エミリア・ペレス

アカデミー賞12部門ノミネート、カンヌ国際映画祭女優賞と審査員賞、ゴールデングローブ賞4部門受賞と数々の賞を総なめした話題の映画です。内容は盛り沢山、しかも、突然歌いだしてミュージカル?という感じ。考えさせられるテーマが多く、ちょっと考えていると違う話題(これも考えさせられるテーマ)に変わっていきます。脳の処理が追い付かないくらい、次々と簡単でない話題がてんこ盛り。そして急に歌ったり踊ったり・・・とても忙しい映画でした。

主な女性が4人出てきて、それぞれが女性であるからこその悩みというか見えない敵のようなものと戦っています。あと、疑問なのはトランスジェンダーって例えば男性が女性になる場合、愛する人は男性じゃないのですか?男性から女性になってさらに女性を愛するってどういうことでしょう?トランスジェンダーにも色々種類があるようです。まだまだ知らないことが多いと感じる映画でもありました。

資格って何?

アニメちいかわでは、労働をしないと生きていけないのですが、様々な資格制度があって、資格を取得すると賃金が上がったり、通常できない仕事に就業できたりします。資格って何だろう?と考えた時、多くの資格取得試験では、解答用紙に氏名や年齢、性別などを記載しません。つまり採点する側はそういう情報を入手せずに公正に判断し、この人にはその能力があると認めて資格を付与するのです。ある意味健全で正当で真っ当な制度です。その人の育った環境や学歴(学歴制限があるものもありますが)などにかかわらず、全ての人が受験出来て公的機関が認めてくれる制度。なんか夢がありますね。4月に入り気持ちを新たにしている人も多いかと思います。私の周りにも資格取得を目指している人も多くいます。先週電車の中で、パス単準2級のテキストをジッと見つめる中学生を見ました。スマホでゲームに没頭するサラリーマンがいる中でそんな時間の過ごし方をした君はきっと明るい未来が待っていると思います。心の中で、頑張れ少年!と思ってしまいました。

移民を受け入れるべきか否か

移民とは、本人の法的地位や移動の自発性、理由、滞在期間にかかわらず、「本来の居住地を離れて、国境を越えるか、一国内で移動している、または移動したあらゆる人」の事を指します。(ワールドビジョンジャパンより)日本は、G7加盟国のなかで一番移民が少ない(2024年世界19位)ですが、日本の法律はどうなっているかというと2019年に「出入国管理及び難民認定法お延び法務省設置法の一部を改正する法律」(移民法)が施行されました。これは人材が不足している産業分野での技能を有する外国人人材向けに「特定技能」という新たな在留資格を創設し、人手不足の解消につながる外国人人材を受け入れるという法律です。ただ、在留期間は5年であり、永久ではないので更新の必要があること。また、特に熟練した人材以外は家族の帯同が認められないことなどから、あくまでも労働力としての一時的な滞在を想定しています。

移民問題という言葉がある通り、移民制度には問題もあります。一度正式に受け入れたにもかかわらず、職場から逃げ出してどこにいるかわからない非正規移住のような場合もありますし、風習が違う事から受け入れ国の治安を悪化っさせると言う見方をする人もいます。でもどうでしょう?少子高齢化で働く人が減って実際にはコンビニなどで働く人はほぼ外国人です。また業種によって全く人が集まらない業種も多数あります。日本では条件なしの移民を受け入れることはしていませんが、外国人労働者を受け入れるのは現にそうなっていますし、そうせざるを得ません。悪い面だけでなく外国人労働者に働いてもらう事はメリットも沢山あります。日本は島国ですからグローバル化という観点からすると閉鎖的ですが、今後あらたな知見を受け入れることによって国力の強化にも結び付くのではないでしょうか?それなら拒否するのではなく、どうしたらお互いにメリットがあるのか建設的な意見を述べたいものです。

