夏です

梅雨が明けて一気に真夏になりましたね。夏は、税理士試験をはじめ公認会計士試験や社会保険労務士試験など多くの国家試験の開催時期でもあります。海水浴やプール遊び、夏の甲子園、花火大会、各地での夏祭り、夏は様々なイベントが行われるのが特徴ですが、共通テーマは熱いという点です。夏の暑さと熱いイベントはある意味共存しています。

先週末に神楽坂祭りに行ってきました。この暑いのに浴衣を着て・・・そこで阿波踊りを観ました。みんな暑い中はち切れんばかりのエネルギーで踊っていました。汗が飛び散り衣装は汗で水をかぶったのではないかと思うほどの人もいました。それを見ていたら、こんな浴衣ごときで暑がっている自分が恥ずかしくなりました。

多分、夏だから見ていてもこんなに感動するのかもしれません。暑い夏なのに、それに負けないエネルギーをみることで心が元気になるのかもしれません。夏はただでさえ暑いのでダラダラしがちです。動くのもおっくうになります。でも、夏はエネルギッシュなイベントが目白押しです。どうせなら、夏のイベントを楽しみましょう。そうしないとただ暑いだけ、耐えるだけの夏になってしまいます。夏は夏にしかできないイベント、心が熱くなるイベントが沢山あるのですから・・・




凄くまぶしそうで暑そうです。まぶしくなさそうな写真は逆光で真っ暗、逆光じゃない写真は全て眩しそうな顔をして写っていました。。これは熱い阿波踊りを観る前に、浴衣なんか着てくるんじゃなかったと思いながら撮った写真です。でも、阿波踊りを観て家に帰ってシャワーを浴びたら、やっぱり着てよかったと思いました。熱い夏のイベントに自分も参加したようで・・・これからが夏本番。みなさんも暑い夏に負けぬよう熱い心を持ってお過ごしください。

会社法改正2(親子会社関係)平成27年5月1日

平成27年5月1日に会社法か改正されました。前回は企業統治に関する改正をお話ししましたが、今回は親子会社関係についてお話しします。

①多重代表訴訟制度の新設
親会社の株主が不祥事を起こした子会社の役員などの責任を追及する制度が創設されました。要件としては、イ.完全親子会社関係の存在であること。
ロ.最終完全親会社等(企業集団のトップにあたる完全親会社等)の議決権の100分の1以上又は株式の100分の1以上を保有していること。
ハ.責任原因事実の発生日における最終完全親会社等が保有する株式の帳簿家格がその最終完全親会社の総資産の5分の1を超えていること。

②親会社による子会社の株式等の譲渡
親会社が子会社の株式等を譲渡する場合には、その発生日の前日までに、株式総会の特別決議による承認を受けなければなりません。

③特別支配株主の株式等売渡請求(キャッシュアウト)法制の整備
現金を対価とする少数株主の株式会社からの排除(キャッシュアウト)法制が整備されました。総株主の議決権の90%以上の議決権を有する株主(特別支配株主)は、その株式会社の株主全員に対して、現物対価により株式を売り渡すことが請求できるようになります。特別支配株主が提出した売値に不満がある場合は、少数株主は、裁判所に対して価格決定の申立てを行うことができます。

マイナンバー税務申告書一覧

国税庁からマイナンバーに関して国税の申告書や届出書に必要な書類一式が公開されました。詳しくは↓こちらまで

マイナンバー様式一覧.pdf

これを見るとありとあらゆる様式が変更されるようです。従業員はともかく、外部の関係者、添付資料で言うと、Ⅷの3(P19)やⅧの4(P20)あたりは入手するのも困難が生じそうです。早めに世の中に周知させないと抵抗にあうかもしれないですね。また、年金問題でもありましたが、国としても万全なセュリティ管理が求められます。何せマイナンバー情報は年金情報以上に機密情報です。今のところ税と社会保険の一括把握を目的としてますが、これに将来金融資産など紐付けられたら、国としてサイバー攻撃の対象とされる動機づけが完全にできてしまうと思います。

税と社会保険の一括管理はこれだけ財源がなくなった今、必要なのかもしれませんが、将来の金融資産の紐付けは万全なセキュリティ管理下でないと、恐ろしいサイバー攻撃に合いそうで怖いですね。そもそも、現在もインターネットで振込出来たり便利ですが、用心深い経営者はインターネット口座の口座残高はあまり多くの残高を残しておかないようにしていると言います。

インターネット口座は便利ですが、こまめにパスワードを変えたり、残高も少なめにするなど注意が必要ですね。話は逸れましたが、今回は国税関連のマイナンバーの書類一式の変更点についての情報でした。総務や経理関係者は早めに目を通しておいて下さい。

