利益改善計画

コロナ禍での利益改善計画は売上(PQ)がコロナ禍で人の流れが止まって減少していました。そのため固定費(F)や変動費(VQ)のコストダウンをやってきたと思います。迅速的にカットするには役員報酬や交際費をカットした企業も多かったです。コロナ禍で接触せずに面会をする方法としてWEB会議が流行りましたのでそれによって通信費は増えましたがそれ以上に旅費交通費の削減が目立ちました。

今はどうでしょう?売上は回復したけれど、何故か利益が以前より出なくなっているのではないでしょうか?これは物価高騰時の特徴なのですが、仕入値などが高騰し変動費の割合が上がることでこれまでの単価では利益が出なくなってしまっています。そこで利益を継続して獲得するためには単価を上げる対策が必要です。ただ闇雲に上げるわけにもいかないので利幅率を計算して適正な額に設定します。

例えば、10,000円で販売している商品の変動費は5,000円です。つまり粗利益(MQ)が5,000円となります。固定費は4,500円だとすると利益は500円になります。変動費が10%上がった場合、どのくらい売上単価を上げるべきなのか?今までの売上で計算してみましょう。売上10,000円変動費5,000円✕1.1=5,500円、粗利益(MQ)は4,500になります。固定費が今まで通り4,500円だとすると利益は0円になります。

変動費が10%上がったのだから単価も10%上げるわけではありません。もし、単価も10%上げると、売上(PQ)11,000円-変動費(VQ)5,500円=粗利益(MQ)5,500円になります。それか固定費(F)4,500円を引くと利益(G)は1,000円になります。ただし、これまでと同様の利益で良いなら、逆算して利益(G)500円+固定費(F)4,500円=粗利益(MQ)5,000円、変動費(VQ)が5,500円ですから売上(PQ)は10,500円で良いことになります。つまり、売上は5%UPで解決します。自社の変動費と固定費の関係がわかっていれば、値引きをした場合と取引先を失った場合の利益減少額を比較して正しい判断ができるようになります。おためしあれ。

謹賀新年2024

新年早々、能登半島地震やJAL旅客機火災、そしてインフルエンザ蔓延と5週連続コロナウィルス感染症患者増加となかなか厳しい年のスタートとなりました。当事務所も本日から営業となります。1月は確定申告は始まっていないのですが、償却資産税の申告、法定調書合計表の提出、支払報告書の提出と1つ1つはそんなに難しくはないですが、なんせ量が多いので忙しい時期になります。自分の確定申告の準備もしなければなりません。

今年は4月から専門職大学院の客員教授に就任したりするので生活の変化も起きそうです。IT関連では電子化の波も来ています。会計事務所の在り方も5年くらいのうちに様変わりするのではないでしょうか?今年は変化の年の予感がします。変化に乗り遅れないように、情報もキャッチしながら波に乗って色々チャレンジしたいと思っております。

「一年の計は元旦にあり」といいますが、読者の皆様はどんな年にするのでしょうか?年明け早々、心くじけそうな出来事が日本で起こっていますが、自分のやりたいことを見つけて今年も精進していくつもりです。辰年だけが架空の生き物(龍神)です。架空なだけに無限のエネルギーを感じます。昇り龍のように皆様の運気も上昇しますように!本年もブログを続けますので、宜しくお願い申し上げます。

コンタクトSDGs

私は5年前くらいから使い捨てコンタクトの空ケースを集めています。かなり沢山溜まったので下記に提供することにしました。
https://www.eyecity.jp/sdgs/about/

これはコンタクトのアイシティが行っているecoプロジェクトです。使い捨てコンタクトレンズの空ケースをリサイクルして、Co2の削減、障害者の自立就労支援、角膜移植支援などを行っています。捨ててしまえば楽ですが、こういった企業の活動に私たちが少しでも役に立つプロジェクトです。

空ケースをためたり、溜まったケースを店舗までもっていくのは少し面倒ですが、でもそれで、少しでも環境や障害者の支援につながるなら大した努力でもありません。使い捨てコンタクトレンズをお使いの方は是非やってみて下さい。一人の努力がいつか・・・バタフライエフェクトです。

