SP -野望篇-

SPとはSecurity Policeの略で要人の警護にあたる警察官のことをいいます。
要人を守ることを第一の仕事と考え、危害を加える人を捕まえることが主の仕事ではないようです。時には身を楯にして要人を守る。そんな仕事のようです。

SPの仕事は医療法人で働く方たち(医師・看護師・コメディカルの方々)と似ていると思いました。共通点は誰かの役に立ちたい。などの奉仕の気持ちが強い人たちの集団であるという点です。
誰かの役に立ちたいと思う気持ちは、キャリア形成において或る意味のモチベーションの向上に役立つようです。

映画の方は尾形(堤真一)と井上(岡田准一)のお互いに「この国を良くしたい」と思う気持ちの結論は同じなのに、手段が違うという葛藤を描いた映画でした。尾形は何としても井上を仲間に入れたいが井上はそんな尾形に不信感を抱きます。

お互いにこの国を良くしたいと思っている結論は同じでプロセスが違う。結論重視の世の中でプロセスが如何に重要かを改めて考えさせられた映画でした。