ドラゴン・タトゥーの女

今月は確定申告などで忙しく、映画が1本しか見れませんでした。この作品を観た時、あぁこれをブログの感想として載せるのは厳しいな。「はやぶさ」あたりでも観に行こうかなと思っていたのですが、結局観に行けず、この映画の感想を書きます。

オープニングからプロモーションビデオでも観ているかのようなお洒落な音楽と映像から始まります。ポスターなどでも「誰がハリエットを殺した?」とサスペンスを匂わせるサブタイトルで楽しみにして観に行きました。結論から言うと感想を書くのが難しい重く暗い映画です。女性は特に不快感を持つ人が多いのではないでしょうか。

不快感を省いて感想を述べます。ミカエルという男性のジャーナリストが雑誌に載せた記事について相手から名誉棄損で訴えられ有罪判決を言い渡されます。その男性が主人公の1人です。仕事もなくなった彼はスウェーデンの大富豪からある依頼を受けます。40年前に親族であるハリエットが失踪した事件について調べてほしいというのです。40年間闇に葬られた難解な事件です。ミカエルは優秀なジャーナリストですが、その難解さに1人では無理だと悟り、自分の事を調べた優秀な探偵を探しだし助手として手伝ってほしいとお願いします。それがリスベットです。もう一人の主人公です。

彼女は細かい洞察能力と分析能力、そして行動力を持ちますが、彼女からは暗く重い過去が見え隠れします。二人の凄い能力によって40年前の難解な事件は少しずつ明らかになってきます。そんな映画です。真相も分かりますが、決して気分爽快にはなりません。それにしてもこの映画の中に登場する人物は変態ばかりで、こんな世界にいたらリスベットのようにおかしくなってしまうのも納得だと思いました。