2014年映画観賞

毎年12月のカテゴリー映画では、私が観た今年良かった映画BEST3を発表しています。
1位:アナと雪の女王
この映画は公開されたばかりに観に行って2014.3.18のブログに感想を書いたのですが、ここまでブームになるとは思いませんでした。何しろ耳に残るメロディが盛りだくさんで、子供達の中には全ての歌を身振り手振り付きで歌えるという強者も居るようです。今年話題の映画ということは間違いありません。

2位:永遠の0
この映画の感想も2014.1.22のブログで書いています。日本人であれば観ていただきたい映画です。

3位:猿の惑星ライジング新世紀
ご存じ猿の惑星シリーズ最新作です。2014.10.12の感想で書いています。主人公のシーザーが人間以上に人格者で今考えるとちょっと野生に欠けるというか動物ならもっと野暮ったい部分もあっていいのではないかと思いましたが、心に残る映画でした。

皆さんは今年1年はどんな年でしたか?私は漢字で言えば「忙」でした。次から次へ色々なことがあり目が回るような忙しさで毎年50本近く観ている映画も今年はあまり観れませんでした。でも来年も時間を作って映画館に行きます。映画を観ることは様々な事柄を疑似体験できるので私にとっては必要な出来事です。年末年始は観ませんけどね。今年も1年お世話になりました。独立開業して5回目の年末を迎えますが、年末までもバタバタです。皆さんも充分休養されて、来年またお会いしましょう。
良いお年をお迎えくださいませ。

診療報酬の時効

診療報酬の時効をご存じですか?「3年」です。
弁護士の報酬の時効は2年、飲み屋のツケは1年、その他の債権は10年(税理士報酬や公認会計士報酬なども)ですが、これを来年改正する動きがあります。実現すれば120年ぶりの大改正です。原則10年の時効が5年に統一されそうです。診療報酬の時効は今まで通り3年です。

医療法人は脳外科や産婦人科を中心に医療未収金が溜まりやすい診療科目があります。診療報酬の時効は一般債権よりさらに短いので必ず管理するとともに請求することを忘れないよう注意することが大事です。しばらく請求していなくて久々に請求したら、当人は亡くなっていたりして取りっぱぐれとなるケースも多いので医療未収金の管理は重要です。

海外移転は要注意

日本の税金は来年1月から富裕層に対して相続税および所得税の両方の税率がアップします。そうしたことを踏まえてなのか年間100人程度の富裕層が海外移住をしています。

1億円を超える金融資産を持つ富裕層は日本国内で株式を売却すれば売却益に対して20%の税金がかかるのにシンガポールや香港やスイスに移住して株式を売却すれば税金はかからないのです。

来年1月から益々富裕層増税キャンペーンが実施されることから、海外移住する富裕層が今後も増えると考える政府は、出国時に含み益に対して(売ってもいないのに)課税する方針を固めました。ただし、一時的に海外に住み日本に戻る人には課税しないようです。戻る予定の人は出国時に納税猶予の申告をし、帰国の意思を明確に伝えた上で期間内に株式を売却せずに戻れば課税は免除されるとのこと。要注意ですね。

コンサルタントというもの15

「まだうまくいかないで」と思いながらやると、結局うまくいく。気持ちが落ちてしまうのは、うまくいくことを前提にしているからという場合が多い。なので、意識的に「いろんなノウハウを得たいし、自分の成長や感動を得たいから”うまくいかないで”」と思いながらとことん頑張ると、とても楽しくやれるだろうし、結局うまくいくだろう。

幸せなイメージが沸き起こる、それが商品の価値である。
事業をするうえで、”価値”と”機能”の違いを知っておく必要がある。
例:携帯電話ー機能:遠くの人と話せる。メールができる。テレビが見れる、ほか。しかし、どれだけすごい機能が備わっていたとしても機能だけでは十分売れない。
ジャパネットタカタの高田社長は、宣伝する際、人が幸せになるシーンの中に商品を置いた。その商品を使っている幸せな家族の物語、シーンを描く。人は幸せになりたいから物を買うのである。
幸せになれる商品=価値。
安さだけでも売れる場合もあるが、それでは長続きせず必ずいつか衰退する。特に、中小企業は価格競争では大企業に勝てないので、生き残るために価値で勝負しなければならない。

性差による資格業の意識

年賀状を書く季節になりました。作成中にプリンターが壊れてしまい、宛名を途中から手書きしていて昨年の年賀状を引っ張り出して宛名を書いています。そこで気が付いたのですが、ある開業税理士の男性から昨年の年賀状に「売上はあがりましたか?」というコメントが書かれていました。一昨年は「顧問先は増えましたか?」というコメントでした。私は売上を増やすことや顧問先を増やすことに事業の趣を置いていなく、いかに顧客にサービスの提供をして息の長い信頼関係を築くかに趣を置いています。だから、毎年の友人のコメントには違和感を覚えるのです。おそらく友人は売上UP顧問先数UPに趣を置いているのだと思います。

