リーダーシップ論

どんなリーダーが理想でしょうか?

こう聞かれた時、何て答えますか?意思決定能力が高い。責任感がある。従業員思いである。明確なビジョンがある。適切な指示を与えることができる。etc…たくさん挙げることができます。それで完璧でしょうか?また、それは全ての人に万能でしょうか?

リーダーシップ論の切り口はとても多いので今回は、状況対応リーダーシップについてお話します。上司と部下との関係において、部下の能力と意欲の高いか低いかで上司の対応を変えるというものです。

能力が低く意欲も低い場合、指示命令口調型で接します。能力が低いが意欲が高い場合、説得型で接し、説明を加えて納得してもらいます。能力が高いのに意欲が低い場合は、参加型で接し、何かの役を任せるというのもいいかもしれません。能力も意欲も高い場合には、委譲型で接し、完全に任せるようにするといいのです。

よくテレビドラマなどで、劣等生ばかりの高校の教師に熱血型の教師がいて、ヒーローになったりしたり、逆に名門校の教師が生徒に殆ど口を出さないのは、ある意味状況対応リーダーシップを発揮しているのかもしれません。

リーダーシップというのは、決まったものではなく、フォロワー(今回は部下)の習熟度によってリーダーシップのあり方も変化するのです。