消費税法

税法2科目に受けたのは消費税法です。消費税法は法人税法や所得税法に比べボリュームが少ないわりに実務では重要なので、受験者数が多い人気の科目です。税法は科目によってボリュームに差異があり、一番ボリュームの多いのは、法人税法と所得税法です。次いで相続税法、消費税法と続き、その他の科目(固定資産税、事業税、住民税、国税徴収法、酒税)となります。

実務でよく使い重要な科目は法人税・所得税・消費税・相続税であまり使わないのはその他の科目です。実務で使う方がボリュームが多いというのが特徴です。消費税法を受験しての感想は、ちょっと賭博的要素が強いということです。法人税と所得税はそもそもボリュームが多いため極めるのが大変で極めれば極めるほど、つまり成績が良いほど合格率が上がる傾向にありますが、消費税は日頃の成績にあまり関係なく、ランダムに受かっている感じを受けました。

また、計算でケアレスミスを犯し易く1箇所の間違いが命取りになったりします。理論は法人税法や所得税法ほどボリュームがあるわけではありませんが、1問1問が覚えづらい感じです。特に期限に関する部分が「初日から2年を経過する日」とか「2年前の日の前日から同日以後1年を経過する日」とか「基準期間の初日の翌日からその事業年度開始の日の前日」とか「2年前の日からその事業年度開始の日の前日」とか「提出日の属する課税期間の末日の翌日以後」など、問題によって似ているけど微妙に違う期限だったりして、とても覚えづらかったです。ただ、その期限の部分をばっちり覚えてしまえばボリューム的にも全部覚えることも早い時期に可能だったような気がしました。