平成24年度 診療報酬改定

診療報酬は国民健康保険・健康保険組合などが支払う医療サービスの単価で2年に1度改正され4月から適用になります。平成24年4月からの新しい公定価格が決まりました。

俯瞰してみると、薬価改正で6%下げて総額5,500億円の減額、救急医療に1,200億円増額、在宅医療に1,500億円増額、がん・認知症治療などに2,000億円増額、在宅歯科医療に500億円増額でほぼ入りと出が横ばいになり(実際は0.004%の増額)内訳の改正となりました。

主な改正点は次のとおり
①小児科救急・・・特定集中治療室(PICU)に新たな報酬として1日当たり15万5000円
②再診料・・・同じ日に同一病院で違う診療科を受診する場合、2科目の受診にも340円の再診料をとる
③在宅療養支援病院・診療所・・・緊急時・夜間の往診料を引き上げる
④在宅患者への訪問看護・・・緩和ケアなどの専門の研修を受けた看護師による訪問看護に新たな報酬を適用する
⑤がん手術・・・約1200の手術料を最大5割引き上げる
⑥土日入院・・・報酬一部引下げ
⑦全面禁煙・・・病院では原則屋内全面禁煙とします
⑦在宅歯科医療・・・通院困難患者の歯科訪問診察料の引き上げ
⑧後発医薬品・・・薬局窓口での後発医薬品の情報提供に報酬