只今繁忙期です。今回は「夢」という題ですが夢を語るの夢ではないです。実際睡眠中に見る夢です。もう最近毎日こんな夢を見ています。それは夢の中で計算したり書類のチェックなどをしています。そして不足資料などがあると焦ったりしています。これ最近の昼間やっていることと同じじゃないか。もうここ1カ月職場と自宅の往復で一日中そんなことばかりやっているから夢の中でもしてしまうのか。目覚めると無駄な仕事をしてしまったと思い落ち込むのです。せめて夢の中だけでも楽しいことをすれば良いのに・・・つくずくキャパが小さい人間です。

キャパオーバー

今、様々な事がキャパオーバーしています。ちょっと休みたい。でも休めない。うちのスタッフもキャパオーバーしているので頼めない。そんな時ってあるのですね。忙しいのは良い事と言う人もいますが、忙しすぎる(やる事がありすぎる)のも精神的に苦しいです。全てを投げ出したくなる衝動に駆られたりもします。ちょっとしばらく続きますが、頑張ります。

企業評価

先日、企業買収する会社の方とお話しする機会がありました。私が専門職大学院に通っていた時(一昔前になります)は実践M&Aとか企業評価をする授業などを受けて、企業評価方法は全てDCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)でした。税務では純資産価格方式(貸借対照表を一部時価に換算して評価する方法)や類似業種比準方式(上場株で類似の業種の株価を参考に調整して評価する方法)などがありますが、全くやり方が違ったのでビックリしたものです。その時に買収会社の方に今でも企業評価はDCF法ですか?と聞いたところそうですという回答をいただきました。割引率とかCAPMとか恣意性が関与できると思うのですが、その辺はどうですか?と聞いたところ、詳しくは証券会社がやるので分からないが、いくらで買いたいかというのが前提にあります。という回答でした。

だよなーと思いました。私もDCF法の課題をやるときはそうやって色々調整していました。その時思いました。だから税務ではDCF法を使わないんだと・・・DCF法は割引率がちょっと違ければ企業評価が何億単位で変わってきます。また、DCF法の基本は未来の財務状況を予想して作るのでそこにも恣意性が関与します。だから税務では使えないんだと思いました。恣意性関与しまくりでどうにでも評価できます。ですから税務では実際に存在する現在の財務諸表を基に評価するんだなと妙に納得してものです。税務でもDCF法で評価すべきであると言う税理士がたまにいますが、その方はほとんど大学院免除税理士です。大学院では企業評価はDCF法しかやりませんから・・・でもやった事あるなら尚更分かるはずです。DCF法は何とでもなると・・・そんなことを思った一日でした。

なんか小さくてかわいいやつ

ちいかわが流行っています。とても可愛い絵なので、子供向けかと思っていましたが、大人にも大人気なので真相を調べてみました。絵はほんわり可愛いのに中身はシュールで厳しい世界で生きているかわいい生き物の世界を描いた漫画でした。ちいかわの世界は現実と同じで働かないと食べていけないのでちいかわ達も働いています。討伐(得体のしれない生き物と戦う)や草むしり(草むしりだが何をむしるかによって報酬も違う)や採取(何かを採取する夜勤)などをして稼いでいます。資格を取ると報酬が上がるなど現実の世界に似ています。

主人公のちいかわは草むしり検定5級にもう2回も落ちています。勉強もしていますがなかなか思い通りにならないながらも頑張っている姿に大人も共感するのではないでしょうか?可愛い漫画だけど、なかなか厳しい世界で生きています。スーパーアルバイターという資格がないと働けない労働もあります。出てくる可愛い生き物もそれぞれ個性が強く、どれかしら自分と似ているキャラクターもいるので共感がもてるのではないでしょうか。あと食い意地がはっているのがいいです。生きるという根柢の一番重要な事のような気がします。一生懸命に食べる姿が可愛いです。

HRM(ヒューマンリソーズマネジメント)

