GIRL

映画の予告を観て何となく元気が貰えそうだと思って観ました。それぞれ立場が違うけど、仲の良い4人の女性(GIRL)の話です。

29才独身女性由紀子は「女の子はいくつになってもお姫様」という母の言葉を信じ今でも花柄ふりふりワンピース(ガールズファッション)を着こなす女性。30才を目前にこのままの私でいいのかと思いつつもムードのない彼やプロになりきれていない仕事に追われている。30才目前の女性の不安感みたいなものが伝わってきて悩ましい。

34才既婚子供なしキャリアウーマンの聖子は自分より年上の男性部下に仕事で足を引っ張られながらも頑張っている。夫は自分より給料が低いが優しい草食系男子。仕事でも女性管理職になりのっているところだが、子供の存在も気になる。仕事を取るか。子供をつくるか。うちの住宅ローンはどうするのか。なかなか悩ましい。。

34才独身女性の容子は恋するのが面倒になってしまっていたが、同じ会社に入社したひと回り年下の男性に惹かれていく。こんなの有り得ないと心の葛藤がまた悩ましい。

36才シングルマザーの孝子は6才の男の子と二人暮らし。仕事も育児も頑張っている。男親の役割まで全て自分ひとりで抱え込んでいる。シングルマザーを言い訳にしたくないと頑張り続けるが周りの声は、もう少し周りを頼っていいのでは?これもまた悩ましい。

どんな女性でも29才以降になったら、経験するような身近な題材が盛り込まれていて、女性であれば共感する部分も多いのではと思います。自分の人生とどこかしらかぶっているのではないでしょうか。

心に残ったキーワードは、
「男の人生足し算で、女の人生は引き算だ」
「結婚してても、してなくても、子供がいても、いなくても、女の人生半分はブルーで半分はピンク」
「女はつくづく生きにくい。それでも次に生まれ変わっても女(GIRL)でいたい」
妙に納得してしまうキーワードでした。