2015税理士試験

今年の税理士試験の日程は8月18日~20日だそうです。火曜日、水曜日、木曜日とやるのは変わりませんが、日程が大幅に遅れています。本来なら7月28日~30日か遅くても8月4日~6日のはずだったのに、8月18日~20日だなんて・・・

受験勉強中は人より夏休みが少ないと思って入ましたが、これではほとんど夏休みはありませんね。何だかとても気の毒です。夏には夏にしかできないイベントが沢山あるのに・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか?勉強が長くできるからラッキーと思う人もいるのでしょうか。

今年の梅雨は梅雨らしくない梅雨ですが、梅雨が明けたらいよいよ受験本番という気分になります。勉強に負けず、仕事に負けず、きびしい夏の暑さに負けず、どうか乗り越えて下さい。

非上場株式と上場株式の損益通算

自分の持っている非上場株式を売却して利益が出た場合、同じ年に上場株式を譲渡(いわゆる損切)して損失が出た時は、今まではその利益と損失を損益通算して利益が残った部分だけ税金を払えば良かったのです。(非上場株式が譲渡益、上場株式が譲渡損でも同じです)

例えば、非上場株式の売却で100万円の利益が出て(1,000万円で取得した株式を1,100万円で売った時など)、上場株式で80万円の損失が出た場合(例えば100万円で取得した株式が20万円に暴落したが回復の見込みがないと判断して売った時など)、100万円の利益と80万円の損失を通算して、20万円の利益の部分だけ税金を払えば良いという制度でした。

それが平成28年1月1日より非上場株式と上場株式の損益通算が出来なくなります。(非上場株式同士、上場株式同士は可能です)

従って組織改編で株式譲渡を考えている企業などありましたら、年内に行っておく必要があります。

ビリギャル

映画を観に行こう!と思って時間が合ったので観てみました。期待していなかったからか、事実だからか、本もあるような映画だったからか定かではありませんが、とても良かったです。

これが作り話だったらここまで感動しなかったと思います。結果が分かっているのに、これで慶応大学合格は無理じゃない?と思ってしまうシーンが沢山あるのです。それでも最後は合格します。何度も自分自身も諦めそうになりながら、それでも諦めず挑戦します。

高校生の時、私はここまで意志を強固に持ったものはありませんでした。ですから、主人公は若いのに周りの環境に流されず随分しっかりしているなぁ~と親のような気持ちになってしまって感心してしまいました。

本人の健闘も充分称えられるべきものですが、父親と母親の人としての完成度があまりにも違い過ぎて、ちょっと笑ってしまいました。父親は永遠に少年、母親は子供を産むことによって人として成長するというのも見どころだと思います。それにしても、この母親が偉大で主人公もこの母が居たから頑張れたのだと思います。努力することの大切さと母親の愛の物語でした。

会社法改正1(企業統治関係) 平成27年5月1日

平成27年5月1日に会社法が改正されました。改正点は以下になります。

① 監査等委員会設置会社制度の創設
監査役を置かず、取締役3人以上で監査等委員会を設置します。この取締役の過半数は社外取締役でないといけません。
また、委員会設置会社は指名委員会等設置会社という名称になります。

② 社外取締役・社外監査役の要件見直し
社外取締役・監査役を選ぶ際、厳しくなった改正点は、親会社や子会社、兄弟会社以外から選ばなくてはなりません。関係会社に勤める人が取締役等になっても完全な社外とは言えないからです。緩和された改正点は、その会社の出身者であっても退任後10年経過すれば社外として認められることになりました。

③ 社外取締役を置いていない理由の開示
事業年度末日において、監査役設置会社で公開会社かつ大会社の場合、発行株式の有価証券報告書の提出義務が課されているものが社外取締役を置いていない場合には、定時株主総会で社外取締役を置くことが相当でない理由を説明しなければならなくなりました。

山女日記


この本は字の如く、山に登る女性の物語で短編小説の集合体でありながら、短編どおしの主人公が代わりながら実は繋がっている短編小説です。ある女性は結婚に迷い、ある女性は夫から離婚を言い渡され、またある女性は彼と別れ、ある女性は付き合っている男性も居ず一生独身なのかと思う、ある女性は登山で結婚を決める。周りの環境や年齢などが全然違う女性がそれぞれ何かに迷い自己を見つめなおしたい時に山に登っています。共通点は自己を見つめるという点です。

皆、なんかモヤモヤした気持ちを抱え山に登りますが、山を登り終える頃には、気分もすっきりし自分の生き方の方向性が見えてきます。それほど、山は心を浄化し自己を見つめなおす自然の偉大さを持っているのでしょう。

また、山に登る際の便利グッツなどのこともあり為になります。例えば山でコーヒーを湧かす際、砂糖とミルクを持っていくとかさばるしゴミも出ます。その代用品となるのが練乳で、練乳を入れると砂糖とミルクを両方入れたような感じになるみたいです。ゴミが出ないのがいいそうです。

私は、登山と言えば屋久島と高尾山くらいしかありませんが、山に登りたくなる本でした。

遊休資産の貸付

社会医療法人以外の医療法人は本来業務と付帯業務以外の業務を行うことはできません。遊休資産(今のところ使用されていない資産)があっても、それを他に貸し付けることは禁止されていました。ところがこの度、遊休資産の貸付が認められることになりました。詳しくは下記をご覧ください。

遊休資産の活用.pdf

例えば、将来的に分院を建てることを予定しているが今のところ空地となっている土地があったとします。比較的駅に近く駐車場として貸せば病院経営も助かりますが、医療法ではこれを禁止していました。これが解禁になりました。事業収入ではなく、事業外収入に計上することになりますが、医療法人のキャッシュフローを改善する改正となります。

コンサルタントというもの21

万策尽きたとき、あきらめないという名案がある

だれかが困っていればその悩みを解決してあげたいと思うのだが、”本人のために”と考えれば、代わりに悩みを解決してあげるのではなく、その人自身が自分の力で解決できるようにしなくてはいけないと、 思う。
相手のために何ができるか?→「相手の可能性を信じてあげること」。
もちろん解決してあげることは悪いことではない。ただ、本当に相手のことを考えたら、相手の可能性を信じ切ることのほうが本人のためだろうし、それが本当の支援者の役割だと思う。

信じてくれる人がいるだけで、人は必ず立ち直る。

例え何もできなかったとしても、ただそばにいてあげることはできる。もしそれで、相手が一歩前に進むことができたとしたら、そばにいることに大きな意味があるのだと思う。
人は自分を信じ切ってくれる人がそばにいれば、どんなにどん底に落ちたとしても必ず立ち直れる。
そういうところから人は生きる勇気がわいてくる。誰かと心がつながっていると実感できたとき、無限の力がわいてくる。これは年齢や経験、役職とか関係なく、自分のあり方の問題として、それをどこまで本気で思いこめるか。
つい、自分のことで精いっぱいになってしまうかもしれない。でも、本当の幸せは人との関わり合いのなかでこそあると思う。人と本気で関わることはとても勇気のいることだし、大変なこともあるかもしれない。でも、あなたはその勇気をもって、本当に人を信じ切って、そばにいることができる。