税理士試験 理論の覚え方2

今日は、具体的にどうやって理論を覚えたのかのお話をしようと思います。
勉強を始めたころ覚え方が分からなくて、何かに書いたり、つぶやいたり、色々な方法を試しました。書いて覚えるのは覚えた感があり、しばらくその方法でやりましたが、肩こりがひどく右手の親指がしびれてきました。この方法では体がもたないと思いました。

そこで、書かないで覚える方法にしました。用意するものは、理論サブノートから覚えようと思った1つの理論の縮小コピーを1枚と小型のカセットレコーダー(倍速で聞けるもの)です。

隙間時間はこのコピーを持ち歩き、どこでもこれをひたすら覚えます。通勤中の電車の中は特に有意義な時間でした。一通り覚えたと思ったところで、カセットレコーダーに何も見ない状態で録音します。確認作業はカセットの3倍速モードで聞いて確認します。

最近、カセットレコーダーの生産中止が発表されました。録音機は色々なものが多数ありましたが、聞く時3倍速で聞けて、途中で中断しても、どこからまた始めるかわかるカセットレコーダーは今でも有効でないかと思います。しかも小型で持ち歩きができるものが便利です。

録音するときは迷ったりするので、時間がかかりますが、聞く時は理論サブノートで確かめながら聞くので3倍速位のスピードが調度よいのです。

最初は1週間に1問しか回せない週もありましたが、試験の直前ですと、一日で25問から30問位回せるようになります。おそらくこれは書かないからで、書いていたら、1日5問も書けば、肩こりがひどくなって勉強をやる気さえなくなるような気がします。

書かないで覚えて心配なのは漢字です。特に「物」「者」「もの」は全て音読では「もの」です。その違いをちゃんと覚えるため、「物」は「ブツ」と発音し、「者」は「シャ」と発音し、「もの」は「モノ」と発音しました。こうすることによって漢字の違いも間違えませんでした。

書く感覚を忘れないために、たまに書いたりもしました。できるだけ早く、少しでもましに文字が見えるように、縦幅の2/3位の文字の大きさで書くことにしました。色々試しましたが、あまり大きいと紙を見た時隙間がなく、ごちゃごちゃと見え、しかも一文字一文字が大きいので線が長くなり、時間的にも勿体ないですし、あまり小さすぎると見にくいので、ちょっと上に隙間ができる位の下の線から2/3位の大きさが一番綺麗に見えます。インクも筆圧ができるだけかからないゲルインクのものにしました。理論はゲルインクで計算は通常のボールペンにしました。ゲルインクは右利きの人には良いですが、左利きの人には向かないようです。このようにして理論を覚えました。

次回は理論を覚える際のモチベーションの維持についてお話しようと思います。