ヒューマンリソースマネジメントについては大学まで学問として学んだことがなく、明治大学の専門職大学院で学びました。日本語では人的資源管理をあらわし、経営を考える上ではなくてはならない知識です。そういえばITパスポートの試験でも出てきました。ということは最近の学問としてはかなりメジャーになってきているということでしょうか?経営戦略や目標が立派でもそれを実行する従業員がダメだったら上手くいきません。今後はますます人手不足になりますから、このような学びは必要だと思います。

人的資源管理は、具体的には従業員等のスタッフを人的資源と考えて有効活用するために、採用、人事評価、配置、教育などの仕組みを整え、運用するとともに、従業員の動機付けなどのモチベーションを向上させて、企業に貢献できるような人材に育て上げることです。より少ない人員で最大のパフォーマンスを発揮するかが求められます。人的資源は大きな財産なのでそれをどう管理するかは正解がありません。

ピーター・ドラッカーが「人的資源こそが企業の潜在能力を最大化させる資源である」と述べたように今後人材不足が起こる中でますますHRMは重要な位置づけになることと思われます。HRMにはハーバードモデルやミシガンモデル、PINK理論やAMO理論などがありますので興味があれば調べてみると良いかと思います。

最低賃金の計算方法

10月から各都道府県の最低賃金が過去最高に引き上げられています。50円~59円の引き上げで過去最高の引上げ幅になっています。東京はとうとう1,163円になってしまいました。時給計算のアルバイトの方は分かりやすいですが、日給の方や月給の方は最低賃金に抵触しないか計算しなくれはなりません。まず内容ですが、毎月支払われている基本給や諸手当の部分の金額が対象となります。皆勤手当てや通勤手当、家族手当は入りません。日給の場合は簡単です。日給の金額を1日の所定労働時間で割った金額が最低賃金以上になっているかどうかを確認します。

月給の場合は少し複雑になります。例えば、基本給180,000円職務手当15,000円年間所定労働日数が255日の場合は下記のように計算します。
①180,000円+15,000=195,000円
②一日の所定労働時間8時間×255日÷12カ月=170時間
③①÷②≒1,147円
これが東京都であれば最低賃金1,163円を下回っていますから給与改定する必要があります。ご注意下さい。都道府県別最低賃金は下記の通り
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html

MBA取得者

MBAとは日本語では、経営学修士や経営管理修士と呼ばれています。今は通常の大学院だけではなく、社会人になってから入学する専門職大学院(授業も平日の夜や土日に行います)も増えていることから、MBAホルダーも多くなってきたと思います。専門職大学院は、研究者教授だけではなく、専門分野に精通した実務家教授も一定数在籍させ、理論と実務を架橋する教育というところに特徴があります。

明治大学は大学卒業してまだ社会人を経験したことのない学生も受け入れていましたが、中には社会人経験2年以上が条件としている大学院もあります。学ぶことは、経営戦略、マネジメント、マーケディング、財務会計、ロジカルシンキング、問題解決ケーススタディなどです。どれもビジネスに役に立つことばかりなので、どちらかというと働いたことのある人の方が、実際の現場と比べたりして得るものは大きいと思います。

子供が減っているので大学側も大人の学びなおしに着目した大学院が増えています。学ぶことって楽しいですよね。特に自分が知らない世界を垣間見るのは快感さえ覚えます。日頃仕事をしているとどうしても、似ているような仕事をしている人としか付き合いませんが、大学院では多種多様の人が集まってきますのでその点も刺激的です。今は学ぶ側ではなく教える側になりましたが、学ぶ側の気持ちも分かるので本当に応援したくなります。

熱い想い

8月17日に専門職大学院で夏季集中講座を受け持ち、9時10分から18時まで合計90分×5コマを受け持ってきました。だれがそんなハードな講座受けるんだよと内心思っていましたが、選択科目でありながら多くの人が受講してくれてやりがいのある授業となりました。専門職大学院は大学卒業したての若手から何十年も働いてきたベテランが同じ教室で学びます。大学院なんて行っても行かなくても良いものなので行く人はやる気があります。

