相続信託

何件かの顧問先から相談を受けました。銀行から相続信託のパンフレットをもらったが、これはやった方が良いか?という相談でした。パンフレットを読んでみると、相続が発生した場合、遺産分割協議書を作成して、金融商品名義を相続人に名義書き換えするというものでした。遺産分割に際し揉めた場合の弁護士費用は別料金。揉めなかったとしても相続税の申告をする税理士費用は別料金とのことです。報酬を計算したら、資産の額の〇%となっているので、その顧問先で計算したら、500万円位になってしまいました。ちょっとびっくりしました。遺産分割協議書を行政書士に依頼して、金融商品の名義変更も依頼して10金融機関位あったとしてもトータル50万円あればできます。何と10倍!かなりびっくりしました。

相続の金融機関の名義変更は1件3万~5万あれば充分できますし、自分でやることも大して大変なことではありません。難しい専門的知識もいりません。ただ手間がかかるだけです。銀行がやることとは思えません。お気を付けあそばせ・・・

ホームページ更新しました

ホームページ更新しました!って月に7回ブログを更新しているじゃない?と思う方もいると思いますが、ホームページの表紙(ホーム)のデザインを更新しました。素敵なイラストを描くデザイナーさんに書いてもらいました。ほのぼのとした良いイラストになりました。

このイラストの中には四つ葉のクローバーがいくつか描かれています。さて、いくつありましたか?正解者の中から先着50名様にプレゼントを用意しています。分かった方は、クローバーの数と住所と氏名を明記の上、info@hy-tax.comまでメールして下さい。なお、プレゼントの発送は10月上旬を予定しています。ご応募お待ちしております。

財務諸表の見方Ⅰ

財務諸表(貸借対照表や損益計算書など)は経営者にとっては切っても切れない存在になります。財務諸表がなくては正確なところの利益や売上などざっくりとした感覚でしか分からなくなってしまいます。設備投資をしたい時も、キャッシュで買えるのか。それとも借入が必要かなども財務諸表が判断の基礎となります。

財務諸表は英語と同じで苦手意識を持つ人も多く居ます。でも自分が経営者だとしたら、顧問税理士等を使いできるだけ早いうちに見る力を養って下さい。うちには良く分かる財務部長がいるから自分は何も分からなくても大丈夫など言わず、必ず習得してほしいのです。ただ、細かいところはいいです。経営者は財務諸表を俯瞰して見ることが出来れば合格で、いつもとちょっと違うところや変な数字が出た時などはそれは担当者に聞いて調べれば良いのです。

業界ごとに財務諸表は特徴があり、例えば病院などは人件費率が50%以上あったり、スーパーなどは売上は大きいけれど利益率は2%程度だったりします。それぞれ目標とする同業者の財務諸表などと比較して自分の組織と比べてみると、その特徴が分かったりします。財務諸表は習うより慣れよ!少しずつ読めるようになってきます。是非、お試しあれ

看護師の特定行為

医療行為は医師しかできません。ところが軽度な医療行為は看護師でもできます。医師の指示の下という前提条件が付きますが・・・
特定行為を行う看護師は特定行為研修を受ける必要があります。また特定行為は38個に限定されていて、この度、特定行為手引書が全日本病院協会から出ました。下記クリックすれば、ダウンロードできます。

看護師特定行為.pdf

全74ページとかなりのボリュームですが、必要ならダウンロードしてくださいませ。

家族はつらいよ

東京家族の映画の出演者達が出てきます。山田洋二監督というのも同じです。長男の職業は医者からサラリーマンへ、長女の職業は美容師から税理士へ、二男の職業は舞台美術のアシスタントからピアノ調律師になっていましたが、登場人物はほぼ一緒です。

結婚50周年を目前に妻から離婚を言い渡される夫・・・俺は被害者だと言います。これは一大事と子供達が騒ぎ家族会議が行われます。さて、どうなったのか。。。

とにかく面白かったです。テーマは暗いですが、観てみるとコメディになっていて、思わず笑ってしまいます。家族って、家族だからこそ必要以上に言葉で責めてみたり、酷いことを言ってしまったりしますね。家族だからこそ、日ごろの感謝の言葉も言えない。そんなの言わなくても分かっているだろと言う。それじゃ、ダメなんですね。

笑って、笑って、笑って、そしてホンノリさせられるそんな映画でした。そういえば、私も顧問先には、元気なうちに相続対策を!と言えますが、自分の親には言えませんね。まぁうちは相続税かかりませんが・・・(^_^;)

月曜の朝、ぼくたちは




表紙の絵が可愛くて思わず買ってしまった本です。登場人物は29歳~31歳のアラサ―世代です。三流大学を卒業してそれぞれの人生を歩んでいる同級生です。小さな人材派遣会社で働いていて未だ独身の里中。銀行員になり周りの一流大学出身者に負けずと頑張っているがどこか同級生たちを見下している既婚者の北沢。肝臓がんになり余生間もない妻も子供もいるゼミ長だった来生。未だフリーターでバイトを転々としているがいつか起業したいと心で思っている独身の亀田。夢だった飲食店を開店した既婚者の八木。結婚して子供をもうけ地方のスーパーで働いている野原。そして紅一点の新名栞は出版社で結婚もしないでバリバリと働いている。そんな人々が周りにもまれながらも自分なりに精一杯(精一杯じゃない人もいますが)生きています。

本の中の言葉を借りるなら「みんな、”まだまだ”と”そこそこ”の間でもがいているやつらばかり」のお話しです。なんか懐かしくなりました。そういえば私も私の周りの同世代の人たちもアラサ―時代は、そんな感じでもがいていた気がします。”まだまだ”と”そこそこ”の間で・・・大学の時は横一列だったのがこの位の年齢から少しずつ差が出ています。アラサ―時代4年間位を描いていますが、4年後にはちょっと。人によってはだいぶ変わっています。4年前と全く変わっていない人もいます。

特に新名栞は唯一女性のせいかとても感情移入してしまいました。特に仕事の面で・・・なんだかとても懐かしい気持ちになれた本でした。

クレジットカードによる税金納付

時代ですね。クレジットカードで国税が納付できるようになります。いつからかと言うと平成29年1月4日以後に納付する国税からできるようになります。つまり、個人なら来年の確定申告書の納税から可能になります。

コンビニなどで納付する場合、納付した日はいつになるのでしょうか?それはコンビニで支払った日です。クレジットカード払いの手続きはWEB上で納付情報を入力することにより完了します。納付日は納税者から委託を受けた日(つまりWEB上で入力して送信した日)ということになります。コンビニ納付の場合上限額は30万円ですが、クレジットカードの場合、上限なしで税金(国税)全額について納付する事ができます。

ただ、WEBを使うことになるので、パソコンのセキュリティ管理は今まで以上のやる必要があるますね。おそらく地方税もこれにつられて数年後にはできることになるのではないでしょうか?