いてあります。きっとこの秋に受験するのですね。

しばらくすると、本をパタンと閉じてカバンにしまい、エアーゴルフの素振りを2回ほどしました。そして30秒くらい放心状態になり、また、バックの中からFP3級のテキストを取り出し見ています。忙しい人だなぁと笑いそうになりました。何はともあれ遊びも勉強も頑張っているのが傍から見ても分かりました。暑かった夏が終わり、いよいよスポーツの秋。読書の秋がはじまります。みなさんはどう過ごしますか?

温度差

今回のテーマは温度差ですが、気温のことではありません。これは税務署と税理士との感覚の温度差のお話です。先日、税理士会豊島支部の幹部と豊島税務署との意見交換会が行われました。豊島税務署側の説明では、法人税の電子申告はとうとう82%になりました。これは多くの税理士が電子申告を進めることによって寄与されたものであるとの事でした。でも電子納付は13%です。税務署は令和7年までに40%のキャッシュレス納付を目指していて、e-taxで申告した納税者にはプレプリント納付書を令和6年5月から送らなくなるということでした。税務署側は電子申告ができるのだから、あとは国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書を提出して、電子納付をしてくれというのが希望のようです。

ちょっと待って!私も思いましたが、多くの税理士がこれに反対しています。税務申告は税理士の特権ですが、電子納付まで税理士が手続きをするのですか?という話です。税務署側はそれは税理士がやっても納税者がやっても構わないというでしょうが、納税者がやるわけないので結局税理士がやることになります。税理士の中では申告は税理士で、納税は納税者という意識があります。それが税理士がやってしまうと税理士はまるで税務署の下請けのような立場になり、嫌なのです。なぜ、税理士が税務署に代わって納税のことまでやらなきゃいけないのだ。多くの税理士にはそんな意識があります。

100歩譲って、確定申告のみ電子納付の手続きをするとします。決算報告はするのでその時にいくら口座振替されますので口座にお金を用意しておいてくださいと言ったとします。でも予定納税はどうでしょうか?予定納税は決算から半年後に来ます。それをいちいち税理士がすべて覚えておいて管理して、わざわざ納税のためにe-tax処理をする。これはいくら何でも違うんじゃないかと思います。今は予定納税の納付書が納税者に郵送されるから納税者も気が付くという顧問先もあります。もし、納税を忘れてしまったら誰の責任なのでしょうか?納税の管理まで税理士に押し付けるのはちょっとというか、かなり見当違いな話になります。その点を国側も理解してほしいです。

事務所インタビュー

当事務所では8年前から顧問先と当事務所を繋げるツールとしてマイ顧問というシステムを使っています。この度当事務所の担当者の方からインタビューのお話がありお受けしました。それがこちらです。↓

事務所インタビュー

インタビューというより世間話をしてしまったので担当者の方は纏めるのが大変だったと思いますが、何とかまとめて記事にしてくれました。お時間あるときに読んでみていただけると幸いです。

夜明けのすべて

主人公の藤沢さん(女性)はPMSに悩まされながら小さな会社で働いています。山添君もパニック障害を抱えながら同じ会社で勤めています。二人とも大きな会社で働いていましたが、この病気が原因で退職して、今は社長や同僚が理解のある栗田金属で働いています。二人は20代ですが、その他の社員は全員60前後なのに二人にとって居心地の良い会社です。

PMSやパニック障害の名称はよく聞きますがその病気のことはあまり理解していませんでした。でもこの小説を読んでこれらの病気がどういった病気であるのかが少し分かりました。二人は異性としては興味がないもののお互い病気を抱えているということで共通していて、お節介ながらも相手を助けようとします。お互い異性としてみていないので緊張なく自分の負の部分を見られてもこの人ならまぁいいかという感じで生活をしています。

二人とも闇の中にいるような病気の状態ですが、お互いのお節介で少しずつ世界が広がっていきます。そのお節介が異性としてのものでなく、他人には分かりずらい病気を抱えた二人だからこそ成り立つ関係です。お互いどこか放っておけないのでついついお節介をしてしまいます。はじめはそれが煩わしいとさえ感じていたのですが、それがきっかけで自分の知らない自分を発見する機会を得ます。最後には仕事でも自分からやる気になって社長に提案まで出します。病気はすぐには良くなりませんが少しずつ、まるで夜が少しずつ明けていくようなそんな小説でした。読み終わった後心が温かくなる小説です。

ミッションインポッシブル/デッドレコニングPART ONE

ミッションインポッシブルを国内最大のIMAX観てきました。池袋にある「グランドシネマサンシャイン」には国内最大のIMAXがあります。その大きさは何とビル6階分の大きさです。映画館に入った瞬間その大きさに圧倒されます。これだけ大きいと画面が大きすぎて画像が割れるかなと思っていましたが、さすがIMAX大きくしても画像は綺麗なままでした。大迫力のミッションインポッシブルを観ました。こちらPART ONEと付いているだけあって続きがある感じの終わり方でした。ミッションインポッシブルシリーズを観るといつも元気になります。多分年上のお兄様が不可能なことを決してあきらめず、素早い判断で行動に移し、最後には達成してしまうというお決まりのパターンが元気にさせるのだと思います。

今回もそんな元気をもらえました。池袋シネマサンシャインは国内最大IMAXのほかにも、国内最初に入った4DX with ScreenXという3面スクリーン+振動+風+水しぶきというディズニーランドのアトラクションのようなスクリーンがありますが、国内最大IMAXで初めて観たのがミッションインポッシブル/デッドイコニングで、4DX with ScreenXを初めて観たのが、トップガン/マーベリックだったので、両方ともトム・クルーズ氏の作品でした。両方とも最初に観るのに素晴らしい作品でした。トム・クルーズ様いつもありがとう!

東京税理士会

会号に面白いデータが乗っていたのでご紹介いたします。東京税理士会についてのデータです。税理士は全国に約8万人いて全員事務所所在地の税理士会に所属しています。全国で税理士会は15個あります。その中でも東京税理士会には24,000人の税理士が所属していています。これは全国の税理士の約30%が東京税理士会に所属しているということになります。これだけでもびっくりです。

東京税理士会には48個の支部があります。私が所属する支部は豊島支部ですが、会員数が多いのは上から⓵麹町支部⓶神田支部⓷渋谷支部⓸芝支部⓹豊島支部となっています。ですから私はマンモス税理士会のマンモス支部に所属しているということになります。詳しくはこちら↓
東京税理士会

ちなみに豊島支部も女性税理士の割合は18%で税理士はまだまだ男性社会ということになります。たまにはこんな風に自分の資格を第三者的に見てみると今後の税理士業務の在り方のヒントがもらえるような気がします。