市場リスクプレミアム

市場リスクプレミアムとは、投資家が市場に投資した場合に期待する期待収益率から無リスク金利(10年国債利回り)を控除した利回りの差のことで、日経新聞に載っている数値からその計算をする方法を紹介します。7月10日に記載されていた9日の主要指数を使いました。




RPM=市場リスクプレミアム
DPR=配当利回り
PER=株価収益率
PBR=純資産倍率
Rf=無リスク金利(リスクフリーレート)

これを計算した場合、2.04%+1.08/17.01×(1-2.04%×17.01)-1.15%=5.036%となります。
①まず括弧書きの中を計算すると、0.652996になります。それに括弧の外の掛算×1.08÷17.01を計算して0.04146になります。これにトップの数値2.04%をプラすして、6.186%(%の小数点の扱いに注意)です。ここから最終値の1.15%を引いて、5.036%となります。

この意味は本日投資をするとしたら5.036%以上の収益が望めないような投資はするべきでないということを意味します。例えば3%くらいの収益しか望めないのであれば、高いリスクをとって投資するより国債を持っていたほうがましという判断です。