2017年 映画鑑賞

毎年12月のカテゴリー映画のブログは、今年観た映画BEST3を発表しています。私が私の視点で発表しているのでどうかとは思いますが・・・

1位:SING
こちらは2017年3月30日のブログに感想を書いていますが、大スクリーンで観るに相応しい映画でした。耳にいつまでもメロディーが残りサントラ盤を買ってしまったほどです。

2位:22年目の告白
今年は2位以下の順位が拮抗していて、美女と野獣 ラ・ラ・ランド 3度目の殺人 ギフト 家族はつらいよ2 君の膵臓を食べたい オリエント急行殺人事件などが頭に浮かびましたが、やはり印象が残ったという点で22年目の告白ですね。こちらは2017年7月3日のブログに感想をかいています。また、予想外の展開にどんどん中に引き込まれるそんな映画でした。

3位:家族はつらいよ2
こちらの感想は2017年6月8日のブログに書いています。東京税理士会がスポンサーをしているから選んだわけではありませんが、家族って面倒くさい。でも何だかんだ言ってやっぱり家族っていいなぁと思える映画でした

今年は30本の映画を見ました。毎年50本近く観ていましたが、なぜか忙しく今年は30本しか観れませんでした。でも、隙間時間があれば来年も最低でもこのくらいは見たいと思っています。
皆様、今年もブログを見ていただきありがとうございました。よいお年を・・・

ビットコイン2

ビットコインについては、2016年6月14日のブログにも書いていますが、あの頃は、ビットコインは振込手数料などや時間が節約できる便利な通貨的意味合いでしたが、最近なんだかその頃とは別の投資としての風潮が強まってきました。ここにきてビットコインの価値は急上昇しているらしいです。そして以前は中国人の購入者が多かったのが今年になってから日本人の購入者が増えているとか・・・

以前はビットコインから生じる利益は税務上どうなるのか?というのが問題になっていましたが、国税庁が正式に雑所得になると発表しました。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1524.htm
今さら投資するのは危険ですね。ビットコインの本来の価値がどこにあるのかよく確認しましょう。その価値に比例せず大幅に上昇するのはかなり危険です。ご注意を・・・

安藤忠雄展

国立新美術館で開催されている安藤忠雄展に週末に滑り込みで行ってきました。このポスターにある光の教会は今回の展示会の目玉として有名です。順を追って安藤忠雄氏の歩みなどがよく分かります。私の顧問先にも設計士が何人かいますが、私にとっても設計の仕事というのは無の状態から何かを目に見える形で作り上げることからとても興味がありました。

安藤忠雄氏は光と風と自然を大事にします。シンプルな中にもちょっとしたこだわりがあり、光や風や水などを大事に設計します。なんて安らぐんだろう。こんな空間に身を置けたらどんなにリラックスできるだろう。そんな風に思いました。光の教会を見た後くらいまでは・・・

順路を進めていくと、なんと壮大なこれが人間が考え付くものか?と次第に私の想像する設計という枠から大きくはみ出して作品が作り出されてきます。例えば、全く建物が見えない、つまり地下に掘った形で建物?を作ったり、大仏の周りに大仏を囲む形でラベンダー畑の山を作って、遠くから見えるのは大仏の頭の部分だけだったり、映画のCGで作ったような迷路のような宇宙ステーションのような建物であったり、大きな建物の中に玉子のような球体を入れ込んだ建物であったり、これどうなっているんだ??という構造物の数々。それは世界的に有名な数学学者の頭の中を覗いているようなそんな感覚になっていきます。夢の中やCGなどで作り出したような建物です。でも、これを実際つくってしまうんだよな。というところに安藤忠雄氏の偉大さを感じずにはいられない展覧会でした。

安藤忠雄氏は開業して10年くらいは仕事があまりなくそれでも個人の住宅などを中心に設計をしていました。どうしたら依頼者の希望に応えられる設計ができるか?それは自分にとっても挑戦だったと言います。初めから素人には到底理解できない凄い設計だったのではなく、常に挑戦し続けることで今ではあんな風になったんだと思います。安藤氏は開業して48年経ちます。その半世紀は常に挑戦だったと言っていました。私は税理士になってまだ17年、そろそろベテランの域に達してきたと思っていましたが、安藤忠雄展に行って、私なんてまだまだだ!と思いました。私も今の状態に甘んじることなく常に挑戦する気持ちを忘れないようにしようと誓った展覧会でした。

地域医療連携推進法人の議決権

地域医療連携推進法人とは、医療連携推進業務を行う事を主たる目的としています。これはグループ間で共同仕入れしたり、連携医療をしたり、ベッド融通もできますし、金融貸し借りもできます。地域医療連携推進法人はこれらの所謂面倒なことを一括して担う法人ですが、法人形態は一般社団法人で設立しなければなりません。