コンサルタントというもの22

人との関わり合いの中で、全ての人がメンターになれる。

メンターという言葉を知っているいないに関わらず、人と人とが支え合い、応援しあう社会が当たり前のものとなるように。
ともすると誰もが生きていることに精一杯の社会。でも実は人と人との関わり合いの中から、本当に生きる意味が見いだせるし、支援することを喜びにできる人は実はもっとたくさんいると思う。事業をしている人でも学生や主婦でも、自宅で家族を守っているお父さんお母さんでも地域や周りの人の支援者になれる。

メンターとは役職でもなんでもない。人との関わり合いの中で、全ての人がメンターになれる。こういう相互メンター、相互支援社会が出来たら、戦争も自殺者もなくなるだろう。そういう社会なら、問題を抱える人がいてもみんなで助け合って輝いて生きていけるだろう。
人は1人では弱いけど、信頼できる仲間が一緒にいれば強くなれる。みんなが問題を乗り越えることを楽しんで、そこから学んで成長して、生きることの素晴らしさを実感できる社会ができると思う。
そのとき社会全体が思いやりと愛に包まれていて、誰もどんな環境でも幸せを感じながら生きていける。
人と人との関わり合いが環境や立場をはるかに凌駕する素晴らしい世界が作れる。

地域医療連携推進法人制度

平成27年4月3日に医療法改正の法律案が国会に提出されました。その中で地域医療連携推進法人制度の創設が謳われています。地域医療連携推進法人とは、以前新聞などを賑わせていた非営利ホールディングカンパニー制度のことで、厚生労働省で検討した結果正式名称として地域医療連携推進法人制度という名称になりました。

詳しい内容は、厚生労働省のホームページをご覧ください。http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000073695.html

制度のポイントとしては、
☆トップに立つ医療連携推進法人の法人格は一般社団法人となります。
☆都道府県知事の認定が必要です。
☆グループに参加する法人は医療法人か非営利法人です。(株式会社は参加できません)
☆参加法人は社員になり1個の議決権を要します。(ただし、定款に決めれば1個でなく参加法人毎に違っても良いことになっています)
☆グループ間の資金貸付ができるようになります。
☆地域医療構想の推進に必要である病院間の病床の融通をすることが可能となります。

当初構想されていた制度より厳しくなった感もありますが、それでも今まで認められていなかった医療法人の貸付金制度や定款によって議決権割合を決めれたり、病院間の病床の融通が可能になったり、少しずつですが、医療法人制度が緩和してきています。

般若心経入門


般若心経(はんにゃしんぎょう)って知っていますか?日本で一番有名なお経なので名前くらいは聞いたことがあると思います。今年の4月にもダライ・ラマ14世が来日し、般若心経の法話をされて諸外国からも多くの人が訪れたという、世界的にも有名な経典です。

ちょっと興味があって般若心経を唱えてみたものの意味が全く分かりません。そこでこの本を読んでみたのです。本当はブログに書くつもりはありませんでしたが、ちょっと紹介したくなったので書いています。

般若心経の神髄に触れるととても心が楽になります。意味が分かれば分かるほど、この心経の意味深さを知り暗記したくなり、ついに暗記してしまいました(笑)。長文の暗記は税理士試験以来でしたが、なんか懐かしかったです。まぁ税理士試験の暗記の方が意味は分かりますが量は多いですけどね。

グローリー~明日への行進~

1964年にノーベル平和賞を受賞したキング牧師のお話です。1862年にリンカーンが奴隷解放宣言をして100年位後のお話です。法律的には、人種的差別はなくなったものの、100年経った1964年でもアメリカでは、まだ黒人に対する差別が根強く残っていました。法律的には黒人にも選挙権があるものの実際には、有権者登録を行わないと選挙権は与えられず、登録しようとすると言いがかりをつけて選挙権を与えていません。黒人に選挙権を与えるように運動をします。キング牧師は非暴力を掲げているので武力は行わず、暴力を振るわれても決して暴力での仕返しはしません。

1965年に南米のセルマから抗議のための行進を決行します。当初600人位でのスタートでしたが、途中で白人警官に妨害されその暴力行為が全米のテレビで流れます(血の日曜日事件)。それに反感を持った白人を含む多くの人々も行進に参加して、政治を動かすというお話です。

世の中を良くするのは政治です。日本人にとっての選挙権の価値よりこの映画での選挙権の価値はくらべものにならないくらい重く、当たり前に与えられている選挙権を命がけで得た人々もいるんだということを実感し、日本中の人々に観せたいと思いました。最近、富裕層を中心に日本を見捨てる動きもありますが、決して努力した人が損をするような世の中にしないためにも、選挙権を行使して日本をよりよくしていきたいとつくづく思いました。