CFPは仕事になるか?

2011年10月1日現在CFP認定者は17,869人、AFP認定者は153,240人います。AFPより上位資格であるCFPの方が人数は少なくなっています。よく聞かれることは「FPの資格ってためになるの?」というのと「FPの資格って仕事があるの?」です。

前者の回答は必ず「ためになるよ。」と答えています。後者の質問には「お金になるかどうかって事?」と聞くようにしています。ためになるかどうかと聞かれればためになります。CFPのブログ(2011年2月8日)でもお話ししましたが、CFPの知識はお金に関する知識が広く浅くもれなく吸収できるとことに良さがあります。ですから、ためになるのです。

では、お金になるか?ましては独立できるか?この資格で飯が食えるか?となると、自信を持ってYesと言えないのが現状です。CFPの資格だけでまれに独立して活躍している人もいますが、どちらかというと私のようにW資格を有する人が多いのではないでしょうか。金融機関や保険会社で働く人は、AFPを取得し、その次にCFPを取得するのを会社が奨励しているのが多いと聞きました。

私はCFPの他に税理士資格を有していますが、どちらがお金になるかというと圧倒的に税理士資格です。税理士は税務に関して独占業務を有しており、税理士以外の者が他者の税務申告書を作成することは、法律で禁止されています。それに比べ、CFPはこれといった独占業務がないし、税務の様に差し迫った問題点ではないので、仕事の量が限られます。だからと言って全く仕事がないかというと、そういうこともなく、私の場合はCFPと税理士の両方の資格を有するということで、原稿の執筆依頼がきました。CFPの知識は原稿や講演を通して依頼されることが多いような気がします。また、会社に勤務する人にとっては、資格手当の対象となることも多いようです。