最近、日経新聞に一橋大学の準教授の「男女の行動の違い」というコラムが載っています。それによると、ある計算問題を解いてもらう実験で報酬金額は高いが何人かの中で1番になった時だけ高い報酬が貰え、合っていても2番以降だったら報酬はゼロになるトーナメント報酬制と、報酬は低いが合っていれば確実に報酬が貰える制度では、トーナメント報酬制を選ぶのは男性ばかりだという結果だったようです。実験の結果一番高い正答率を答えたのは女性でしたが、その女性でさえもトーナメント報酬制は選ばなかったのです。

トーナメント報酬制はリスクがあり、自分の順位を推測してもらうなどして自信過剰の度合いも合わせて実験した結果、男性がリスクを取りがちで女性はリスク回避型が多いということが分かりました。これは男性が自信過剰で楽天的だから、女性は自己評価が低いことが報酬水準の性差に結びついていると言っています。

でもこれは性差というより、環境要因、つまり、フランスの作家ボーボワールの「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と有名なフレーズを例にあげ、小さい頃から危険を伴う遊びに挑戦する男の子は褒められ、女の子には家庭的なおもちゃが与えられるといったジェンダーの刷り込みも影響しているのではないかと言っています。

そういえば、私にも3歳年下の弟がいますが、受験期が重なっていたため、弟は男の子だからそちらの受験を優先したいので出来れば就職してほしいと親に言われたことを思い出しました。女性だけの姉妹の場合そういったことはないようですが、兄弟・姉妹に男の子が居ると多くの場合、親の期待は女の子ではなく、男の子になるというのを経験した人も多いと思います。

そうはいっても、お前はリスクがある開業をしているじゃないか。と言われそうです。確かに母親に「女の子は誰と結婚するかによって人生が決まるから貧乏な人と結婚したら一生苦労する」と言われましたが、私は心の中で「それなら自分で稼げばいいじゃないか。男性に頼らずに・・・」と思っていました。その反面教師から開業したのかもしれません。(苦笑)

キャリアアップ助成金

助成金は欲しいけど、条件や手続きが煩雑でなかなかチャレンジできないという話をよく聞きます。特に労力が多いのに採択率の低い助成金もあるのでチャレンジするだけ時間の無駄と考える人も多いのが現状です。助成金には大きく分けて、経済産業省系の助成金と厚生労働省系の助成金があります。経済産業省系の助成金は金額も大きいですが、採択率も低く条件も厳しいです。それに比し、厚生労働省系の助成金は条件を満たせばほぼ100%助成金を受け取ることができるので、新しい雇用などを考えている組織は是非活用したいものです。

キャリアアップ助成金は、非正規雇用の労働者(有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者)の企業内でのキャリアアップについての助成金です。下記のような助成金を受けられます。

①正規雇用等への転換を助成
②非正規労働者への職業訓練を助成
③非正規労働者の賃金テーブルの改善を助成
④非正規労働者に対する健康診断制度の導入を助成
⑤短時間正社員への転換や新規雇用を助成
⑥短時間労働者の週所定労働時間を社会保険に加入できるていどに延長した場合の助成

④の助成金などは会社が行う定期健康診断の対象外となっていた有期契約労働者に対し、法定外の健康診断制度を規定して導入することで一律30万円(中小企業は40万円)が助成されます。4人以上の実施が条件ですが、4人であっても20人であっても一律助成金というのが特徴で、健康診断は1万円以下の医療機関もあることから中小企業などで4人健康診断を受ければ費用が4万円位で40万円を助成されるというお得な制度です。対象組織は是非活用してみて下さい。

人生相談


日経新聞にはありませんが、よく新聞に「人生相談」の欄があって読者が悩みを相談し見識者が回答するというコーナーありますよね。それを題材にしています。ご近所トラブルや職場トラブルの悩みが最初に載っていて、それについての現実の描写が描かれて最後に回答が載っているのですが、適切な回答に感じますが現実に照らし合わせるとこの回答で良かったのか??という不気味さが漂ってきます。
また、何個かの人生相談があり、読み進めていると、これ前回の質問で出てきたあの人じゃないか?というのが出てきて、本人と他人とでは同じ事実がこうも違って感じるんだということを知ります。双方が感じている事実を知ると当事者でもない第3者である見識者の回答が妙に違和感を感じるのです。

それでも読み進めてみると、色んな人が様々な部分で接点があり過去の殺人事件にまで及んできます。あれ?この人ってあの人?あれ?あれ?と過去のページを読み直したくなる衝動に駆られます。どんどん深みに嵌っていくイメージです。こんな風にかかれた小説は初めてでとても新鮮でした。