電動キックボード

最近、池袋の街では写真のような電動キックボードで走行する様子が頻繁に見られます。調べたところ、LUUP(ループ)という電動キックボード及び電動自転車のシェアリングサービス制度で、30分200円で貸出をしています。返却はLUUPの設置場所(ポート)に返却すれば良くて必ずしも借りたところと同じ場所でなくて良いのです。写真はうちの事務所のすぐ裏の設置場所ですが、渋谷ナンバーですよね。まぁまぁ遠くから来ています。
詳しくはこちら→https://luup.sc/service/#usage

自転車を借りたりすると、借りた場所に返さないといけないとか、使っていない時間も料金取られますが、都内に設置場所(ポート)が山ほどあるので、使っていない時間は返却すればよくとても経済的です。LUUPの設置場所を調べたら、事務所の近くにも自宅近くにもたくさんあってビックリしました。

このLUUPは現在は若者しか利用していない感じですが、将来的には高齢者向けの四輪モビリティなども導入していく予定で、これは便利だなと思います。2023年12月には時間ではなく月額のサブスクリプションが導入されるようで、混んでいる電車を避けてLUUPで通勤するなんていう移動方法を取る方も出てきそうです。10年前にはこんな制度が発展するとは思っていませんでしたよね。10年後は高齢者がLUUP四輪に乗って移動している風景が日常になるかもしれません。

タベスケ

「タベスケ」を知っていますか?これは食品ロスの削減、環境運動への参加を目的として、お得な食品の購入を可能にするフードシェアリングサービスです。例えばパン屋さんで閉店1時間前に売れ残ったパンをお安く提供するようなことをタベスケのサイトで告知して食品を選びお店に引き取りに行き直接支払うというサービスです。

文京区でも10月2日から始まりました。只今登録をしている自治体は23団体ですが、これからはもっと増えると思います。ちなみに東京都で登録している自治体は、文京区、板橋区、江戸川区、東大和市、小金井市、八王子市です。タベスケを利用している自治体内で食品を扱っている組織ならだれでも新規登録申請をして登録することができます。また、私たち消費者もユーザー登録することができます。登録の仕方はメールアドレスとパスワードなので簡単に登録できます。そのサイトに入り、現在出店されている商品一覧を検索して選択購入してお店に取りに行く感じです。

お店側も廃棄ロスを無くし、消費者側もサイトでお得な情報を入手でき、環境にも優しい制度です。また、自治体が主体でやっているので、お店側も登録消費者側も無料というところも良いですね。まだ始まったばかりの制度なので協力店が少ないのが玉に瑕ですが、八王子市などは多くの協力店が登録しています。さすが八王子です。詳しくはこちら↓皆様も登録どうですか
https://tabesuke.jp/

生涯学習

生涯学習が流行っています。社会人になっても何らかの学習をするというものです。先週の夕方、電車の中でゴルフ帰りらしい40代くらいの男性を見ました。洋服はいかにもゴルフをしてきましたという服装で、実際にゴルフのキャディバックを抱えています。その男性は座れなかったのでキャディバックを立てかけて、バックの中から1冊の本を出して、キャディバックの上に広げて本を読み始めました。本には付箋が沢山付いています。本の表紙にFP3級と書いてあります。きっとこの秋に受験するのですね。

しばらくすると、本をパタンと閉じてカバンにしまい、エアーゴルフの素振りを2回ほどしました。そして30秒くらい放心状態になり、また、バックの中からFP3級のテキストを取り出し見ています。忙しい人だなぁと笑いそうになりました。何はともあれ遊びも勉強も頑張っているのが傍から見ても分かりました。暑かった夏が終わり、いよいよスポーツの秋。読書の秋がはじまります。みなさんはどう過ごしますか?

