座右の寓話

本屋で手にして気になった本です。寓話(ぐうわ)とは、 比喩 によって人間の生活に馴染みの深いできごとを見せ、それによって諭すことを意図した物語 とあります(Wikipediaより)。この本は77話もの寓話が1ページ(ものによっては2ページ)に記載してあり、それぞれの解説を寓話ごとに記してあります。1話1話完結するので夜寝る前に1つ寓話を読んで寝るというような読み方もできました。また、その性質によって数個ごとのカテゴリーに分類してあるのも読みやすかったです。

第8章に科学技術と社会のかかわりという章にドキッとしたことが載っていました。理念なき科学技術の進歩は「ブレーキもハンドルもなくアクセルしかついていない自動車」のようであり、人間喪失の危機をもたらす。というものです。確かに科学の発展は近代化には欠かせないものであったし、それによって便利な生活を手に入れました。でも人間の力では制御できないくらいの大きな脅威(例えば核)も生み出しています。おそれく開発した人々はこんなつもりで開発したのではないはずです。

寓話はイソップ寓話、仏教寓話、荘子の寓話、イエスのたとえ話、道和などがありますが、ストレートに物を言うより、寓話で話した方が聞き手がこの人は何を言っているのだろうかと考え、より深く物事を考えられるような気がします。ストレートに相手に言った方がいい例もありますが、それだと壁を作って聞いて貰えないこともあります。そのような時に寓話をネタにお話しされるのはどうでしょうか?何かのスピーチにのネタにもなりそうな本でした。

相続登記における登録免許税

相続により土地を取得した人が相続登記を行わず死亡した場合には、令和4年3月31日までは登録免許税を課さないというものがありましたが、こちらが税制改正により令和7年3月31日まで3年間延長されました。

また、不動産価額が100万円以下の土地にかかる登記についても、不動産免許税の免税金額は10万円から100万円に引き上げられたことから、以前は市街化区域外の土地に限られていましたが、今後は市街化区域内の土地も免税対象とされました。

詳しくは下記の法務省のホームページで説明しています。このキャラクターのキツネはトウキツネというらしいです。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00343.html

G-MISによる事業報告書等の提出

医療法人は決算から3ヶ月以内に事業報告書等を都道府県の医療整備課に提出する義務があります。当事務所も顧問先を中心に行政書士の仕事の一環としてこちらの仕事もやっています。これは紙で作成して都道府県に郵送で送っていたのですが、なんとG-MISというシステムを通じて、電子で提出できることになりました。詳しくはこちら↓
G-MIS
ちなみにこの業務を行政書士ができるのかどうかをお問合せで聞いてみました。するとできるということでした。まず、医療法人がIDとパスワードを取得してそれを教えてもらいそのまま代行するということです。委任状などの添付は必要ないのか聞きましたら必要ないということでした。委任状が必要ないなら行政書士以外がやっても分からないじゃないかと思い行政書士以外がやってもいいのか?という疑問も湧きました。

医療法人は事業報告書等の他に純資産登記や役員重任登記などをした登記事項の届出も提出しなければなりません。こちらについてはG-MISではできないということでした。従ってこちらはしばらくは紙で提出しなければなりません。事業報告書等も今後も紙での提出も可能なので、事業報告書等は電子、登記事項の届出が紙だと面倒です。どうせなら両方電子になれば電子をやる気にもなりますが、片方のみ電子可能だとやる気が失せます。うちはしばらくは紙で提出します。

流浪の月

まだ、始まったばかりのこの映画を観ました。これは2020年に本屋大賞を受賞した本を映画化したものです。本も読んだので2020年5月6日に感想をブログにも書いています。私の本の感想を読んで映画を観た人は全く別の作品かと思ってしまうと思います。私も映画を観て、えっそういうことではないのでは?と思ってしまいました。確かに形式的な事は合っています。でも映画向けなのか暴力や性癖などがクローズアップされ過ぎていて、本にあった精神的な結びつきの部分の表現が足りない気がしました。

