わが税理士業界は11月くらいから5月くらいまでは忙しいですが、6月~10月までは暇なのです(当事務所だけかもしれませんが・・・汗)医療機関にも診療科目によっては繁忙期があるようです。脳外科などは寒くなると脳疾患を発症する患者が増えますから忙しそうです。また、今の時期は花粉症のシーズンで眼科や耳鼻科が忙しそうです。もう少し経つと自治体の検診が始まり健康診断対象のクリニックなどでは忙しくなります。1年中ならしてもらいたい気持ちもありますが、繁忙期を終えた後の解放感も何ともいえないので繁忙期があった方が良いのかもしれません。人生メリハリは大事ですからね。2月より3月の方が寒く桜の開花が遅れていますがもう少しで私の好きな春がきます。春になるとやる気がみなぎるというか心が晴れます。皆様も春をお楽しみください。
月別: 2024年3月
定額減税 嫌な予感
定額減税のパンフレットが納税者に届き、顧問先から質問を受けることが多くなってきました。定額減税の制度については2024年1月27日の「定額減税」のブログhttps://hy-tax.com/blog/?p=6407
で解説しております。それはそうと、給与所得者については6月の給与から実際の減税が始まります。1人4万円の内訳は所得税3万円住民税1万円なので、6月の源泉所得税から3万円に達するまで給与の所得税が引かれなくなります。1回の給与で充当できない場合は賞与や翌月の給与、翌々月の給与からも引かれます。12月まで控除しきれなかったら年末調整で控除される仕組みです。
それはそうと、嫌な予感しかしないことが1つあります。これは甲欄源泉の人で6月1日以前に入社している人が対象になるのですが、合計所得金額が1805万円(給与収入でしたら2,000万円)以下でないと対象になりません(つまり定額減税の恩恵は受けられません)ところが、あきらかに給与だけでもそれを超える人でもとりあえず、定額減税をするというのです。ええぇぇぇぇ!です。とりあえず定額減税をして確定申告などで定額減税なしで申告しなおすという何ともいえない処理をするということです。
社長などの場合、合計所得金額が1,805万円を超える人は結構います。その方たちの確定申告をするのは私たち税理士です。いつもは還付なのに今回は何で納付なの?と言われそうです。一度引くけど確定申告で返してねというお話です。本当に嫌な予感しかしません。納税者に送られてきたパンフレットには載っていませんが、国税庁が公開した定額減税定額減税Q&AQ&A(下記参照)にはしっかりと載っています。P4の(注3)及びP8の2-2参照。下記参考までに・・・
定額減税Q&A
りそな号
3月23日に木場のイトーヨーカドー前でこんなものを発見しました。看板には移動店舗りそな号と書かれています。9時半~12時までと13時~17時までこの移動車で営業しているようです。左側前の方の入り口にはキャッシュディスペンサーがありました。どうやらキャッシュカードを使って出金できそうです。そして気になる後ろ側の大きな扉ですが、さすがに開けることはできませんでしたが、打ち合わせ机があるようです。そこで住宅ローンや資産形成の相談などができるようです。新規口座開設や住所変更などもできるようです。私が見たときには誰も相談している風ではなかったですが、どうやら大手銀行としては初の試みらしくちょっと新鮮だったのでブログに書くことにしました。
私が銀行で働いていたころとは全くちがう銀行になったと思っていましたが、またしても変化をしているのですね。銀行は今支店の閉鎖が続き、例えば三菱UFJ銀行などは一昔前は池袋駅東口に1店舗、池袋駅西口には2店舗も支店がありました。それが今では東口1店舗のみとなっています。他の銀行も同様で今や支店に行くにしても予約をしないと行けないくらいです。人々にはますます大手銀行から遠のき、ネット銀行に口座を持つようにもなっています。りそな銀行はそれを恐れてでしょうか?移動型店舗は銀行から歩み寄ったちょっと信用金庫並みのマメさを感じます。今後とも銀行がどう進化するか見守っていきたいと思います。
確定申告終わりました
今年は量的には多くないのになぜかとても忙しい確定申告時期でした。行政書士の仕事も何件か重なったというのもありますが、色々なところに罠が仕掛けられてその罠に引っかからないように1つ1つ訂正しながらやったという最も緊張する年でした。多くの難題をクリアしましたが引っかかった罠もあり、まだまだだなと思います。色々やらなきゃいけないことがあり、緊張が続くと便秘になりがちなのも気になります。便秘にはこんにゃくが良いようなので、こんにゃくゼリーをふるさと納税で注文しました。美味しいので何個も食べたいのですが、そうするとすぐ無くなってしまうので3つくらいで我慢しています。
