白ゆき姫殺人事件

今月はLIFEの感想を書こうかと思っていましたが、この映画の印象が強く残ったのでこちらを書くことにしました。湊かなえ氏が書いた小説を映画化したものです。白雪姫のように美しいOLが殺されます。マスコミ関係者である赤星さんは取材を進めます。

その中でツイッターの発言や取材で行ったインタビューなどを通して、加害者が特定されていきます。次第に明らかになる個人情報までがインターネット上の情報として流れます。加害者と言われた人間は追い詰められ自殺しようとまでします。本当は犯人じゃないのに・・・

この映画の斬新さというか新鮮さは同じ真実であっても見る人によって違うということをまざまざと感じたことです。一つの真実があって、Aさんから見るとその事実はこう見えて、Bさんから見るとその事実はこう見えるという具合に、真実は一つなのに感じ方はそれぞれで脳はどちらかというと都合の良いように解釈するのです。

ですから、赤星さんはインタビューをすればするほど、彼女が犯人に違いないと確信してしまい報道までも彼女が犯人かのような報道がされます。インターネット上では疑われた彼女の出身や本名、顔写真まで公開される有様です。

報道の怖さ、情報の怖さ、現在社会の怖さを肌で感じた映画でした。

コンサルタントというもの8

自分に期待する。
自己依存:他人に期待せず自分自身に期待する。
期待=相手を自分の思い通りにしようとする意味で「期待している」と言うことがよくあるが、それは相手に依存している。そうではなく、自分に期待する。自分を思い通りにする。自分の意志によって毎日を過ごす。どんな表情でいるか、どんな言葉を使うか、どう行動するか。全て自分の意志によって行うことで人間関係も未来も全て変わる。
もし、環境や他人に期待していたら、思い通りにならないので不満と不安にしかならずイライラするばかり。不満の反対は出番。思い通りにならない人がいたら、自分を変える。

忘れない努力を忘れない。
自己管理:自らの可能性を最大限に発揮する。
一番素敵で、一番格好良くて、一番輝く自分に今日一日なる。これが勝負。自分のポリシーに基づいて行動する、ということ。
そして、自己管理するために一番大切なことは、掲げたポリシーを忘れない。なりたい自分を忘れない。忘れない努力を忘れない。
ビジネスを成功させたければ、忘れない努力を忘れなければいい。
これは自分との闘いでもある。人との闘いは自分との闘い。そういう意味では、自己管理がとても大事。それができれば面白いくらい未来も人生もそして他人さえも変わってゆく。

どんな仕事も楽しくなる3つの物語



先月読んだ本があまりにもセンセーショナルでした。この世にあれほどまでして仕事をするのが嫌な人が居たなんて・・・多少、怠いなとか面倒だと思っても、ここで仕事をしたら負けだ。とまで言って徹底的に仕事を避けて生きていくなんて・・・仕事大好きの私にはショックが大きく、私はたまたま好きなんじゃないかとか。世の中もしかしたら、仕事も何もしないで生活できたらそれが幸せと心から思っている人が山ほどいるとしたら・・・そんな人たちにお勧めの本です。

税理士って遣り甲斐を感じやすい仕事です。でもこの本の題名にも書いてあるように「どんな仕事も」楽しくなる要素があるのです。4つのお話が紹介されています。題名は3つなのですが何故3つとしたかは不明です。全ての話において共通することは、仕事をしている本人がどんな仕事でも顧客のために、どうすることがBESTかと考え行動しています。お客様に喜んでもらうため、期待以上の何かをしています。ここまでしてもらったらおそらく感動しかないでしょう。つまり、この本は誰でもどんな仕事でもお客様に感動を与えられるのだということを教えてくれます。

ここまで徹底的に仕事をやったら、きっとお客様も幸せですが、やっている自分も幸せな気分になると思います。

便利グッズ検証

カテゴリー資格の2014.1.11のブログ「受験便利グッズ」で消せるボールペンのお話をしました。これは65度以上の熱を加えると消えて、-20度で復活するというもです。ですから、一度電気ストーブで消した文字を本当に-20度で復活するのか実験してみました。私の家の冷凍庫は-20度もないので、北海道の雪山で実験しました。結果は以下の通り。




実は実験しなくちゃと雪山に持って行ったものの、頂上で紙を出して実験するのをすっかり忘れて暴走して滑っていました。その間この紙はずーっとホルダーケースに入れっぱなし・・・気が付いた時には既に帰宅していて、おそるおそるホルダーケースから紙を出すと、成功していました。ホルダーケースの中でもちゃんと寒さを感じとって復活していました。上が消せるボールペン、下が消せる蛍光ペンで書いたものです。蛍光ペンの方が若干完全復活していないですが、ちゃんと雪山頂上で紙を出していたらちゃんと復活していたと思います。そして、家に帰ってから、その紙にドライヤーを当てたら消えました。侮れませんね。消せるボールペン・・・