社員になることができるぶら下がり組織は医療法人のほか、公益法人やNPO法人も可能です。ただし、株式会社は配当ができることから介護認定を受けている株式会社であっても社員になることはできません。個人クリニックの開業医などが社員として参加する場合には、クリニックの組織としてではなく個人開業医が個人として社員になります。

通常の医療法人については1人1票の議決権ですが、地域医療連携推進法人は社員1人1票でなくても構いません。ただし、不当に差別的な取り扱いでないことが必要で、定款にその差異を定める必要があります。定款に定めるときは医療審議会の審議となりますので、そこで差別的な取り扱いがされていないか審議されます。基本的に提供した金銭に応じて異なる取扱いをしたりするのはダメであくまでも収入規模や組織運営上の活動による差異である必要があります。

非上場株式の譲渡

売主:個人/買主:個人の場合
売主は売った金額(収入金額)から株式の取得価額及び譲渡費用を控除した金額が譲渡所得として所得税が課税されます。
買主は、低額譲渡があった場合のみ受贈益が贈与税の課税対象となります。その場合の時価は相続税評価額となります。

売主:個人/買主:法人の場合
この場合の時価は所得税法59条(みなし譲渡)における株式の時価(所得税法基本通達59-6)となります。
①個人が中心的株主である場合・・・同族会社の判定は譲渡直前の議決権の数で判定します。会社規模は常に小会社として評価し、土地及び上場有価証券は譲渡時の時価(相続税評価額ではない)で評価します。純資産価格の計算における評価益に対する法人税等を控除しません。なお、実務上は時価については相続税評価額÷0.8で差し支えません。
②個人が非同族株主である場合・・・相続税評価額(配当還元価額)で評価してよい。

売主:法人/買主:法人の場合
資産の評価替えによる評価損の損金算入における評価損の計上を行う場合の期末時価の算定(法人税法基本通達9-1-14)によります。
①売主が中心的同族株主である場合・・・会社規模は常に小会社として評価し、土地及び上場有価証券は直前期ではなく、譲渡が行われた事業年度末日の時価(相続税評価額ではない)で評価します。実務的には、相続税評価額÷0.8で差し支えませんが、評価益に対する法人税等は控除しません。
②非同族株主である場合:配当還元価額(相続税評価額)

売主:法人/買主:個人の場合
売主は法人税基本通達9-1-14の時価で判断します。
買主は所得税法基本通達59-6で判断し、これにより算定した金額が実際の売買金額より高い場合には、その金額から取引金額を控除した金額が受贈益となり一時所得として所得税が課税されます。

相続診断士

相続診断士試験が受かったので、先日、相続診断士のシンポジウムに参加しました。12月1日は笑顔相続の日らしく、相続診断士として活躍している方の話のほか、落語も聞きました。私の中ではその落語が一番面白かったです。

ご存じ相続税は基礎控除が少なくなったとはいえ、実際相続税がかかるのは国民の8%くらいです。ところが相続は100%やってきます。相続がきっかけで仲の良かった兄弟に亀裂が入ることだって十分あるのです。実は相続資産5000万円以下の方による紛争の割合は74%だそうです。相続税がかからないくらいが一番トラブルが多いのです。相続税がかかると分かっていればある程度何かしらの準備もしている場合もありますが、もともと大した資産がない人の方が実は争いが多いのです。

相続税がかかれば税理士、揉めれば弁護士、でも揉めないように事前に何とかしておくのが相続診断士らしいです。実際親と子供だけでこのことを話すのはちょっと気まずいですよね。でも第3者である相続診断士に中に入ってもらう事で明るい相続、つまり笑顔相続を目指すのが相続診断士のようです。

陸王

今テレビでも放映されているご存じ「陸王」です。埼玉県行田市の老舗の4代目足袋屋が、業績先細りの業界で新たな業界に参入しようと画策します。それは、足袋の良い点を生かしたランニングシューズ。名前も陸王です。人間本来の走り方に着目し、フィット感であったり、軽さであったり、足袋の良さを生かして、怪我の少ない走り方を助けるシューズです。

最近のシューズは踵が少し高くなっているものが多く、そうすると着地するときどうしても踵から着地してしまいます。踵から着地すると膝や関節や筋肉に負担になり怪我が多くなるそうです。人間の本来の走り方はミッドフィット着地、つまり踵からではなく足裏全体で着地して走ること。それを助けるシューズの開発です。その辺の記述がテレビより小説の方がより細かく書かれています。

小説が映画やドラマになることって多いですよね。小説→映画(ドラマ)、映画(ドラマ)→小説 という順番で見ることはよくありましたが、今回は同時進行で読んでみたので、小説とドラマの相乗効果が得られて、より楽しむことができました。細かい描写などは小説には敵いませんが、ドラマや映画には視覚からの情報や効果音など五感からの情報をより楽しめます。こうやって同時進行で楽しむというのもより楽しむ方法だと思います。