今年は花粉症もいつも以上に凄いことになっていて、とうとう目にまできました。この時期、マスクをしているのでかなり花粉は防いでいますが目は丸出しなので花粉の攻撃に合い、ショボショボです。とうとう眼科に行きました。目に来ると頭まで痛くなるので、これは辛いところです。眼科の先生も花粉症らしく、この時期のゴルフはそりゃー大変ですよ。僕も眼科医で花粉症なので本当に辛いんですよと言っていました。世間ではインフルエンザやはしかも流行っているようですので、皆様もお体ご自愛くださいませ。
常日頃から思っているのですが・・・(久能整君風)
僕は常々思ってるんですが、エレベータの待ち方が違うんじゃないかと思っているんです。日本の礼儀として降りる人を待ってから乗るというのは良いと思うのですよ。でもその待つところ。時と場合で違うと思うんです。例えば降りる人が降りてストレートに歩いていく場合、それはエレベーターの左右に並んで良いと思うのです。でも、降りる人が左右に行きたい場合、例えば電車などのエレベーターですよ。必ず右か左に行きたいわけです。電車に乗るのですから・・・でも降りようとすると左右に人がどーっと並んでいるわけです。そうすると本来右か左に曲がりたいのに強制的に直進せざるを得ない。これちょっと不親切だと思うんです。
駅で電車に乗るときなど、明らかに降りる人が右か左に行きたい場合は扉の真ん前に並ぶのが正解だと思うのです。扉の右と左を空けてあげることによって降りる人は自分の希望する右か左に行けるわけですよ。おもてなしの日本人ならその辺も考えてほしいのです。ピターっと右か左に張り付いて待つことは進行妨害になると思うんです。何でも左右に並ぶのではなく、ちゃんと相手の行動を考えてこちら側も準備してほしいのです。本日の呟きでした。
PERFECT DAYS
日本アカデミー賞で最優秀監督賞と最優秀主演男優賞を取った作品です。映画は声がない映像が続きます。役所広司氏の演じる平山は東京都渋谷区のトイレの清掃員です。朝早い時間に外の竹箒で履く音で目覚め、歯を磨き着替えて古いアパートから出ます。家の前の自動販売機で缶コーヒーを買い、車に乗って渋谷区内のトイレを掃除しに回るのです。夕方になり仕事が終わると行きつけの店で食事を取る。夜は古本屋で買った本を読み眠りにつく。そんな毎日を送っています。休みの日は自分の家を掃除してコインランドリーで溜まった洗濯物を洗い、たまに行きつけのスナックに行く。
そんな規則正しい毎日を送っていると姪が家出して来たり、スナックのママの涙するシーンを見てしまうだけでかなりの刺激で、それは仕事の昼休みの休憩中の公園で見上げた木洩れ日を見ても心が洗われる。その木洩れ日の写真を撮り現像してコレクションとして集めています。この映画を見て最初はどこがPERFECT DAYなの?と思いましたが、あまり音がしないこの映画を観ていると、仕事をしてご飯を食べて雨風凌げる家に住み健康でいる。そして自然の木のせせらぎや木洩れ日を見て幸せを感じるというのが当たり前でいてすごく幸せなのではないか?と思ってくるのです。淡々と過ぎる日々に感謝する気持ちが自然に芽生えてくる不思議な映画でした。
トッカンVS勤労商工会
このシリーズは前作の「トッカン特別国税徴収官」に引き続き第2弾です。トッカン特別国税徴収官については2023年6月13日のブログで感想を書いています。第一弾は主人公の女性が就職したての新人で凄腕の特別国税徴収官のトッカン付徴収官として奮闘する姿が描かれていました。今回はそれから4年経って自分ももっと仕事で認められたいと思う主人公が更に奮闘する姿が描かれています。はっきり言って第一弾よりこの第2弾の方がずっと面白かったです。
税金を払わない人というのは大きく分けて2つあって本当にお金がない人と本当はあるけど納得できなくて払わない人がいます。隠し財産のやり方が巧妙でへー凄いなと感心しながら読んでいました。様々な事件も絡ませてテレビドラマにするには第一弾よりこちらの方が面白いのではないかと思いました。税金にまつわる様々な人の人生ドラマも面白かったです。
それと主人公の女性が一人前になりたいと思いながら一生懸命仕事に向かう姿にも好感が持てました。人生仕事ばかりではないけれど、一日のうち起きている時間で一番多くの時間を費やすのが仕事です。決して侮ってはいけない大事な時間なのです。それを精一杯頑張っている主人公の女性はあと10年後かならず大物になっているのではないかと予感しました。私も頑張らないと!と思えた小説でした。