標榜科目を絞り込むことのメリットデメリット

標榜科目はクリニック等がうちの診療所は何科をやっているのかということを明記したものですが、なかにはここのクリニックは何でもやっているなというクリニックもあります。標榜科目を絞り込むというのは、他も多少できるけど、敢えて絞り込むことです。

デメリットとしては、患者の母数が大幅に減少し、集患がし辛くなったり、短期的に患者数が減少したりします。メリットとしては、多様な設備が不要になったりスタッフも専門性をもった人が集められる。その診療科目ばかり見ているので事案が多くなり専門的に対応できます。つまり短期的視点でいくとデメリットも目立ちますが、長期的視点で見るとメリットも多いのではないでしょうか?

当事務所の顧問先で整形外科を持つクリニックがありますが、内科も標榜していました。内科を標榜していたので医師会の半強制輪番診療にも駆り出されることもあったようですが、内科を止めることによって本来の整形外科に集中することができたようです。父の代から標榜科目が多い方が患者が多く来るという言い伝えでそのままにしているクリニックも多いです。定款変更する必要がありますが、一度見直すのも良いかもしれません。