所得税法

税理士試験で会計科目が合格し、税法科目を勉強し始めました。税法科目は理論問題が50点、計算問題が50点の総合問題です。最初に合格したこの科目は一番苦労しました。受験1年目は資格取得学校が決めたAランク・Bランク理論を全て覚え、受験しましたが、Aランク理論から1問、Cランク理論から1問出題され、Cランク理論が全く書けず、撃沈しました。

2年目は、前年の経験を活かし、そもそも理論に穴を作らない。と決意してランクに関係なく、全ての理論を覚え、本試験に臨みました。全ての理論を覚えただけあって、2問とも(1つは応用理論でしたが)書くことができました。ところが、書けることが沢山あり、かつ、計算は得意というものあって、計算の力を過信しすぎ、理論に多くの時間を取られ、計算問題が終わらないという結果となりました。またしても、撃沈です。

3年目は、次のことを肝に銘じ試験に臨みました。
・理論は全て覚えたので、私が書けない理論は誰も書けない。
・理論は全て書けると思っても時間を気にして、メインとなる部分を最初に書き、付記事項的な理論部分は計算が終わってから書く。
・計算が得意だと自分の力を過信しない。
・ケアレスミスに気を付ける。
以上の事を実行し、ようやく3年目にして所得税法に合格することができました。この試験攻略方法はその後に受験した理論科目についても実行しました。

所得税法が受かるまで3年かかり、会計科目は何とかなったものの、理論科目は一生受からないんじゃないか位に真剣に悩んでしまった時期もありましたが、合格することができました。やっと、税理士試験の山を越えたと実感した瞬間でした。