シン・ゴジラ

ゴジラシリーズは結構見ています。ゴジラシリーズを見る理由は気負わなくていいから・・・なんとなく気楽に見れるからです。ところがこのシン・ゴジラはいつもと様子がかなり違います。ゴジラというより、日本の行政システムの脆弱さを指摘する社会問題を提起した映画でした。

ある日ゴジラが未成熟な状態で東京湾から上陸します。まだ足や手はなく芋虫みたい・・・これは何だ?何なんだ?と騒ぎます。その芋虫みたいなゴジラは街をなぎ倒し日本の政府は前代未聞の事態に資料を集めたり見識者に意見を聞いたりしている間に、ゴジラは再び海に戻ります。次に現れた時には前よりかなり大きくなっていて足や手も生えて私たちがイメージするゴジラになっています。

ゴジラはますます成長し、街を歩くだけで建物や施設が壊されていきます。捕獲か排除か。捕獲は難しいということで排除が選択され、日本の自衛隊が総攻撃をしかけますが、何もききません。 国際的にも問題になり核を使うしかないという判断がされます。でも、日本としては3度目の原爆は落としたくない!誰もがそう思っています。そこで血液凝固剤を使った作戦を日本独自でやります。そんな話です。

この映画のゴジラは海に捨てられた核の廃棄物を食べたせいで自ら放射能を放っています。しかも、現れる度に進化しています。シン・ゴジラのシンは進化するゴジラという意味なのか?それとも今までのゴジラシリーズとは異質だから新ゴジラという意味のシン・ゴジラなのか?と色々考えてしまいました。

この映画を観て強く思ったことは日本に、いや世界にも3度目の核は落とされてはならないということです。