本の中では文と更紗の気持ちに感情移入できて二人とも幸せになってほしいと心から思いましたが、映画では愛を超えた結びつきという部分が欠落していて性癖やトラウマを埋める相手のように描かれているのが何ともやりきれなかったです。主役の2人の演技に問題があったわけではないところが何ともモヤモヤしました。本の中では素敵な二人だっただけにとても残念でした。この映画が新たな人間としての関係性を討論できる映画になるのでは?と期待していただけに残念です。

行政書士の特異性

行政書士に登録して来年で10年になります。登録したては全く仕事が無かったですが(医療系を除く)最近色々な仕事が増えてきました。税理士と違って行政書士は顧問契約というのがあまりないので、収入にバラつきがあり、行政書士業務だけやるのは生活が不安定になります。当事務所は最初から2名(行政書士試験を受けている補助者)で行っていて、最近では行政書士3人で行っています。

私は行政書士以外にも税理士業務をしていますが、他の2人も行政書士と何かをしています。実はこれが1番良いやり方じゃないかと思います。それぞれが定額収入が入ってくる仕事を持ち行政書士業務も行う。それぞれが他の仕事があるのでホームページからの問い合わせなどがあったら、得意な人で時間的に業務を行なえる人が担当として行います。

行政書士3人体制になり、お断りする仕事も減ったような気がします。誰かが行政書士の業務に関するセミナーを受けた場合にはそれを3人でシュアする。やっている行政書士業務で不安が生じた時はみんなで話し合うなど3人でやる事で相乗効果も生まれています。まだまだ売上自体は少ないですが、10年間少しずつ増収増益になってきています。地道ですが、3人でコツコツ頑張ります。

自動車やゴルフのサブスク

以前からサブスクリプション(サブスク)の事業はありましたが、最近業種や業態が拡大していますね。びっくりしたのは自動車のサブスクです。サブスクは所有権が先方にあるという点でリース契約と同じような契約です。ではリース契約とサブスクは何が違うのでしょうか?まず、リース契約は契約期間中に解約すると解約違約金が取られます。サブスクは6カ月単位で契約を更新するため残リース料が少なくなります。また、解約金フリープランを選択すればいつでも中途解約金が不要です。車検や保険などはリース契約と同じで月額利用料に含まれます。ライフスタイルに合わせて乗る車を2~3年で変更できるのも魅力です。

それから、またまたビックリしたのはゴルフのサブスクです。ゴルフスクール通いたい放題というのはありますが、何とゴルフ場でプレーできるゴルフのサブスクがあります。Tee Rexというサブスクで年間59,800円支払えば何回でも回れるというビックリプランです。今のところ栃木県、茨城県、千葉県、静岡県、山梨県にある13ケ所のゴルフ場ですが、平日なら無料、土日も4,500円の追加料金を支払えば利用できます。ゴルフ会員権の概念が無くなりそうな制度です。ゴルフ場は入場者がいないと潰れますから、潰れそうなところが今後も参加してできる場所が増えるかもしれません。千葉県に住んでいる人には良さそうな制度です。

物を持たない時代の新たなビジネスですね。

アベノマスク

本日はゴールデンウィークの中休みで出勤です。事務所で溜まっていたメールチェックなどしていたら宅配便が着ました。何と厚生労働省からでした。中身はいつ申し込んだかも忘れたアベノマスクの平型タイプ。立体タイプと平型タイプを最小数たのみましたが、着たのは平型タイプのみでした。

最近街が混んでいるので、特に電車の中はマスクを二重で付けています。その内側に使おうと思っていました。これから暑くなってくるから立体タイプが欲しかったですが、後から来るのか来ないのかは不明です。

平型タイプは解けば通常のガーゼとしても使えそうなので用途は無限にありそうです。ゴールデンウィークに出勤したら思わぬプレゼントにどう使おうか思案中。今日は爽やかな晴れで一番好きな季節がやっと来ました。ブログも仕事もちょっとだらけています。