いよいよDX化本番

今まで経過措置で医療のDX化が行われてきましたが、4月からさらに細分化して本格的に始まります。特に電子処方箋に関して顕著で、電子処方箋を発行する体制を有していること、と、電磁的記録をもって作成された処方箋を受け付ける体制を有していることの明確な施設基準が要求されています。この要件を満たすか否かで2点の診療報酬点差が変わっています。つまり電子処方箋要件がないと2点分報酬がもらえないことになり、経営は厳しくなります。医療のDX化は避けては通れない道になってきています。

iDeCo改正

令和7年の税制改正でiDecoの改正が発表されました。図解の方が分かりやすいのでこちらをご覧ください。


参考:厚生労働省「令和7年度税制改正に関する参考資料」

こちら厚生労働省が作成した改正前と改正後のiDeCoの図です。第1号は自営業の方、第2号(企業年金あり)は大手会社の企業年金がある方、第2号(企業年金なし)は多くのサラリーマン、第3号は主婦が主な方達です。ほとんどのひとが第1号か第2号(企業年金なし)になるかと思います。自営なら第1号、サラリーマンなら第2号(企業年金なし)が多いのではないでしょうか。ということでここで注目されるのは主婦の第3号以外、掛金非課税枠が増額になります。増額は見直し後の赤字ですが、第2号(企業年金なし)の人は月々マックス23,000円だったのが62,000円になります。

こちらは全額所得控除の対象となりますから、年間でいうと276,000円から744,000円と大幅な増額です。比較的生活に余裕のある人は増額するのではないでしょうか?節税額が半端ないので・・・ただこれを裏読みすると、そもそもこれを厚生労働省が作っていることを鑑みると、これから高齢化が進んでいって高齢者が増えても、物価があがったとしても、年金財源が枯渇しているから年金の支払いはこれ以上増えませんよ。税制優遇してあげるから自分で何とか老後資金を貯めてくださいというメッセージに思えます。来年の1月1日から開始となりますので増額する方は今年の秋くらいから準備お願いします。

いただきます

出たばかりの新書「いただきます」をaudubleで聞きました。19歳の何もやる気のない青年が割の良い仕事をお金のためだけに働き、仕事を転々としていましたが、ある日守衛室に勤務することになり、そこで一緒に働くおじいさんやおじさん達を通じて、成長していく姿が描かれています。最近ありがちなコスパが良い仕事を求める若者が人生の経験者たちにふれ考え方が次第に変わっていきます。

この本、今の若者に読んでほしいなと強く思いました。若者でなくても人生に迷っている人たちに読んでもらえたら目の前がパッと明るくなる本だと思います。特に仕事に対するくだりの部分で、本当に人生をかける仕事なんてぱっと現れるものではなく、なんでも誰でも出来る仕事から始まります。何の仕事でも始めは雑用です。守衛室などは誰でもできると考えられていますが、誰でも出来る仕事ほどやった人によって結果の違いがでてきます。その平均よりはみ出て出っ張ったところがその人の能力であり、それが溜まってくると凄い力になるということ。こんな考え方あるんだと感心しました。

また、人は成長するとき他の人や物から見えない何かをいただいていて、それで成長しています。魚一つ食べるにしても魚の命をもらって生かしてもらっています。魚だってどうしようもない人に食べられるより、立派な人の血や肉になった方が命を落とした甲斐があるというものです。私たちは魚の命をいただいて生きている。いただきますという言葉には深い意味があるということ。そして年配になったら自分が経験したためになる教えを誰かにあげるようにして人とのつながりが循環していくのかと壮大な考えも教えてもらえます。良本です。

只今繁忙期です。今回は「夢」という題ですが夢を語るの夢ではないです。実際睡眠中に見る夢です。もう最近毎日こんな夢を見ています。それは夢の中で計算したり書類のチェックなどをしています。そして不足資料などがあると焦ったりしています。これ最近の昼間やっていることと同じじゃないか。もうここ1カ月職場と自宅の往復で一日中そんなことばかりやっているから夢の中でもしてしまうのか。目覚めると無駄な仕事をしてしまったと思い落ち込むのです。せめて夢の中だけでも楽しいことをすれば良いのに・・・つくずくキャパが小さい人間です。