私も2011年に明治大学の専門職大学院を修了していますが、あの頃こんな風に教授の講義を受けたり、皆で課題をディスカッションしたよな。と何故かとても熱い気持ちになりました。一回り以上年下の方やもう定年になっている方まですべて同期です。年齢がそこまで違うと通常はそんなに仲良くなりませんが、専門職大学院の仲間は違います。今でも年齢差を超えて付き合いがあります。

自分が学んでいたころとリンクしながら授業を進めました。今年の4月から出来た専門職大学院なのでまだ1年生しかいませんが、この人たちも2年間で揺るぎない仲間ができると思います。専門職大学院は自身にとって専門外の広い知識が学べるのが最大の魅力ですが、自分の職業に関係ない人たちと友達になれるのも宝ですね。あと2回ありますが、頑張ります。

一目置いている3

今日の一目置いているシリーズは大学です。ミネルバ大学知っていますか?アメリカ大学ランキングベスト100にも入っていないので知らない人も多いのではないでしょうか?2014年開校ですから、まだ10年しか経っていない歴史も浅い大学です。特定のキャンパスを保有していないというのが大きな特徴で、授業はオンライン授業です。学科というよりディスカッション中心の授業で、かなり特徴があります。

全寮制の4年制大学ですが、4年間授業を受けながら世界中の国に行き、現地での困っている現状などを解決する社会貢献活動をします。つまり、学生でありながら現地での困りごとを解決するという大きなプロジェクトを行うという経験ができます。こんな大学、今までありませんでしたよね?

4年間で行く場所は1年生の時はアメリカのサンフランシスコ、2年生では韓国のソウルとインドのハイデラバード、3年生ではドイツのベルリンとアルゼンチンのブエノスアイレス、4年生はイギリスのロンドンと台湾の台北です。実質何か所も留学しているようなものですね。凄い大学現れました。

一目置いている2

前回私が一目置いている会社を紹介しましたが、もう1件気になる会社がございます。それがポラスグループです。こちらは注文住宅、分譲住宅、マンションなどを手掛けていますが、ちょっと他とは違います。私は間取りを見るのも趣味で、間取りを見ては妄想を膨らます癖をもっています。注文住宅は他の会社でも興味深いものもありますが、ポラスグループは分譲住宅やマンションも興味深いです。分譲住宅や最近のマンションは皆、似たような間取りです。資材が高騰しているためどうしても建築コストがかからない間取りになってしまうようで、マンションの間取りは、ほぼ田の字間取り、分譲住宅も15畳くらいのLDKに平凡な3LDKなどです。

例えばマンションの田の字間取りの物件は私からすると全く魅力がないのですが、最近は建築コストが高いためどうしても田の字間取りで作らざるを得ない(不動産屋の話でした)そうです。ポラスグループもそれは仕方ないとして田の字間取りなのですが、キッチンの位置を工夫していたり風の流れを考慮していたりします。マンションなのにちょっとした工夫が散りばめられていて、ちょっと他とは違います。

また、分譲住宅にも工夫がみられます。他の会社の分譲住宅をみていると、どうして、ここに窓をつけるかな?という間取りが多いのです。その窓を開けると隣の家の壁が見える。みたいな・・・ところがポラスグループはその辺をちゃんと考えていて、そのような場合は開ける窓ではなく上部に横長の光取りの窓を付けるなどや、間取り自体もスキップフロアを付けたり、アクセントクロスを付けたり、キッチンの天井部分を木の壁にしたり・・・植栽にもこだわっていてできるだけ庭の手入れもしないですむように工夫しています。ちゃんと顧客目線で設計しているのでおおっという感じです。その地域の他の会社の分譲と比べると値段的にはちょっと高いもののそのデザイン性などを考慮すると注文住宅のような工夫がされています。また、分譲住宅の場合、何戸か建っているのですが同じ間取りが2つないというのも魅力です。いかに顧客目線に立つか大事な視点を持っています。