インシテミル

この映画はライアーゲームやカイジに似ています。

これらの根底にあるのは、他人をどこまで信じられるか・・・とても仲の良い友人なら兎も角、ほとんど知らない人をです。ライアーゲームでもそうでしたが、助かる道はただ一つ「他人をどこまで信じられるか」でした。

いかに話し合って、納得してもらい信じて信じられるか・・・

それしか生き残る道はありません。始めに殺人が起こった時、この中の誰かが殺人犯だと決め付けていた時点でちょっと無理がありました。組織が仕組んだ罠だと誰も言わなかったのです。あの時点でそう仮定して一致団結して問題に取り掛かっていたら、第2の殺人は起こらなかったはずです。

連鎖的に殺人が起こっていく・・・

組織でもそのようなことが起こり得ます。一つの不信感から連鎖的に組織内に不穏な空気が広がっていく・・・早めに対処しないと大変なことになるというのが良く分かる映画でした。