ふるさと納税体験記1

ふるさと納税体験.pdf
ふるさと納税の概要は、2011.11.7の「ふるさと納税」のブログを参照して下さい。ふるさと納税の事は頭では承知していますが、実際やったことがないので昨年末に実行し確定申告もして、特産品も3月に送られてきたのでようやく発表できるようになりました。

特産品を扱う地方自治体は税収の少ない地方の市町村が多いです。ですから、〇〇町や△△村などが多くあります。特産品はその地区の特産品で、寄付金も確保しながら地域の産業の活性化も図っています。また、広告宣伝の意味もあるので、事務手数はあるものの寄付金を受け取る側のメリットもかなりあります。

今回は1県5市町村に寄付金(ふるさと納税)をしてみました。寄付の申し込みは同日にして特産品が来るまでの流れを表にしたのが添付資料「ふるさと納税体験pdf」です。

全てに共通するのは、寄付の用途が2つ(鳥取県)~7つ(浜田市)の間で選べるという点です。遠軽町は寄付の用途も自分で好き勝手に言えるというものでした。各自治体への感想はPDFを見てもらうとして、各自治体が独自にやっているだけあって、寄付振込日から特産品の受取りまで1か月で終了したところもあれば、3ヶ月近くかかったところもあり、自治体の差異なども様々な部分で感じました。

印紙税の改正

今月から領収書などに係る印紙税の非課税範囲が拡大されました。
(平成26年4月1日~)

今までは領収書を発行する際、3万円以上ですと200円の収入印紙を貼っていました。今月からは5万円以上になります。

改正は、金銭又は有価証券の受領書に係る印紙のみとなります。

「金銭又は有価証券の受領書」とは、金銭又は有価証券を受領した者が、その受領事実を証明するために作成し、相手方に交付する証拠証書をいいます。
したがって、「領収証」「領収書」「受取書」や「レシート」はもちろんのこと、金銭又は有価証券の受領事実を証明するために請求書や納品書などに「代済」「相殺」「了」などと記入したもの、さらには、「お買上票」などと称するもので、その作成の目的が金銭又は有価証券の受領事実を証明するために作成するものであるときは、金銭又は有価証券の受取書に該当します。

注1.印紙税の納付の必要がない文書に誤って収入印紙を貼ったような場合には、所轄税務署長に過誤納となった文書の原本を提示し、過誤納の事実の確認を受けることにより印紙税の還付を受けることができます。
「領収証」等を取引の相手方に交付している場合でも、過誤納の事実の確認を受けるには、過誤納となった文書の原本を提示する必要がありますので、収入印紙を貼る際には誤りのないようご注意ください。
2.消費税及び地方消費税の金額(以下「消費税額等」といいます。)が区分記載されている場合又は税込価格及び税抜価格が記載されていることにより、その取引にあたって課税されるべき消費税額等が明らかとなる場合には、その消費税額等の金額は「領収証」等に記載された受取金額に含めないこととされています。

例えば、48,000円の売上で消費税が3,840円で合計51,840円であた場合、51,840円(税込金額)とか51,840円(うち消費税3,840円)などの領収書を発行した場合には、印紙は貼らなくてよいということになります。(税込金額)とか(うち消費税3,840円)と記載しないで単に51,840円とすると印紙を貼らなくてはいけなくなりますので注意が必要です。

認定医療法人

認定医療法人.pdf

平成26年度税制改正で医療法人についても事業承継税制が使えることになりました。その要件として認定医療法人として厚生労働省の認定を取ることでしたが、そちらが発表になりました。詳しくは上記のPDFをご覧ください。

認定の条件はそれほど厳しくなく、現在の持分の定めのある社団医療法人(専門用語では、経過措置型医療法人といいます)が、持分の定めのない社団医療法人に移行すればよく、移行計画を作成し、厚生労働大臣に提出すればよいということです。ただし、移行計画に記載する移行の期限までに持分の定めのない医療法人にならなかったときは、認定が取り消されるようです。また、1度取り消されたら再度認定を受けることができないようです。

前月のカテゴリー医療法人のブログ(2014.3.12「厚生労働省から発表されました」を参照)でも言いましたが、厚生労働省は認定はしてもみなし贈与の担保はしないということです。認定医療法人のハードルは高くありませんが、みなし贈与の検討は各自の医療法人でする必要がありますね。