プラネタリウム

私が子供の頃はプラネタリウムというと、暗い部屋で椅子に座りその季節の星座等の解説を聞くというものでした。でも最近行った二つのプラネタリウムは大分指向が変わっていて、それぞれ特徴を打ち出していました。1つ目に紹介するのは、「サンシャインプラネタリウム満天」こちらは様々なテーマがありますが、工夫しているのは椅子の部分です。なんと芝シート(芝生でゴロゴロしながら見る感じ)と雲シート(大きなソファーベッドのようなもので寝ながら見る感じ)がありますどちらのシートも人気があり、すぐに売れ切れてしまいます。私もこのシートでは見ることができませんでした。写真ではこちら↓手前が芝シートで奥が雲シートです。それなりに高いですが、シート売りなので小さな子供といけば割安かもしれません。

次に紹介するのは、「さいたま市宇宙劇」ここは公営なので激安です。サンシャインの場合、一般席でも大人1600円小人1000円しますが、こちらは大人620円小人310円と激安です。安いだけに期待しないで行ったのですが、実際に見て感動しました。何と、宇宙劇場から見た大宮駅方面の画像を見せてそこに本日の夜の星空を描きます。今日の夜空というのが斬新で、これは毎日変わるそうです。今日の月はこんな形です。というアナウンスも受けていたのでその日の帰り夜空を見たら全く同じ月が出ていました。あまりにも凄かったので電話で問い合わせをしたところ、毎日毎日その日の夜空を映し出すそうで、これは当劇場が毎日、録音ではなくアナウンス形式で行っているからできるということでした。サンシャインもそうですが、通常は季節ごとにテーマがあって、そのテーマを1か月後に見ても全く同じ内容なのが普通です。それが毎日違うなんて・・・椅子は一般席しかありませんが、おすすめのプラネタリウムです。詳しくはこちら↓
https://www.ucyugekijo.jp/

プラネタリウムも進化しています。暑い日が続いていますが、残暑の過ごし方として、涼しい部屋で星空の観察をしてはどうでしょう。

フィボナッチ数列

先日読んだ本に興味深い「フィボナッチ数列」のお話が載っていたのでご紹介します。フィボナッチ数列とはイタリアの数学者のフィボナッチが名付けた数列で、「1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・」のように前の2つの数字を足した数が続く法則のことです。

フィボナッチ数列は数学者の中で有名な数字ですが、フィボナッチ数列の隣同士の項は互いに素(2つの数において正の公約数が1以外に存在しない)です。また、フィボナッチ数列は自然界でも見られ、植物の葉の付き方、巻貝のまき方、ひまわりの種の配列、などがフィボナッチ数列になっています。フィボナッチ数列は黄金比とも一致すると言われています。黄金比とは人間が美しいと感じる神の比率とも言われ黄金比に当てはまるデザインなどは美しく見えます。

これらを総合的に見るとフィボナッチ数列はとても神秘的で不思議な数列です。少し暑くなってきた今日この頃ですが、アイスを食べながらフィボナッチ数列の事を考えるのもいいかもしれません。

情報の非対称性

情報の非対称性について、これは例えば患者と医者や、納税者と税理士など、前者より後者の方が圧倒的その分野に対して知識を有している場合の情報の格差があることをいいます。まぁその情報格差があるからこそ、そこに商売が成り立っているということも言えます。ここで注意しなければならないことは、情報を多く持っている方は情報を持っていない方に分かりやすく、説明する義務が生じるということです。説明義務を怠るとあとでトラブルになりますし、依頼をする側も納得感が得られません。私たち税理士や行政書士も、いかに分かりやすい言葉で説明するかがこれからの経営の上で大事な事かと思います。今はパソコンも普及していますので、調べればほとんどの事が分かりますが、ただ内容が難しすぎたり、個別には対応していなく微妙に違うケースなど、応用力が試されます。相手の情報のレベルにより説明の仕方も変わってきます。私たち専門家の意義はそういったところ。つまり時代とは反する部分にあるのかと思うのです。

経営指標

最近以前より売上が伸びない。とか、売上げは以前より少し上がっているがそれよりも経費の上り率(例えば光熱費や人件費)が上がり過ぎて利益が出なくなっているという話をよく聞きます。業界によっても違いがあったり、個々の法人によっても違うので不安になることも多いかと思います。そこで日本政策金融公庫が出している「経営状況自己診断ツール『シグナル』」というツールがあります。

これは簡単に自己診断できるチェックノートで設問16問答えるだけで作成できます。10分程度で作れるのも良いですし、華やかなフォーマットでできているので見た目も綺麗です。また、9種類の業種ごとに用意してあるので業界比較もできます。9種類の業種は、製造業、小売業、卸売業、サービス業、飲食業、建築業、宿泊業、医療・福祉業、運輸業です。是非、経営の点検にご利用下さい。アクセスはこちら↓
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html#signal